トラック運転手はどう眠気と戦っているの? 眠気解消法をご紹介
トラック運転手をしていれば誰でも経験する強烈な眠気にドライバーがどの様に対応し、眠気を覚ましているのか気になっているのではないでしょうか。
そこでここではトラック運転手が普段やっている眠気対策について、いくつかお伝えしていきたいと思います。
Contents
食べ物や飲み物で眠気を解消する
食べ物や飲み物は、手軽に眠気を取る方法として最も効果的です。
具体的にどのような食べ物を摂取すればいいかをご説明致します。
カフェインを摂取する
エナジードリンクやコーヒーなどカフェインが入っている飲み物を飲むことで眠気を覚まします。
カフェインは効き始めるまでに30分~1時間ほどかかるので摂取するタイミングが重要です。
またカフェインは錠剤も販売されていますが、1度に大量に摂取すると中毒症状が出てしまう恐れがあるため取り過ぎには注意が必要です。
辛いものやスッキリするものを食べる
ミント系のガムやタブレットなどを食べることで眠気を取ります。
ミントに含まれているメントールが直接刺激を与えてくれるので効果的です。
後から効いてくるカフェインと違い即効性があるので眠気が来た時に食べるのがオススメです。
また辛いものが含まれている食べ物もヒリヒリとした痛みが眠気を覚ましてくれます。
噛みごたえのあるものを食べる
物を噛むという行為で眠気が取れます。これは何か噛むことによって脳に送られている血流が増えて活性化されるためです。
なので噛み応えのあるものが効果的で、あたりめなど噛む力が必要な物や、噛む時間が長いものほど効果は高くなります。
また苦手でなければコンビニなどに売られているカリカリ梅なども噛む刺激と、酸っぱいと言う刺激を両方得ることが出来るのでおオススメです。
お腹いっぱいまで食事をしない
トラック運転手をしていると行った先々で美味しいものを食べることが出来ます。
そのため分かってはいてもついつい食べ過ぎてしまい、お腹いっぱいの状態で運転を再開してしまうとすぐに眠くなってしまいます。
ですから移動距離があり運転時間が長くなりそうなときは、満腹になるまで食べ過ぎないように心がけましょう。
眠気覚ましのアイテムを使う
居眠り防止アラームを使う
市販されているもので、居眠りをするとアラーム音やバイブレーションで起こしてくれるという商品があります。
これはブルートゥースのイヤホンのように耳にかけて使用するのですが、居眠りをしてしまった時の頭の傾きを感知して作動します。
またトラック自体にも居眠り防止装置がついていて、車のふらつきを感知すると警告音やエアコンを強運転にして風を送り、居眠りをしないようにサポートしてくれます。
蛍光灯やライトなどで明るくする
夜間に運転しているときトラックの中は暗くなっているため眠くなりやすいです。
そのため眠気を感じたときには、信号待ちの時間やパーキングスペースなどに止まった時に電気をつけて明るくします。
コンビニを利用することも一つの方法で、駐車した後に歩いて店舗まで行き店の明かりも浴びるため効果は大きいです。
また携帯電話の画面をつけているだけでも眠気は違ってきます。
目薬をさす
ドラッグストアなどで購入することが出来る超クールタイプの目薬を使用することで眠気を覚まします。
清涼感が高ければ高いほど効果が期待できますが、コンタクトの種類やドライアイの方は使用に注意が必要な場合もあるので記載されている用法用量を守って使用しましょう。
運動や声など体を使って眠気を取る
体操をする
トラックを運転している最中は、ほとんど体を動かすことがないため眠くなってしまいやすいです。
なので眠気が来た時は体を動かすことで目を覚ますようにし、停車できるときはトラックを止め車から下りて屈伸運動や背伸びなど少し体操をします。
トラックの運転席は普通車と比べると、天井がとても高く立ち上がることが可能です。
そのため停車できない場合は運転席で立ったり座ったりを繰り返すだけでも効果があります。
同僚と無線で話す
眠くなってしまった時は無線や携帯電話で誰かと話すことも効果的で、誰かと話すことで眠気はかなり覚めます。
一緒の時間帯に走っていて話し相手になってくれる人も同じように睡魔に襲われているはずなのでお互いに声を掛け合って眠気を乗り切りましょう。
歌を歌う
眠くなったらトラックの中で歌を歌うと目が覚めます。
車の中はどんなに大声で歌っても、どんなに音痴でも一人のため誰にも文句は言われません。
それに大声で好きな歌を歌えばストレスの解消にもなり一石二鳥です。
限界であれば仮眠を取る
眠気を覚ます方法を色々と紹介してきましたが、何をしてもどの様な方法を試しても眠気が覚めない時があります。
この様な時は無理をせず短くてもいいので仮眠を取ることを心がけましょう。
居眠りの怖いところは寝ていることに気づかないことで、まだ大丈夫と思って運転しているといつの間にか居眠りをしてしまい、重大な事故を起こしてしまうのです。
居眠りを防ぐために仮眠を取りたいと思っても車体の大きなトラックはなかなか思った所で止まることが出来ません。
そのため眠気を感じたら早めにパーキングスペースやコンビニなどで仮眠を取るようにします。仮眠を取るときに注意しなければならないことは、「寝すぎない」ことです。
寝過ぎてしまうと逆に寝不足に感じて眠気が強くなってしまうので、仮眠を取る際の時間は15分程を目安に取るようにすると効果的です。
まとめ
このように様々な眠気対策をしながら運転していますが、どの方法も効果はありますが解決策ではありません。
ですから眠気を感じたら無理をして運転するようなことはせず、プロのトラックドライバーとして、安全に荷物を届けることを第一に考えた運転をすることが大切です。