中古車両の耐用年数は?中古トラックを買った場合の減価償却費はどうなる?

   

車の購入をした時、購入費用は減価償却費として計上できます。減価償却費として計上するためには耐用年数がわからなくてはなりません。

耐用年数は減価償却の年数を定めているのが中古車の場合も同じで耐用年数があるのです。今回は中古車の場合の耐用年数についてご紹介いたします。

耐用年数とは

車両の耐用年数とは何か、まずは基本的な事からお話します。耐用年数は減価償却を計上することができる年数をいいます。

簡単に言えば購入したその車が何年間業務用として使えるかの年数のことを言います。決して仕様限度ではありません。そしてこの耐用年数というのは実は車両ごとに国がちゃんと決めているのです。

そして使用できる期間(年数)の間、車両購入費用を減価償却費として計上に入れることができるわけです。さらに新車の場合と中古車の場合でも年数には違いが出ます

新車の耐用年数

まずは新車の耐用年数を車種別にご紹介していきましょう。

普通自動車・軽自動車

普通自動車と軽自動車どちらも同じ耐用年数だと思うかもしれませんがそうではありません。

普通自動車を新車で購入した場合の法定耐用年数は『6年』と定められています。非常に計算がしやすいですがたった6年で経費として計上できないのです。

軽自動車の場合は普通車よりも耐用年数がすくなく『4年』と定められています。この期間の間は減価償却費として計上できるのです。

小型貨物自動車

小型貨物自動車とは小型のトラックなどですが、小型貨物自動車の新車での耐用年数というのは購入してから『3年』と定められています。

トラックは毎日過酷に使用するので、耐用年数は長く設定されていないのです。

たったの3年しか計上できないの?と思うかもしれませんが、確かに新車で購入すると費用がかかってしまうのですが、中古車を購入した時に比べると償却年数は長いです。

なのでかけられる経費で新車か中古車を選ぶと良いですね。

貨物自動車

ダンプ式のトラックを除く一般的な業務用のトラックのを新車で購入した場合の耐用年数は『5年』と定められています。

貨物自動車の分け方は大きさや排気量ではなく、ダンプ式かそうではないかで分けられているので注意しましょう。

減価償却できる期間が5年なので新車で購入した際には必ず減価償却を計上しなくてはなりません。

そしてダンプ式のトラックの耐用年数は貨物自動車でも別区分ですが、その理由と耐用年数をご紹介しましょう。

ダンプカー・その他のトラック

ダンプカーは他のトラックとは違って消耗が大変早い車両ですね。過酷な場所へ砂や砂利など重いものを運びます。

そのため貨物自動車よりも1年少ない『4年』と定められています。つまり4年間は計上し忘れないよう気を付けましょう。

それだけダンプカーは新車で購入したとしても、利用に耐えられる年数は長くないだろうと考えられている車両であるということがわかります。

だからこそ故障個所を修繕したりこまめなお手入れをする必要があるのですね。

中古車量の耐用年数

新車を購入した場合の耐用年数をご紹介しましたので、ここでは中古車の耐用年数についてご紹介いたしましょう。

それぞれ100万円で購入したとして求めています。

法定耐用年数が残っている中古車両

法定耐用年数が2年残っている中古車を100万円で購入した場合ですが、計算式は[法定耐用年数-経過年数+経過年数×0.2]ですので、[6-2+2×0.2=4.4]となります。

端数は切り捨てなので4年という計算になります。

つまり4年の経過年数が残っている中古車を購入した場合は4年間の耐用年数があるので、減価償却費として計上することができます。

耐用年数の残りが長い方がお得になると考えても間違いではないでしょう。

法定耐用年数が残っていない中古車両

法定耐用年数が残っていない中古車両を100万円で購入した場合の計算はとても簡単です。なぜならば計算式は[法定耐用年数×0.2]で計算するからです。

例えば新車登録してから10年経過した車両の場合は次のような計算式になります。

[6×0.2=1.2]この場合は端数切捨てではありません。

実は耐用年数が2年未満の車両の場合は一律で2年と決まっているので、耐用年数が残っていない車両を購入した場合の耐用年数は計算する必要はなく一律2年となるのです。

定額法と定率法

ここでは定額法と定率法とは何か?どのようにして算出されるものなのかについてご紹介いたします。

定額法

定額法とは自動車の耐用年数の中で一定の額ずつ車両の価値を減少する償却方法のことです。

法人の場合は定額法と定率法のいずれかを選択することができますが、個人事業主は定額法しか選択することはできません

計算式は[車両取得価額×償却率=減価償却費]です。例えば100万円の中古車で耐用年数が4年残っている場合は[100万円×4=25万円]となります。

ちなみに減価償却費は[(車両価格-前年度までの減価償却累計額)×償却率]で算出します。

耐用年数一覧

耐用年数償却率
2年0.500
3年0.334
4年0.250
5年0.200
6年0.167

定率法

定率法は中古車の耐用年数の中で一定の割合で価値を減少する償却法です。法人はこちらを選択することが可能です。

計算式は[(中古車の取得価格-前年度までの減価償却累計額)×償却率=減価償却費]となります。

例えば4年の耐用年数がある中古車を100万円で購入した場合は[(100万円-前年度までの減価償却累計額)×償却率]です。償却率については以下の通りです。

定率法の償却率一覧

耐用年数償却率
2年1.000
3年0.667
4年0.500
5年0.400
6年0.333

中古車両を改造したら耐用年数は変わる?

例えば100万円で中古車両を購入して事業に使うためには改良や改造が必要になるケースが少なくありません

この時の改造や改良費用が新品価格の50%以上かかってしまったなんていう例も実は多いものなのです。

この場合は中古車であっても新品と同じ耐用年数となります。

ただ近年では車を改良・改造してキッチンカーの営業をする方がいて、新品同様になるかどうかは判断が難しいので、税理士に相談などをすると良いでしょう。

まとめ

今回は中古車の耐用年数とは何か?そしてそれぞれの算出方法をご紹介いたしました。

割と簡単に算出できるものなのですが、改良や改造によっては耐久年数が変わることもあるので、少しでも損にならないようしっかりと計算して計上することをおすすめします。

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