トラックへのマーカーランプの付け方を紹介!マーカーランプの役割や注意点も

   

トラックドライバーは各々好みのパーツを使ってトラックをカスタマイズしています。今回取り上げるマーカーランプも色々なタイプがあって、交換もできますが知識が必要になります。

そこで今回はマーカーランプの取り付け方法と注意点をご紹介いたします。

マーカーランプの役割

まずはマーカーランプというパーツがどのような役割を果たすパーツなのかをわかりやすくご説明いたします。

ドレスアップ

マーカーランプは夜間の運転の時にトラックの荷台を美しく映し出します。ランプのカバーの形や色なども種類が豊富です。

さらにトラックの箱(荷台)をデコレーションしている場合、そのデザインの雰囲気を壊さないような演出用としても用いられます。

最高の演出を楽しむためにランプのレンズにこだわってみたり、中にはよりゴージャス感を出すためにマーカーランプの数を増やすなどのカスタマイズを楽しむことも可能です。

もちろん増やすためにはそれなりの改造が必要になります。

ランプのタイプも選べます。より強く発光するLEDのマーカーランプや、メーカー独自のブランドデザインも楽しめます

視認性の向上

マーカーランプというのはマーカーの役割を持ったランプのことですね。マーカーというのはトラックの前・横・後ろに設置します。こうすることでトラックがあるということを周囲に教える役割を持っています。

昼間はマーカーランプなど必要がありませんが、夜間になるとマーカーが無ければトラックがどのくらいの大きさなのかを把握することが難しくなります。

そこで夜間は電気を点けてトラックの位置を知らせるという役割を持っているのです。

マーカーランプを取り付けるときの注意点

ここではマーカーランプを取付けする時に特に気を付けなくてはならないポイントをご紹介いたします。

マーカーランプの色

マーカーランプはどこにどんな色を付けるのかが決まっています。もし違う色を選んだ場合は車検に通らないという事はありませんが、指定された色に交換する方が良いでしょう。

ちなみにランプの色は取り付ける場所によって基準があります

トラックの前方に取り付けるランプカバーの色は白が基本となっています。トラックの側面に取り付けるマーカーランプの色は黄色が基本の色です。

後方に取り付けるマーカーランプの色は赤が基本になっているので覚えておきましょう。

どんなものでも良いというわけではありません。実は光度というものも規定があるのでご紹介しましょう。

マーカーランプの光度

マーカーランプの光度についてですが、光度というのは光の強さの度合いですね。明るすぎたらいけないという決まりがあるので、必ずこの規定以内の光度のランプを取り付ける必要があります。

指定光度は300カンデラまでとなっています。

もちろん弱すぎてもいけません。基本的に150メートル離れた場所からトラックがいるということを肉眼で認識できる必要があるからです。

ただし全長が6メートル以上のトラックは義務として取り付けなくてはなりませんが、それ以下のトラックは任意かつ黄色のみです。

規定を守って300カンデラまでの光度のランプを取り付けると良いでしょう。

マーカーランプ交換に必要な物は?

好みのマーカーランプを手に入れたらいよいよ交換しますが、その前にマーカーランプを交換するときに必要な工具やパーツなどを準備しておかなくてはなりません

モンキーレンチ、ニッパー、ビニールテープ、スパナ、電工ペンチ、ギボシ端子、プラスドライバー、マイナスドライバーがあれば交換する時に苦労はしません。

でももしも増設したいと考えているのであれば、別にマーカーステーやマーカーランプ、配線、電動工具(穴あけに必要)も準備した方が良いでしょう。

レンチやニッパーやドライバーなどは工具セットを用意しておくと作業がしやすいかもしれません。ランプの交換をする場合はカバーを外すのにドライバーが必要だからです。

また、増設する場合には配線をつないだ後にテープでコードを巻いて保護する必要がありますので、テープなども用意しておくと良いでしょう。

そして一番重要なのが、好みのマーカーランプを必要な数だけ用意する必要があります。周囲の汚れを落とすのに雑巾などを準備しておくのも良いかもしれません。

マーカーランプの配線方法と取り付け方について

工具やマーカーランプが整ったらいよいよマーカーランプを取り付けていきましょう。ここでは配線の方法と取り付ける方法をご紹介いたします。

マーカーランプの配線方法

まずは付いているマーカーランプを取り外します。スパナやモンキーレンチを使って外していきます。外した時に電線があるのでこれをニッパーでカットします。少し長めの方が良いでしょう。

そして交換するマーカーランプを取り付けていきます。マーカーにも電線が付いていますので、この電線とトラックから伸びている電線をつなげますが、ニッパーを使ってビニールの先端を少し剥いでおきます。

日本の電線を合わせてねじってつなぎ合わせ、ビニールテープで巻いて終わりです。増設の場合は検電器を当てて転倒する電線を探し分岐させた電線をマーカーランプのプラス側とつなげれば増設できます

ではマイナス側は?というと、ボディの金属部分にくっつければ(接触させれば)ランプは点灯します。

マーカーランプの取り付け方

マーカーランプを取り付ける時には保安基準があります。普通乗用車であっても全長6m以上ならサイドマーカーランプの装着は義務です。また、マーカーランプを取り付ける位置も範囲があります。

地上から0.25m以上~1.5m以下の位置で、最前部は車両の両端から3m以内の位置であること、そして最後部のランプは車両の両端から1m以内に取り付けること、さらに隣のランプとの間は3mの間隔をおくことです。

なので取り付ける時には指定された位置にマーカーランプを取り付けましょう。また、ランプの交換をする時にはパッキンの交換もすると良いでしょう。

印象が大きく変わるトラックのマーカーランプ

トラックにはもともとマーカーランプが取付けてありますが、他のトラックを見てキレイなマーカーランプを取り付けるなど、上手にカスタマイズしているのを見ると自分もやってみたくなるものですよね。

そんな時にマーカーランプの基準についてや、取り付ける位置の指定について、さらに交換する方法を知っていれば誰もが簡単にマーカーランプを交換することができます

交換することでより見やすくなったり電力消費抑えたり、もちろんドレスアップすることだってできます。

自分で交換したとなれば喜びもひとしおですし、何よりも夜間の走行が楽しくなり仕事へのモチベーションが上がります。

ちょっとしたことですがやる気と効率のアップにつながっていくのがカスタマイズなのです。

まとめ

今回は、トラックの印象を変えるマーカーランプの交換の方法や、増設して取り付ける方法、電線をどのように配線すれば良いのか、さらにマーカーランプの取り付け位置についてもご紹介いたしました。

これから交換してみようと思っている方のお役に立てれば幸いです。

【EU用】記事終わりCTA_22/09更新

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