トラック協会の適性検査とは?内容や費用、受診手順・場所を解説!

   

トラックのドライバーとして働くためには適性検査を受けなくてはなりません。適性検査には義務のものと任意のものがあり、それぞれの検査の内容や費用についても条件によって変わってきます。

今回はトラック適性検査の内容、費用、受ける場所などについてを、できるだけわかりやすく説明いたします。転職する方にも役立つ情報なので、参考にしていただければ幸いです。

トラック適性検査とは?

トラックドライバーはどんな時でも安全に荷物を輸送しなくてはなりません。ですが近年トラックドライバーによる死亡事故や物損事故などのニュースがちらほらと出ていますね。

事故は絶対に起こしてはなりませんが、状況によっては避けられないものが多々あるのも事実です。ですが防げる事故があるのもまた事実として受け止めなくてはなりません。

そこでトラックドライバーになるためにはトラック適性検査を受け、事故をできるだけ防げるようドライバーとしての適性検査の義務を設けられました。

ここではトラック適性検査の種類と簡単な内容の説明をいたします。

診断名診断時間対象者内容受診時期
一般診断およそ1時間20分普通免許以上を持っている人全てが対象正確、態度、認知、処理機能視覚機能、心理及び生理面などの特性を把握するための検査、安全運転のアドバイスを受ける事もある。3年に1度は受診する事が推奨されている。
カウンセリング付き定期検診約1時間40分普通免許以上の全ての方が対象NASVAのカウンセラーが定期的に診断をして、診断結果によってカウンセリングや安全運転のアドバイスを受ける。3年に1度は受診する事が推奨されている。
特別検診約3時間普通免許以上の全ての方が対象NASVAのカウンセラーもしくは適性診断専門委員が一般診断を定期的に受信している方に対して、運転経歴などを参考にして事故防止のためのアドバイスやカウンセリングを行う。要望があれば受診が可能
初任診断約1時間40分運送業者で新たに採用される人NASVAのカウンセラーが診断を行い、その結果を基に事故防止のためのアドバイスやカウンセリングを行い指導します。旅客の場合は運送事業者で事業用自動車などの運転者になる前

貨物の場合も同様に、採用されて初めてトラックに乗る前

適齢診断約1時間40分65歳の運送事業者にお勤めのドライバーNASVAのカウンセラーが診断結果を基に、身体的機能についての変化や影響を指摘、指導を行う。タクシー事業者以外の事業ドライバーが65歳に達した日から1年以内に行う。

75歳になるまでは3年に一回、それ75歳以上は年1回を推奨している。

個人タクシーの場合は65歳以上は当該期限更新申請の前に受ける。

貨物は65歳に達した日以後1年以内に受け、その後は3年ごとに1回受ける。

特定診断Ⅰ約2時間死亡事故や重傷事故を起こした方で、事故前の1年間に事故を起こした事が無い人、または軽傷事故を起こしたことがある人カウンセラーが事故の状況を聞き、運転経歴を参考にしつつ再発しないよう指導したりカウンセリングを行う。当該事故を起こした後、再度事業用自動車に乗る前に受ける。
特定診断Ⅱ約5時間死亡事故、重傷事故を起こして、その事故前の1年間に事故を起こしている人カウンセラーによる事故の原因や運転手の性格、能力を参考に事故の要因を照らし合わせ、再発防止のためのカウンセリングや指導を行います。事故を起こした後、再びドライバーとして復帰する前に受ける。

トラック適性検査の内容は?

気になるのはトラック適性検査の内容です。まず、運転シミュレーターを使った診断が行われます。

シミュレーターの検査で

  • 『判断のタイミング』
  • 『判断の正確さ』
  • 『危険察知する能力』
  • 『安全運転に対する態度』

を診断します。これによってドライバーとしての癖などを診断する事ができます。

ほかには身体的な適性検査を受けます。

  • 『視覚』
  • 『動体視力』
  • 『眼球運動』
  • 『周辺視野』
  • 『夜間視力』・・・年齢が65歳以上の方

を行います。

一般的には、適性検査でトラックドライバーとしての資質を疑われるような事は無いようですが、中にはドライバーに向いていないと診断されるケースもあるので、普段から運転が乱暴な方は注意が必要かもしれません。

また、過去に大きな事故を起こしている場合などには、適性検査ではなく特定診断が必要になるケースもあるでしょう。適性検査の結果次第ではカウンセリングを必要とする場合もあるかもしれません。費用もその分かかります。

トラック適性検査を受けるための手順

トラック適性検査を受けたいと思ってもすぐに受ける事はできません。なぜならばトラック適性検査を受けるには予約をしなくてはならないからです。

適性検査の申し込み方法はトラック適性検査を受ける場所によっても変わりますが、多くの場合はNASVAという団体が運営している事業所で受けます予約はインターネットまたは電話などで行う事ができます。

まずNASVAのホームページなどで自分がトラック適性検査を受けられる最寄りの事業所を探します。NASVAでは47都道府県に事業所があるので、最も近い事業所の予約状況をチェックしましょう。

予約がいっぱいだと受けられませんので、予約が空いた日に検査の予約を入れます。

トラック適性検査はいくらで受けられる?

ここではトラック適性検査にかかる費用を検査名ごとにご紹介いたします。

検査名料金(税別)
採用基本検査

適性検査

通常バージョン15名以上/月1,500円
10名~14名/月1,600円
5名~9名/月1,700円
~4名/月1,800円
ストレス耐性バージョン15名以上/月2,000円
10名~14名/月2,100円
5名~9名/月2,200円
~4名/月2,300円
オプション検査

モチベーション測定

400円/人
オプション検査

能力検査

言語・数理・図形・論理・英語

(基礎編/応用編/総合編)

500円/科目

現有社員通常バージョン2,500円/月
基本検査

適性検査

ストレス耐性バージョン3,000円/月
オプション検査

モチベーション測定

1,500円/人

検査には

  • 採用バージョン
  • 現有社員バージョン

があります。またひと月に50人以上適性検査を受ける場合には、特別割引を受ける事ができます。

トラック適性検査を受けられる場所はどこ?

トラックの適性検査は自分の居住地または職場に近い地域にある事務所を探して予約する必要があります。日本全国にあるトラック適性検査を受けられる事務所の住所をご紹介いたします。

転職をしたい!適性検査はもう一度受ける必要がある?

一度NASVAでトラック適性検査を受けたのに、転職をしたときにはまた同じ適性検査を受けなくてはならないのでしょうか?すると、転職するごとにトラック適性検査を受けなくてはならないのかと不安になります。

というのも適性検査を受けるためには費用がかかります。その費用が何度も必要になるとするととても不安になりますよね。ですが安心してください。トラック適性検査は受けた時期によっては受けずに済むものもあります

でも前の会社で適性検査を受けた時に受け取ったトラック適性検査の結果を、転職先に提出すれば良いのです。もちろん前の会社に返してくれとは言わなくても大丈夫です。

トラック適性検査の検査結果は2枚届きますので、自分用に取っておいた1枚を転職先に提出すれば良いのです。ただし事故を起こしている方の場合で死亡事故などの場合は、特定診断を受ける必要があります。

まとめ

今回はトラックドライバーなら誰もが経験するトラック適性検査についてをご紹介いたしました。

トラック適性検査の必要性やどのような内容なのか、さらに各都道府県にある事務所の住所などをご紹介いたしました。疑問をスッキリと解決できれば幸いです。

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