10tユニック完全解説!10トンユニックの寸法/サイズ/高さ/幅/長さ/重さとは?メーカー別の性能表も掲載!

      2020/10/07

10tユニックの寸法は、どのようにして選ぶべきなのでしょうか。10tユニックと言ってもメーカーや車種によって寸法は異なります。

後から後悔しないためにも、10tユニックの寸法の見方や選び方について正しく理解しておきましょう。

10tユニックとは

10tユニックとは大体、10tの荷物が載るトラックという認識で良いです。車両重量が10tで積載量が10tなので、車両総重量が20tです。ただし、全部が20tなので装飾品やクレーン等を付けるとその分積める荷物の重量は減ります。

10tユニックのサイズの見方

最大地上揚程

ジブ長さや傾斜角に応じてフック、グラブバケット等のつり具を有効に上下させる上限と下限との間の垂直距離を揚程というのです。有効に上下とは巻過警報装置や巻過停止装置が機能しない距離をいいます。

ジブ長さや傾斜角を最大にしてフック、グラブバケット等のつり具を最大限に上げた地点から地面までの距離で最大地上揚程といいます。

最大作業半径

クレーンの旋回中心からフックの中心までの水平距離でして、最大作業半径とはジブ角度の最伏状態、ジム長さを最伸長状態にしたときの作業半径です。

ジブ長さが同じ場合、傾斜角が小さくなれば作業半径は大きくなり、傾斜角が大きくなれば作業半径は小さくなります。作業半径が大きくなるほど定格荷重が小さくなり、作業半径が小さくなるほど定格荷重が大きくなるのです。

空車時最大クレーン容量

クレーンのつり上げ能力をいい、空車時最大定格総荷重(つり上げ荷重)とその空車時最大定格総荷重がつれる作業半径の積で表します。

例えば「2.93t×3.9m(4本掛け)」は、2.93tのつり荷(つり具の質量を含む)を4本掛けフックで3.9mの作業半径までつれるということです。

10tユニックの寸法の選び方

どのような場所で作業をするのか

作業場所の状況や積荷によって作業車両を変えていきますが、

  • リフトがない場所
  • リフトが通行できない場所
  • つり具でしか下せない場所

で作業することが多いです。

どのような作業を想定しているのか

作業の注意点として、

  • 道路上で作業する場合は、歩行者、自転車、自動車等の妨げにならないようにユニック操作をする(パイロンで対象の進入を防ぐ)
  • 電柱・電線にジブが接触しないように注意を払う
  • 急のつくユニック操作をしない(積荷揺らさない、車両横転の危険、積荷と車両が挟まれる危険性がある場所に身を置かない、アウトリガの水平を出して車両の安定を図ること等)

等常に周りを確認して安全な作業が求められます。

どんな場所に駐車するのか

下記にて駐車場所の選定や注意点をお伝えします。

駐車場所

  • ユニックが横転しないように安全に積荷を荷下ろしできる場所
  • アウトリガが張り出せて地面もある程度硬くなっている場所

注意点

  • 下り坂の作業ではユニック操作を慎重に行う(車両が不安定になるため)
  • 積荷を高い位置で旋回せざるを得ない時は注意が必要

を意識していきましょう。

各メーカーの主な10tユニックの寸法

古河ユニック

製品シリーズG370でお伝えします。

【G376】

  • ブーム段数・・・6段
  • 空車時最大クレーン容量・・・2.93t×2.4m
  • 最大作業半径・・・14.42m
  • 最大地上揚程・・・約16.2m
  • アウトリガ最大張出幅・・・4.2m
  • 架装対象車GVW・・・8~15tクラス

【G375】

  • ブーム段数・・・5段
  • 空車時最大クレーン容量・・・2.93t×2.4m
  • 最大作業半径・・・12.11m
  • 最大地上揚程・・・約14.0m
  • アウトリガ最大張出幅・・・4.2m
  • 架装対象車GVW・・・8~15tクラス

【G374】

  • ブーム段数・・・4段
  • 空車時最大クレーン容量・・・2.93t×2.6m
  • 最大作業半径・・・9.81m
  • 最大地上揚程・・・約11.7m
  • アウトリガ最大張出幅・・・4.2m
  • 架装対象車GVW・・・8~15tクラス

【G373】

  • ブーム段数・・・3段
  • 空車時最大クレーン容量・・・2.93t×2.7m
  • 最大作業半径・・・7.51m
  • 最大地上揚程・・・約9.5m
  • アウトリガ最大張出幅・・・4.2m
  • 架装対象車GVW・・・8~15tクラス

加藤製作所

製品シリーズV500でお伝えします。

【V506】

  • ブーム段数・・・6段
  • 吊上能力(空車時)・・・2.93t×3.9m
  • 最大地上揚程・・・約17.6m
  • 最大作業半径・・・15.47m

【V505】

  • ブーム段数・・・5段
  • 吊上能力(空車時)・・・2.93t×3.9m
  • 最大地上揚程・・・約15,4m
  • 最大作業半径・・・13,12m

【V504】

  • ブーム段数・・・4段
  • 吊上能力(空車時)・・・2.93t×4.1m
  • 最大地上揚程・・・約13.0m
  • 最大作業半径・・・10.60m

【V503】

  • ブーム段数・・・3段
  • 吊上能力(空車時)・・・2.93t×4.1m
  • 最大地上揚程・・・約10.5m
  • 最大作業半径・・・8.10

タダノ

製品シリーズZestでお伝えします。

【ZE505】

  • 吊上荷重・・・2.93t
  • 最大地上揚程・・・約15.2m
  • 最大作業半径・・・13.12m
  • 架装対象車・・・7.0t車級以上

【ZE504】

  • 吊上荷重・・・2.93t
  • 最大地上揚程・・・約12.7m
  • 最大作業半径・・・約10.58m
  • 架装対象車・・・7.0t車級以上

【ZE503】

  • 吊上荷重・・・2.93t
  • 最大地上揚程・・・約10.3m
  • 最大作業半径・・・約8.09m
  • 架装対象車・・・7.0t車級以上

まとめ

ここまでで10ユニックの寸法やどのような場所で作業するのか等をお伝えしました。上記を踏まえて寸法を選んでいきましょう。

今回は以上です。

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