エンジンルームの洗浄のやり方と費用や注意点まとめ!自分で水洗いしても平気?
エンジンルームの洗浄は面倒に思いがちですが、自分で行うことも可能です。
まずは自分で行うのか業者に依頼するのかを決め、自分に合った方法でエンジンルームの洗浄を行うようにしましょう。費用や準備物についてもご紹介します。
エンジンルームの洗浄はどこでする?
自宅で行う場合と業者に依頼する場合のそれぞれのメリットとデメリットに注目してみましょう。
自分で行うメリット・デメリット
まずエンジンルームの洗浄をするためには安全に洗浄ができる場所が必要になります。基本はエアブローがある場所が一番良いのですが、コンパクトなエアコンプレッサーがあれば自宅でも行う事ができます。
自宅でエンジンルームの洗浄を行うメリットは費用が安く済むという点です。業者に依頼するよりはるかに安く洗浄ができるので、数か月に1回の割合でエンジンルームをキレイな状態に保つ事ができるでしょう。
ただしデメリットもあります。エンジンルームには水がかかるとまずい場所もあります。そこに水がかかってしまって故障してしまった場合、自分で対処ができないと結果的に業者に依頼する事になってしまうでしょう。
業者に依頼するメリット・デメリット
一方で業者にエンジンルームの洗浄を依頼した場合のメリットとしては、やはりエンジンルームの事をよく知っているという事もあって、水がかかって故障してしまうといった事は起こりにくいでしょう。
さらにもしもトラブルがあったとしても、整備してくれるので致命的な問題が起こるとは考えにくいため、安心感があるという点が大きなメリットと言えますね。
デメリットとしてはエンジンルームの洗浄は意外と気を使いますので、その分費用が高いと感じる方が多いかもしれません。さらに込んでいる時期は時間がかかる事もデメリットと言えるでしょう。
エンジンルームの洗浄に必要な準備物
エンジンルームの洗浄をするのに欠かすことができないものをそれぞれご紹介いたします。
専用クリーナー
エンジンは油汚れがこびりついている事があります。なので油汚れをスッキリと落としてくれる専用のクリーナーを使うと良いでしょう。
特に洗剤を使わなくても雑巾などでふき取る事ができるものが多いので、どなたでも簡単にエンジンルームの汚れを落とす事ができます。
専用クリーナーを購入する時の基準としては、ゴムやプラスチックなど車の部品に多い素材に使用できるタイプのものを選ぶのがコツです。
雑巾やブラシ
雑巾やブラシは必須アイテムです。クリーナーで分解した油汚れをふき取るのでたくさんあった方が良いですね。
カー用品でエンジンルーム専用のシートなども売っているので、それをフル活用しても良いでしょう。とっても簡単で仕上げに使えるので便利です。ブラシも大きさを変えていくつか揃えておきましょう。
コーティング剤
エンジンルームの洗浄を終わらせたらコーティング剤を使いましょう。コーティング剤にはさび止めの成分が入っていたり、水をはじく成分が入っていたりします。
コーティングをしておくとキレイな状態を一定期間保つ事ができますし、次にエンジンルームを洗浄する時にも汚れを落としやすいのです。もちろん専用のコーティング剤を用意しましょう。
エアコンプレッサー
自宅でエンジンルームの洗浄を行う時にあると便利です。エンジンルームは水を嫌う場所があるので、水分を飛ばしたり細かな埃を取り除くのに適しています。
大きなものでなくても大丈夫です。最近のエアコンプレッサーは小型で自宅の部屋に置けるものもたくさんあります。今後の事を考えて小さめのものを購入しても良いでしょう。レンタルで借りられる事もありますのでその都度借りるというのも良いかもしれません。
エンジンルーム洗浄の手順
エンジンルーム洗浄の道具がそろったところで次は洗浄する時の手順をご紹介いたします。
汚れを乾拭きする
まずはエンジンルームの汚れをあらかじめ乾拭きしておきましょう。結構砂や塵そして埃などがくっついています。油汚れに関しても乾拭きして取っておくと、後でしつこい油汚れを集中して落とせるので作業が楽になるでしょう。
バッテリーを取り外して拭く
バッテリーの周辺も油汚れがひどい時があります。バッテリーを外して台丁寧に乾拭きしましょう。バッテリーは水に弱い場所なのでくれぐれも水拭きは避けます。
汚れがひどい場合には専用クリーナーを雑巾につける、または専用シートを使って丁寧に汚れをふき取りましょう。
油汚れにはエンジンクリーナーを使用する
エンジンルームの油汚れは塵や埃などが混ざって汚れがひどい事があります。そんな時にはエンジンクリーナーを使って油汚れを落としてしまいましょう。油汚れが落ちれば自然と他の汚れも落ちてぴかぴかになりますよ!
仕上げにこコーティングする
エンジンルームの汚れを落とせたら専用のコーティング剤を使いましょう。コーティング剤を使う事で汚れにくくなりますし、水をはじく効果やさび止めの効果も得られます。
エンジンルーム洗浄の注意点
エンジンルームの洗浄を行う時に注意しなくてはならない点をいくつかご紹介しましょう。
直接水をかけない
エンジンルームをキレイにするのだからなんて言って、エンジンルームを洗剤でごしごし洗って水をかけるなんてことは絶対にやめましょう。
電気系とかバッテリー付近は水を嫌います。なるべく水を使わないで洗浄しましょう。万が一水を使って洗浄を行う場合には、水がかかってはいけない場所にカバーをする事をおすすめします。
特にバッテリー付近には水がかからないよう気を付けましょう。サランラップなどを上手に活用して水がかからないよう工夫すると良いですね。
エンジンが止まっていることを必ず確認する
基本中の基本ですがエンジンが少しでも動いている時は洗浄はしません。ファンベルトなどが回っていると巻き込まれてしまって危険です。
なによりも巻き込まれた場合に指を骨折してしまったり、手首を損傷してしまったりしては元も子もありません。巻き込まれ事故を防ぐ必要があるわけですね。必ずエンジンが止まっている事を確認してからエンジンルームの洗浄を行いましょう。
エンジンルームが冷えてから行う
エンジンを止めてからすぐに洗浄を行ってはいけません。エンジンはガソリンを点火させて動いているのでエンジンを止めても高温の状態になっている事があります。
高温の状態で洗浄をしようとすると火傷を負ってしまう事があります。火傷だけではなく熱のあるエンジンを急激に冷やすのも良くないでしょう。エンジンを止めてエンジンルームが冷えた事を確認してからエンジンルームの洗浄を行う必要があるわけです。
気を付けたいのはケガだけではなく、最新の注意をしないでエンジンルームの洗浄を行う事で、最悪エンジンが故障する可能性があるという事です。くれぐれもこれらの注意点を守ってエンジンルームの洗浄を行いましょう。
エンジンルーム洗浄を依頼する場合
やっぱり自分でエンジンルームの洗浄を行うのは怖い!という方は業者に依頼するのが一番です。
信頼できる業者に依頼する
業者に依頼する場合は信頼できる業者に依頼します。よく利用している自動車工場などに依頼しても良いでしょう。長年お付き合いのある業者ほど丁寧に洗浄をしてくれるからです。
もしもこれから利用する自動車工場を探しているという場合は、口コミなどをよく調べて丁寧な対応をしてくれる業者を探すと良いですね。
新しい自動車工場は最新の設備が整っているので、新しいからダメというわけではありません。ですが見極めは肝心ですので口コミなど評価を頼りに探しましょう。
友人や知人に良い自動車工場がどこかを聞いてみるのも早くて良いですね。メーカーに依頼してみるというのも良いかもしれませんが、若干費用が高くなる可能性は否定できません。
約5,000円~20,000円が目安
エンジンルームの洗浄にかかる費用の目安はいくらでしょうか?一番気になるところかもしれません。もしもエンジンルームの洗浄を自分で行うとしたら、洗浄に必要な小物や専用クリーナーなどの費用だけで済みます。
ですがもしも「今後も自分でやる」となった場合、小さくてもエアコンプレッサーを購入する事を検討してみなくてはならないでしょう。もしその都度レンタルしたとした場合だと1日で4,000円~5,000円。
購入した場合だと16,000円~10万前後かかります。レンタルをした場合だったら最低5,000円程度からできるでしょう。
では工場に依頼したらどうなるのでしょうか?業者に依頼した場合はメーカーによって多少費用が変わってくるでしょう。それで済むなら良いのでは?と思われるでしょう。
でも洗浄だけではなくメンテナンスなども含めると、20,000円以上はかかるケースもあります。詳しい費用が知りたい場合には業者に見積を依頼してみる事をおすすめします。
まとめ
この記事ではエンジンルームの洗浄は自分でもできる!という点と、洗浄をする時に必要なグッズのご紹介そして洗浄を行う時の手順をご紹介いたしました。
くれぐれも注意事項をよく頭に入れて、エンジンの故障を起こさないよう細心の注意をはらって洗浄を行いましょう。定期的な洗浄によってエンジンルームをキレイに使う事ができますよ!