西濃運輸のトラックはどういうサイズで何種類くらいある?必要な免許は?
西濃運輸のトラックは複数の種類があります。トラックドライバーの仕事は車種によってお給料も仕事の内容も変わってきます。
今回は西濃運輸のトラックの種類や車種、それぞれのトラックを運転するのに必要な免許についてをわかりやすく説明していきます。
Contents
西濃運輸のトラックの種類と仕事内容の違い
西濃運輸のトラックのお仕事は乗る車によって変わります。そのくらい扱っているトラックが豊富なのです。まずはトラックの種類をご紹介いたします。
小型・中型トラック(2トン、4トントラック)
西濃運輸の小型~中型トラックは2トン~4トン以下のトラックになります。この大きさのトラックは宅配便のセールスドライバーが運転しているサイズのトラックですね。
小型トラックには『平ボディ』これは荷台に箱が乗っていないタイプでです。西濃運輸の平ボディはあまりお目にかかる事はありません。そして『バンボディ』という普段見ているアルミの箱がついたタイプがあります。
低温で荷物を運ぶ指定がある場合に利用する『保冷車』や、冷凍でも冷蔵でも運ぶ事ができる『冷凍冷蔵車』があります。
中型トラックは小型トラックと同じ種類のトラックのほかに、『ウィングボディ』といって荷台の箱の両側が翼のように開くタイプのトラックがありますね。
さらに幌ウィングという布製の幌のついたトラックで、両脇が開くタイプのトラックもありますつまり小型トラックでは4種類、中型トラックだと5種類のトラックが西濃運輸で活躍しているという事になるわけです。
どのトラックに乗るのかによって仕事の内容も変わってきますので、希望があれば面接の時にお話ししてみると良いでしょう。
さらに小型と中型のトラックの仕事の内容についてですが、平ボディ以外の車の仕事のほとんどは宅配業の運転手でほぼ間違いないでしょう。
小型トラックや中型トラックのドライバーの仕事は、集荷や配送がメインとなり月収も入社1年目で総支給額が31万程度ですが、勤続年数が増えれば給料も少しずつアップしていきます。
セールスドライバーはチームでエリアが決められます。当然休みもチームで相談しながら交代で決めていきます。
少なからずコミュニケーションスキルが必要となるでしょう。小型~中型のトラックの車種としては『日野デュトロ』『日野レンジャー』などがあります。
大型トラック(10トントラック)
大型トラックは10トン以上のトラックになります。西濃運輸の大型トラックの種類は、小型と中型と同じ数です。種類は平ボディ、バンボディ、ウィングボディ、冷凍冷蔵車となります。
違うのは仕事の内容です。小型と中型のトラックの仕事が、宅配便などの配送が中心なのとは違って、大型のトラックの場合は固定されたルート配送が仕事の中心となっています。中長距離のお仕事となり、お客様と直接の関りを持つわけではありません。
荷物の多くは機械で分けられるので手作業ではありませんし、荷物はコンテナでフォークリフトを使って積み込みますので、40代以上の方もお仕事されているようです。
ちなみに西濃運輸では終身雇用をしているので、若い頃にはセールスドライバーとして活躍していて、その間に大型の免許の取得をして集荷のお仕事の方に移動する、という方法でお仕事されている方もたくさんいらっしゃるようです。
もちろん、セールスドライバーの方の中には60代の方も元気に働いていらっしゃいます。大型トラックのお仕事はルートドライバーが多いのも特徴です。
優しい運転を心掛ける必要があるのはデジタコがついていて、運転中の速度を計測されていて点数が成績に影響するので、無理な速度で走る必要も全くなく安全に仕事ができますね。
西濃運輸の大型トラックの車種は『日野のスーパードルフィンプロフィア』や『プロフィア』などがあります。
連結トラック
ニュースなどで少し話題になりましたが、西濃運輸では新型車両を導入する計画が進められています。現在は実証実験を行っている段階ですが、実施されると連結車両が日本の道路を走る事になります。
これまで長距離の荷物の運送に大型トラックやトレーラーを使っていましたが、人手不足の割に荷物の量が多いために運転手に負担がかかってしまっていましたが、連結トラックが走ればそれも解消できると考えられています。
この連結トラックは後部のトレーラーを切り離して走る事も可能です。愛知県で実証実験を行っている車両は日野トラックですね。西濃運輸ではうまくいけば台数を増やしていきたいとコメントをしています。
西濃運輸のトラックドライバーになるために必要な免許
西濃運輸のトラックドライバーになるためには、それぞれの大きさのトラックを運転するための免許証が必要になります。ここでは免許の種類・取得にかかる期間や費用などをご紹介いたします。
普通免許
小型トラックドライバーであれば普通免許を取得していれば乗る事は可能ですが、ただしトラックというのはほとんどが『MT車』ですので『AT限定』の運転免許の方は残念ですがお仕事は無理です。
ちなみに平成19年の改定前に取得したMT車の普通免許であれば、小型トラックと中型トラックまでのトラックドライバーとして就職する事が可能です。
それ以降に免許の取得をされた方は現在の運転免許に従って、必要に応じて中型の運転免許を取得すると良いでしょう。中型免許の取得にかかる期間は教習所に通うのであれば合宿免許で8日間かかります。
費用については合宿で14万円~となっており、通学の場合だと10日間以上はかかると考えて良いでしょう。費用については17万円程度かかります。期間も費用も個人差があるので気を付けましょう。
ちなみに一発試験という方法がありますが4万円程度でチャレンジでき、最短1日で免許の交付の可能性がありますよ!AT限定の場合はMT車での免許の取得からしないとならないので現実的ではないかもしれません。
大型トラック
大型トラックドライバーになるためには、普通免許のほかに大型免許の取得が必要になります。大型の免許の取得のためには条件があります。条件を満たしている方だけが大型免許の取得が可能です。
まず21歳以上である事、そして普通免許の運転免許を取得してから通算で3年以上経過している事、免許の種類がMT車である事、さらに視力は片目で0.5以上必要になります。両目で0.8以上あれば問題ありません。
深視力検査で2.5mの距離で、平均誤差が2.0m以内である必要があります。3色(赤・青・黄)が見分けられる事、身体に障害が無い事や持病が無い事など、そして耳が聞こえる事などの検査に合格する必要があります。
合宿で19万円~の費用がかかり14日間かかります。通学で免許の取得をする場合には、20日間以上はかかり費用は25万円以上かかります。でも、こちらも一発試験に合格すれば、最短1日で費用も4万円程度で済みます。
普通免許を取得していてトラックドライバーとして働きたいと思うなら、中型免許を今から取るのではなくて大型免許の取得を検討した方が良いでしょう。
けん引免許
いわゆるトレーラーの運転をするなら、牽引免許が必要になります。牽引免許の取得条件は年齢が18歳以上である事、両目で0.8以上の視力があり片目で0.5以上ある事、赤・青・黄色の色が識別できる事、さらに2.5mの距離で3回検査してその平均誤差が2cm以下である事、聴力などの条件は大型免許と同じですね。
牽引の免許は、教習所に入学しなくてはなりません。特殊な動きをするからですが、技能教習に12時間の受講が必要になります。ただし学科は必要ありません。
運転免許センターで試験を受けて合格したら、免許の取得になります。通学の場合は13万円~で合宿だと12万円~となります。期間は人によって様々です。
ちなみに、牽引免許は普通免許の取得をしている方でも取得する事ができます。小型牽引車があるからですね。
まとめ
今回は西濃運輸のトラックドライバーや車種、そしてそれぞれの仕事に必要な運転免許の取得条件、かかる費用と期間についてを簡単にご説明いたしました。
一度就職すると、辞める方はほとんどいないという噂通りなら、比較的満足度の高いお仕事である事は間違なさそうです。今後、トラック運転手を目指したいという方にはおすすめかもしれません。