【2018年版】トラック運転手の労働基準法をわかりやすく解説!(規制・改正/休憩時間・拘束時間など)

      2018/11/12

みなさんはトラック運転手の労働基準法についてご存知ですか?

労働基準法とは、「労働者が安心して働くことができるよう、賃金や労働時間、安全衛生基準などに関するルールを定めている法律」のことです。(厚生労働省より)

トラック運転手は一般の労働者とは異なる基準である「自動車運転者の労働時間などの改善のための基準」を定めています。これを通称「改善基準」と呼びます。長期労働の改善や、体調不調が原因の交通事故防ぐことが目的です。

今回は、トラック運転手が知っておくべき労働基準法のポイントをまとめました!

まだまだ認知度の低い「労働基準法(改善基準)」

労働基準法の中で、トラック運転手には改善基準を設けていますが、これはなぜなのでしょうか?

改善基準を設けている理由は、トラック運転手をはじめとするドライバー職の業務形態が特殊であることが理由です

トラック業界は、顧客からの過度な要望や長時間運転などが原因で、長時間労働の実態が多く見られます。長時間労働による肉体的、精神的疲労が原因で交通事故が起こることを防ぐため、改善基準による規制が定められているのです

しかし、改善基準を定める労働基準法はまだまだ認知度が低いのが現状です。

運送業の84%が法令違反?!

すべての労働者に定められている労働基準法ですが、実は多くの運送会社で守られておらず、認知すらしていない会社もあります。

厚生労働省は2018年7月に、トラックやバスなどの運送業の事業所のうち84%が法令違反を行っていたことを発表しました

指導の対象は5436カ所で、そのうち4564カ所で法令違反が見つかった。内容は違法残業などの長時間労働が3162カ所で最多、賃金未払い関連の違反も1171の事業所で確認された。

1日の拘束時間が最長18時間で、1カ月あたり130時間を超える時間外労働が判明した運送会社もあった。深夜の割増賃金も支払われてないことから、労働基準監督官が是正を指導した。

違反率が8割を超える高止まりの傾向が続いており、厚労省の担当者は「引き続き監督指導をしっかり進めていく」と強調した。

引用元:運送業84%で法令違反、高止まり続く 厚労省

主に労働時間管理に問題がある場合が多く、2017年には、運送会社大手のヤマト運輸で過労死ライン越えの長時間労働が認められ、書類送検されたケースもあります。

参考記事:ヤマト運輸はなぜ書類送検されたのか? 人事課長、支店長すら36協定を知らない実態

この現状を受け、東京労働局は監督指導を厳重化し、悪質な違反に対しては司法処分などの対応を行おうとしています。

労働基準法のポイントまとめ

トラック運転手は、顧客からの過度な要望や長時間運転などが原因で、長時間労働の実態が多く見られるため、一般労働者とは異なる労働時間(運転時間)や休息時間の規制を設けています

今回はトラック運転手なら知っておくべきポイントをご紹介します!

拘束時間・休息時間・運転時間の決まり

トラック運転手の拘束時間は、主に休息時間と運転時間に分けられます。それぞれの時間の限度や決まりを説明します。

◼︎拘束時間

トラック運転手の拘束時間とは、始業から終業までの全時間を指します。休憩や仮眠など、労働していない時間も含まれます。

トラック運転手の拘束時間の限度は、原則1日13時間までです。

そして、拘束時間を延長する場合でも、最大拘束時間は16時間を超えてはいけず、1日の拘束時間が15時間以上である日は1週間に2回以内でないといけません。

◼︎休息時間

休息時間とは、勤務と勤務の間の時間のことを指し、睡眠時間も含まれます。トラック運転手の自由時間です。

トラック運転手は、原則として継続8時間以上の休息を取らないといけません。この休息は、運転手の住所地で行うことが奨励されています。

ただし、渋滞や荷主の都合などで8時間の休息が取れない場合もあります。その場合は、休息時間を分割して与えることが認められています。

ただし、4時間に満たない場合は休憩時間とみなされ、休息時間として認められません

また、2人乗りトラックの場合、体を伸ばして休息できる設備がある場合のみ、休息時間を継続4時間まで短縮することが認められています。

◼︎運転時間

長時間の運転は集中力を低下させ、最悪の場合交通事故に繋がる危険があるため、労働基準法で厳しい規制が設けられています。

最大の継続した運転は4時間まで、そして運転時間の限度は2日で平均9時間までと定められています。(※2日とは、連続した2日間を指します。)

4時間運転するごとに、必ず30分以上の休憩を取らないといけません。したがって、トラック運転手は〔4時間+30分1セット〕で運行計画を立てる必要があります。

また、1日の拘束時間の最大は16時間のため、1日目に18時間運転して2日目は全く運転せず、平均9時間の運転時間、というのは認められません。

休日の取り扱い

トラック運転手の休日は、休息時間に、連続した24時間を合わせた時間です。

例えば、休息を8時間とっても、休日が16時間しかなければ改善基準を満たしません。

◼︎時間外・休日労働の限度

トラック運転手の時間外・休日労働の限度は、1日の最大拘束時間である16時間が限度です。また、休日労働は2週間に一度しか行えません。

そして、従業員に時間外・休息労働を行わせる場合、過半数労働組合との間で労使協定を締結し、これを所轄の労働基準監督署へ届けなければいけません。この労使協定とは、いわゆる36協定のことです。

時間外及び休日の労働(第36条)

時間外または休日に労働させる場合には、労働者の過半数で組織する労働組合か労働者の過半数を代表する者と労使協定を締結し、事前に所轄の労働基準監督署長に届け出なければなりません。

参照元:トラック事業者のための労働法のポイント

この届け出を行わずに時間外・休日労働を行わせることは認められていません。

最後に

いかがだったでしょうか?

今回ご紹介したトラック運転手の労働基準法について、ポイントをおさらいしましょう。

<トラック運転手の労働基準法 まとめ>

  • 拘束時間=始業から終業までの全時間
    • 原則1日13時間まで(延長する場合は16時間まで)
  • 休息時間=勤務と勤務の間の時間
    • 継続8時間以上の休息をとる(分割してとる場合も一回4時間以上)
  • 運転時間
    • 最大の継続した運転は4時間まで、そして運転時間の限度は2日で平均9時間まで
    • 4時間運転するごとに最低30分の休憩をとる
  • 休日=休息時間に連続した24時間を合わせた時間
    • 休日労働は2週間に一度のみ認められる

労働基準法を守れていない会社がまだまだ多いのが現状なので、トラック運転手の皆さんは賢く会社選びをすることが大切です。

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