高卒でトラック運転手になる方法。年収は高い？仕事内容は？

最近では運送業界において、若手不足が叫ばれており、高卒などの若い人材を求めている会社も増えてきました。
そこでここでは、高卒でトラック運転手になる方法や、高卒で働いた場合の年収などを紹介しています。

高卒でトラック運転手の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも高卒でトラック運転手になれる？求人ある？

結論から言うと、高卒でもトラック運転手になることは可能です。
最近では、準中型免許という新しい免許が生まれ、18歳以上で運転できるトラックの幅が広がりました。
これにより、高卒など、若手で働きたい人達を採用する会社がどんどん増加していくと考えられます。

高卒でトラック運転手になるにはどうしたらいいのかという質問に対して回答しているYahoo!知恵袋をご紹介します。

質問：

高卒でトラック運転手になるにはどうしたらいいのですか？
高校在学中に大型トラックの免許を取らないといけないのでしょうかね？

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回答：

高校生だと年齢で大型免許は取れません。
１８歳になったら、準中型免許の教習をやってる教習所で卒業までに免許を取っておいてください。残念ながら１８歳で取れる免許は、準中型までですから、高卒でいきなり乗れるのは、２ｔクラスの小型トラックです。運送会社に就職するつもりなら、普通免許じゃダメですよ。
真面目に働いていれば、２０歳を過ぎる頃にでも会社の方から、中型免許取って来い。大型免許取って来いと言われるでしょう。そうやって免許を取らせてもらってから、４ｔの中型トラックや大型トラックに乗れるようになります。

引用サイト

上記の回答にある通り、高卒でトラック運転手になることはできますが、運転できる車種は限られます。中型免許は20歳以上にならないと取得できないため、18歳でトラック運転手になる場合は準中型免許を取得して2tトラックの配送からスタートする形になります。

そのため、将来中型トラックや大型トラックにステップアップしたい場合、小型トラックから大型トラックまで揃っている会社に入社することをおすすめします。または、小型トラックで2〜3年経験を積んだああと、中型トラックに乗れる会社に転職し、ステップアップするという方法もあります。20代前半で小型トラックの経験が2年以上あれば、待遇の良い会社に転職することができるため、ステップアップのために転職する方がおすすめですよ。

18歳でできる仕事内容は様々なので、高卒で就職できるドライバーの種類を紹介したいと思います。

就職できるドライバーの種類｜高卒トラック運転手

高卒の方は運転歴が浅いため、就職できるドライバーの種類が限られています。
そのため、ここでは高卒の方でも就職できるドライバー業務を紹介したいと思います。

小型トラックドライバー（普通自動車免許）

主に、宅配業務、ルート配送、引っ越しなどを担当することが多いです。
大型・中型トラックが主要な都市から都市へ荷物を運び、その都市の中で地域別に運ぶのが小型トラックドライバーの仕事になります。
実際に運ぶ物は様々ですが、例えばルート配送ではドラッグストアへ商品を運ぶような仕事もあります。

軽貨物配送ドライバー（普通自動車免許）

小包や封筒など比較的軽い荷物の配送や、集荷希望の荷物の引き取り、ネットショッピングや百貨店の生鮮食品の配送など、配送内容は多種多様です。

宅配ドライバー（普通自動車免許）

主にヤマト、佐川などの会社にて、小包や封筒などを配送します。
一般の方へ荷物を届けることが多いと思われがちですが、他会社への宅配もあります。

バイク便（原動機付自転車免許・普通自動二輪車免許・小型特殊自動車免許）

バイク便は、指定の場所へ配送物を引き取りに行き、指定の場所へ運びます。
こちらのソクハイというサービスのページを見ると、仕事内容がイメージしやすいかと思います。

高卒の人がトラック運転手に求められる理由

高卒は経験がないため運送会社に入ることが難しいと考える人が多いですが、実際に18歳でドライバーにりたいという人は運送会社に求められる人材です。なぜ高卒のトラック運転手が求められているのでしょうか？その5つの理由を解説していきます。

運送業界で若手が不足している

高卒でもトラック運転手になれる理由の一つとして、運送業界全体での人手不足があります。特に若者が減っており、業界の高齢化が進んでいるため、国をあげて若者がトラック運転手になりやすい仕組みづくりを行っています。18歳で準中型免許が取れるようになったことも、その仕組みづくりの一環です。

会社の平均年齢を下げることができる

業界の高齢化が進んでおり、運送会社の平均年齢が50代ということはざらにあります。会社に若いドライバーがいることで会社の雰囲気がよくなったり、若者がいることはその会社の勢いや将来性を表すため、求人を出した時に人が集まりやすくなったりする効果があります。そのためほぼ全ての運送会社は、会社を盛り上げてくれる若い人材を求めています。

一からドライバー技術を教えることができる

30代以上の経験を積んだドライバーは、自分の配送方法が確立していて、こだわりをもった人が多く、一から自社のルールを教えることが難しい傾向にあります。一方で、高校を卒業したばかりの未経験ドライバーであれば、運転スキルから配送ルールまで全て一から教えることができます。そのため、ある程度研修制度の整った運送会社であれば、まっさらな状態の未経験のドライバーを求めることが多いです。

若いためトラック運転手に必要な力仕事ができる

トラック運転手は運転するだけでなく、荷物を運んだりハードなスケジュールをこなしたりと、体力が必要な仕事も行います。そのため、力仕事がこなせる人材が求められます。高齢ドライバーよりも若者の方が体力があるため、例え運転の経験が浅くても、年齢が若い時点で運送会社の就職には有利になるでしょう。

そもそもドライバー職は学歴が関係ない仕事

トラック運転手は、大卒であっても高卒であっても給料などの待遇が変わることがなく、学歴が関係ない仕事です。学歴よりも、運転スキルや臨機応変に対応する力、接客能力などが重視されるため、高卒であっても全く問題なく運送会社に就職することができます。

年収は高い？高卒トラック運転手

ごく普通ですが、若手だと年収は低い傾向にあります。
ただ、トラック運転手などのドライバー業界では、年収が高い大型トラックなどを運転するための大型免許は、そもそも21歳以上でなければ取れないなどの制限があります。
そのため、どうしても給料の低いドライバーの職種に就く傾向が強いです。

以下は年齢別の平均年収です。
高卒の人は含まれていないですが、20歳の方と同じぐらいの年収だと考えておけば大丈夫です。

引用元：平均年収.jp

これだけを見ると、月給14万円とかなり安いように見えます。
しかし、きちんと年収の高い求人を探すことで、月給はもっと上がります。
なので次に年収が高い求人を探す方法を紹介します。

年収が高い求人を探す方法まとめ

若手は年収が低い傾向にありますが、もちろん会社や仕事内容によって年収は変わります。

例えば以下は会社の種類別の平均年収です。（※全年齢が対象）
運送会社：380万円
物流会社：390万円
宅配会社：370万円
引っ越し会社：375万円

このように会社の種類によって、年収が最大で20万円も差が出ます。
そのため、きちんと正しい方法で、会社選びをすることをオススメしています。

求人サイトで探そう｜高卒トラック運転手

求人サイトには、様々な会社情報が記載されているので、正しく比較することが可能です。

例えばイーアイデムという求人サイトでは、高卒で就職できるドライバー系の職種で検索したところ、未経験OKで、月給25万円の仕事が紹介されています。

引用元：イーアイデム

この仕事であれば、年収300万円になるので、20代トラック運転手の平均年収の1.3倍ほどになります。

一手間かけるだけで、これほど年収に差が出るので、きちんと求人サイトなどで比較することをオススメします。

高卒OKのトラック運転手求人を紹介

高卒でもOKの求人をいくつかご紹介します。基本的に高卒でもOKという求人がほとんどですが、その中でも準中型免許があれば運転できる仕事をピックアップしています。

高卒OKの求人1：株式会社ZEN

高卒OKの求人2：播磨運輸株式会社

高卒OKの求人3：株式会社ジェイエムエー

高卒OKの求人4：株式会社多摩流通

高卒OKの求人5：有限会社武蔵産業

2tトラックでできる仕事では、食品配送や家具配送、軽貨物配送が一般的です。また、産業廃棄物や一般廃棄物などのゴミ回収の仕事も多いでしょう。上記以外にもさまざまな求人が揃っているため、自分にぴったりの仕事を見つけるために、ぜひリサーチしてみてはいかがでしょうか。