大型トラックの寿命は走行距離で何kmぐらい?買い替え時はいつ?
大型トラックは、もともとパワーのあるディーゼルエンジンを搭載しているため、普通乗用車と比較すると2倍以上の寿命があるといいます。
ただ、大型トラックはパワーが有るがゆえに、荒い運転を続けていると、車体に大きな負荷がかかり寿命が短くなって買取りの価値も下がってしまいます。
大型トラックは、高価な財産ですから、メンテナンスを気にかけ大事に使いたいと思うのは当然ですし、いずれ買い替えの時が来れば、なるべく高く売りたいと考えるのが自然ですよね。
今回は、そんな大型トラックの寿命や買い換え時のベストタイミング、しいては高く売る秘訣などを詳しく解説していきます。
Contents
大型トラックの走行距離の寿命はどれくらい?
トラックは普通車と使用頻度や使用目的が違うために走行距離による寿命も大きく違っています。
一般的にはトラックは大きくなるほど走行距離が延びていく傾向にあります。
大型トラックの寿命の走行距離は何キロメートル
小型トラックが10万kmほどと言われています。
20万kmを超えてくると色々と部品の故障が出てきます。
中型トラックだと40~50万kmほどまで耐えます。
そして大型トラックは70万kmほどまで伸ばしてきます。
これはエンジンやその他の部品が大きく頑丈で壊れにくいということも関係しています。
また、街中を走る普通車は信号や歩行者などによって発進とブレーキを繰り返す運転をすることになりますが、大型トラックで長距離などを走る際は一定のスピードで走り続けるために部品にかかる負担は小さいものになるのです。
それも大型トラックの走行距離が長い理由の一つと言えます。
大型トラックの平均寿命は何年くらい?
これも小型トラックであればだいたい10年前後と言われ、中型トラックが12年前後。
大型トラックになると15年前後と言われています。
これを超えてきてももちろん乗り続けることはできますが、どこか壊れるたびに修理したり部品を変えたりすることになるので買い換えた方が得になるというのが一般的です。
ただし、あくまでも平均寿命ですので乱暴な運転や使い方をしているともっと早くダメになるということもあります。
大型トラックの走行距離の寿命はメンテナンス次第!
走行距離による寿命を延ばしたいのであれば、日々の項目チェックをしっかり行うこと。定期的にメンテナンスを受けること。
壊れた部品はマメに取り換えること。
急ブレーキや急発進をせずに丁寧に運転することなどが考えられます。
特に大型トラックはその重量のため動かしたり止まったりするときに、それぞれの部品に大きな負担がかかります。
丁寧な運転を心がけるだけでもかなり寿命は延ばすことができるのです。
大型トラックを高く売る秘訣があるとすれば何?
大型トラックを買い替える際などに少しでも高く売ろうとするのであれば、当然外見や内装を綺麗にしておくことと、走行距離が短いうちに売ってしまうことが重要になります。
平均寿命を大きく超えてしまっているトラックはなかなか高額買取はしてもらえません。
大型トラックの買い替えのタイミングはいつ?
年数と走行距離の平均寿命を超えてしまうと買取金額が下がっていきますので、超える少し前に買い替えるのが良いでしょう。
年数は10年、15年というのが大型トラックの区切りとしてあります。
前のタイミングで売るなら7~9年ほど、後のタイミングであれば12~⒕年ほどということになります。
また、走行距離は70万kmほどとされていますので、これが一つの目安になります。
なかには100万kmを超えても元気に走り続けているトラックはありますが、100万kmを超えると買取金額は大きく下がることとなります。
買い替えのベストタイミングを逃したら損!
買い替え時期を逃してしまうと単純に買取金額が下がるというだけではありません。
そのころになるとトラックのあちこちの部品が交換を必要としてくるのです。
大型トラックの部品は高額なものが多く、交換するのに数万~数十万かかるものもあります。
エンジンのオーバーホールなどを行えば100万円近くかかることもあるのです。
もう少し走りたいだけ、と引っ張っていると思いがけない大きな出費に当たってしまう可能性があるということです。
故障する前、部品交換が必要になる前に買い替えてしまうのが良いでしょう。
まとめ
大型トラックの平均寿命は普通車と比べるとかなり長めに設定されています。
こまめにメンテナンスをして丁寧に運転することでさらに延ばすことも可能でしょう。
しかし、買い替えのタイミングを間違えると部品交換などにはかなり高額な費用がかかるということもあります。
買い替えのタイミングを誤らないようにしっかりと愛車の具合を見ていきましょう。