トラックについているライトの名称と役割とは?それぞれの設置箇所ごとの意味を解説!

   

突然ですが、トラックに装着されているライトの名称と役割を覚えていますか?

免許を取った後、「あのライトの名前何だっけ……」と忘れてしまう人が一定数いるのが現状です。

本記事では、トラック装着されているライトの名称と役割を徹底解説します!

トラックの前面についているライト

トラックの前面にはいくつかライトが備えられており、それぞれに役割があります。ここではそれらについて紹介していきます。

ちなみにこれらのライトはドライバーの安全を確保するためであることはもちろん、保安基準によって点灯が義務付けられている場所や時間帯もあるので注意が必要です。

ヘッドライト

ヘッドライトは別名「前照灯」とも言われている車体の前方の右と左にあるメインのライトです。周囲が暗くなっている夜道やトンネル、悪天候時のドライバーの視界を確保するために使用する重要な役割があります。

ドライバーの視界を確保するだけでなく、対向車や歩行者など周囲からもその存在をわかりやすくするという働きもあります。

主流となっているのはハロゲンライトですが、最近ではHIDランプLEDランプが使用されることも増えてきています。手動で点灯する際はライトのスイッチ先端を奥に回すと、

消灯状態 → スモールライト点灯 → ヘッドライト点灯

と切り替わります。

一部には周囲の明るさに応じて自動で点灯するタイプのものもあります。ハロゲンライトは価格も安く、もっとも広く流通しているライトです。一般的な車に設置されているのはこのライトといって良いでしょう。

HIDランプはハロゲンライトよりも

  • 光が強く
  • 明るく照らすことができる
  • 寿命が長い

というメリットがあります。しかし価格がハロゲンライトよりもかなり高くなっています。

LEDランプはハロゲンライトと同じ程度の明るさですが、寿命がもっとも長いというメリットがあります。近年急速に普及が進んでいるライトでもあります。

また、ヘッドライトは

  • ハイビーム・・・前方のおよそ100m先まで照らすことが可能
  • ロービーム・・・前方のおよそ40m先まで照らすことが可能

があります。このライトの点灯については法令で使用が定められています。以下はその一部です。

「第三章 車両及び路面電車の交通方法 内 第十節 灯火及び合図 内」

(車両等の灯火)

第五十二条  車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。

2  車両等が、夜間(前項後段の場合を含む。)、他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。

(罰則 第一項については第百二十条第一項第五号、同条第二項 第二項については第百二十条第一項第八号、同条第二項)

これらは交通の教則でも同様のことが述べられています。

つまり夜間やトンネルなど視界が制限される状況下においてはライトを点灯することが義務付けられていますので、点灯していないと「無灯火」として罰則を受けることになります。

クリアランスランプ

  • 「クリアランスランプ」
  • 「スモールランプ」
  • 「車幅灯」

などと呼ばれているランプです。夕方少し暗くなった際などに使用しているドライバーが多いのですが、本来は暗いときにはヘッドライトを使用しなければいけません。

クリアランスランプは停車中に車の存在を周囲にわかってもらうためのランプです。

ウィンカー

ウィンカーは「方向指示器」とも言われる点滅灯です。右折時や左折時にそれぞれの方向のウィンカーを点滅させて周囲の車や歩行者に意志を伝えます。ウィンカーの色は保安基準によって橙色と決められています。

普通はハンドル横のライトスイッチがあるレバー

  • 下に動かす・・・右ウィンカーが点灯
  • 上に動かす・・・左ウィンカーが点灯

するようになっています。

フォグライト

フォグライトはヘッドライトよりも下の部分に設置されており、濃霧のときなどに視界が遮られた際に路面を照らして使用します。「フォグ」とは「霧」のことを意味しており、霧のように細かい粒子でも光を反射しないような構造となっています。

普通は霧が発生している際には細かい粒子の水蒸気が広がっている状態のために普通にヘッドライトのハイビームを当てても光が乱反射してしまい、周囲が見えづらくなることがあります。

しかしフォグライトは下向きに発射され、水蒸気の影響を受けにくいようになっているのです。そのため霧の中でも前方の路面を照らすことが可能となっています。

山の中などで霧が発生して視界が悪い時に使用するのですが、晴天時にフォグライトを使用すると対向車に対して強く照らしてしまうことになって危険です。

霧などが発生していないときには使用しないようにしておきましょう。ライトスイッチに付いているフォグライトスイッチで操作します。

トラックの背面についているライト

トラックは前面だけでなく、背面にもライトが色々と備えられています。

テールライト

テールライトは「尾灯」とも言われる車体の後部に設置されたライトです。夜間やトンネル、悪天候時に後方を走っている車に対して自車の存在をわからせることができ、車間距離などをはかる目安となります。

ヘッドライトと連動して夜間の点灯などが義務付けられているライトでもあります。

ブレーキランプ

ブレーキライトは自車がブレーキを踏んだ際に点灯するライトです。色は「赤」に定められており、自車が速度を落とす、停車する、といったことを後続車に知らせることができます。

中にはテールライトと一体型になっているものもあり、テールライトを点灯したままブレーキを踏むとさらにライトが強く光るという性質があります。

バックライト

バックライトはバックアップライトとも呼ばれるライトで車体の後部に設置されています。ギアをバックに入れて後退していく際に連動して白く光るようになっています。

これが点灯している車はバックしてくる可能性があるということを周囲に伝えることができます。

ナンバーライト

ナンバーライトは番号灯とも呼ばれるライトで夜間にナンバープレートの視認性を上げるためのライトです。基本的にはスモールライト、クリアランスランプと連動して操作されるためにライトスイッチを操作すると点灯するようになります。

車内についているライト・その他のライト

車に設置されているライトは主に外部に向けて照射されて視界を確保したり、周囲に自車の存在を伝えるという役割をしています。しかし一部、車内で使用されるライトもあります。ここではそれらについて紹介していきます。

車内灯

車内灯はルームライトとも呼ばれるライトです。スイッチによってその灯火方法は変わってきます。主な操作方法としては、

  • ドアを開けた際に自動で点灯する
  • 手動で点灯する
  • 完全に点灯しないようにスイッチを切る

といったものがあります。

デイライト

普通ライトは夜間や悪天候、トンネルなどで使用されることが多いのですが、このデイライトは昼間に点灯するためのライトです。

周囲からの視認性を上げることが目的とされており、自車の存在をわかりやすくすることで交通事故を未然に防ぐ効果があります。

まとめ

車には前方や後方、車内用など様々なライトが設置されています。それぞれに役割があり、ライトを使用することで

  • 暗い中でも視界を確保する
  • 自車がどちらに曲がるのか
  • 停車するのかを周囲にわからせる

など様々なことが可能となります。また、視界が悪い中ではライトを点灯することが法令で定められていることがあります。

自車の安全と周囲の安全、法令を遵守するためにもライトを適切に使用していきましょう。

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