hidバルブの交換方法を紹介!ヘッドライトを自分で交換するときの注意点とは?

   

車のヘッドライトが切れてしまうと自分で交換できるのか考えることがあるかもしれません。

現在の車のヘッドライトはhidバルブのライトが多くなっており、これよりも前に主流であったハロゲンタイプのヘッドライトの交換と比べると、注意しなければならないポイントがいくつかあります。

そこで今回は、hidバルブの交換方法や注意点について詳しく紹介していきたいと思います。

hidバルブとは?

国産の車のヘッドライトは大きく3種類があります。

  • 「ハロゲンライト」
    もっとも古くからあるライトで、ふわっとした黄色っぽい光り方をするライトです。
  • 「LEDライト」
    最新型のライトで省電力が特徴ですが、ほんのりと白く光り、まずまずの明るさのライトです。
  • 「hidライト」
    2000年ごろから普及されてきたもっとも白く明るく光るライトです。

自分で交換できるの?

しっかりとした方法を知っていれば自分で交換することは可能ですが注意しなければならないことがあります。大きく分けると2つあるのですが、どちらも非常に危険で命にも関わるレベルのものです。

  • 「ガラス管は素手のまま触らない」

ガラス管を素手で触るとガラス管に手の脂が付いてしまいます。ガラス管に手の脂分が付いているとそこから割れやすくなることがあります。

その部分を触らないようにするか、手袋をつけて行うのが良いでしょう。

ただし普通の分厚い軍手だと滑って落としてしまうことがありますので、滑り止め加工がされたものか、ゴム手袋のようなものが良いでしょう。

  • 「感電に注意」

もっとも危険なのがこの感電です。ライトには2万ボルトという強烈な電流が流れています。

バッテリーから端子を外さないまま操作をしていて、何かの拍子でライトのスイッチが入ってしまうと感電する恐れがあります。

絶対に防ぐためにはバッテリーから端子を外すか、絶対にライトのスイッチが入らないようにドアをロックしてしまうことです。

hidバルブの価格は?

hidバルブ自体はだいたい1万円ほどで販売されています。自分で交換する際にはかかる費用はこれだけですが、インターネット販売などで安いものを選べば5000円前後でも入手することは可能です。

ただしカーショップや整備工場などで交換してもらうとhidバルブの料金に工賃がプラスされます。

工賃は店によっても違っていますが、一般的には3000~6000円ほどがかかります。ライトの費用にこれが加わるので少し多めにかかることは覚悟しなければいけません。

DIYでhidバルブを交換するときの注意点

感電に注意!

上記でも述べた通り「感電」にはもっとも注意しなければいけません。安全面に自信がない場合はカーショップや整備工場に任せてしまった方が良いでしょう。

ガラス管の破損に注意!

hidバルブはガラス管ですので、簡単に破損します。乱暴に扱ったり、落としたりすると割れてしまうものであることを覚えておきましょう。特に手袋をしているときは落としやすいので注意が必要です。

hidバルブ交換手順について

hidバルブの裏蓋を外す

hidバルブはエンジンルームにあります。メーカーや車種によっても違いますが白やグレーのカバーの中に入っています。

「カバー」「裏蓋」など色々な呼び方はありますが、丸くて大きい蓋ですので分かりやすいものとなっています。

そして裏蓋を外していくのですが、どの車種でもかなりスペースは狭くなっていますのでそれほど余裕はありません。手をなんとか入れれるくらいの広さとなっているので注意しましょう。

開けるときは裏蓋を反時計回りに回せば開きます。長い間開け閉めしていない場合はパッキンの部分に密着していて開けにくいかもしれません。

無理やり開けるとパッキンを破損してしまう可能性もあります。裏蓋にも「open」などの字が書かれているのですが、場所が場所ですので読めないことが多いかもしれません。

コネクターを外しロックピンを外す

裏蓋を開けるとヘッドライトの中の部分を操作することになります。バラストからコネクターが伸びてきてバルブにセットされているので、これを外していきましょう。

角度的にかなり見えにくい部分になります。直接見えにくい場合はスマホなどのカメラ機能を使いながら操作した方がやりやすいかもしれません。

裏蓋と同じように反時計回りに回せばロックピンを外すことができます。こちらはそれほど固くなることはないので簡単に回すことができるでしょう。

手前に引けばすっと抜けるのですがコネクターが内部に落ちてしまわないようにしておきましょう。

hidバルブを交換する

コネクターを外すことができればhidを交換することになります。hidバルブはバネのような固定具に掛けられて固定されていますので、この固定具を外していきます。

固定具をうまく押し込みながら外していくのですが、外した瞬間に不安定になって落ちてしまうということがないようにしましょう。

固定具を外したらhidバルブを交換します。ゆっくり引き抜けば良いのですがぶつけてガラス管を割らないようにしなければいけません。安全に注意して交換をするようにしましょう。

空焚きをしておく

すぐに新しいものをヘッドライトに取り付けたいところですが、先にhidバーナーの空焚きをすることが勧められています。これはそのままの意味でライトをつけるということです。

ヘッドライトに完全に取り付ける前にコネクターに接続してライトを点灯させるのです。ガラス管が他の部分に触れないようにしましょう。

だいたい3分程度点灯させておいて安定して点灯していることが確認できたら大丈夫です。この空焚きは「初期不良の確認」や「ライトに汚れや破損がないかの確認」のために行う作業です。

ライトに手の脂分や汚れが付いているとなかなか掃除できる部分ではないだけにこのときに確認してしまうのです。

ロックピンをかけてコネクターをつける

ここまでしたら新しいhidバルブを取り付けていきます。付けるときは外すときの逆の順序を確実に行っていくことになります。角度に気を付けてセットしていき、固定具で固定していきます。

外すときよりもすんなりいくことが多いので安心です。固定具がかかったらしっかりと固定されているかどうか確認しておきましょう。

バルブが固定されていることを確認したらコネクターをつけていきます。そして時計回りに回せばロックされていきます。

コネクターの正しい位置にはラインが入っていることがあります。ラインが入っている場合はそのラインに合わせるようにしましょう。

裏蓋をかぶせて完了!

ここまでできれば裏蓋をかぶせていきます。位置を合わせて時計回りに回していきます。最後までしっかりと回さなければ防水、防塵効果が落ちてしまうのでしっかりと回しましょう。

このときパッキンが劣化していると隙間ができたり、奥までしっかり回らないことがあります。そのときはカーショップや整備工場でパッキンの交換から行った方が無難です。安全を優先させましょう。

まとめ

hidバルブの交換はしっかりと手順を踏めば自分でも交換することが可能です。手順を確認しながら確実に作業をしていきましょう。

安全に自信がない場合はカーショップや整備工場を利用するのも一つの方法です。

【EU用】記事終わりCTA_22/09更新

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