白ナンバートラックとは?緑ナンバートラックとの仕事内容の違い

   

日本を走るトラックには、白ナンバーと緑ナンバーのトラックが走っています。

トラック運転手をしている中でも、何故トラックに白ナンバーと緑ナンバーがあるのかご存じない方も多いのではないでしょうか。

そこでここではトラック運転手を目指す際に役に立つように、白ナンバートラックのことについて詳しくお伝えしたいと思います。

白ナンバートラックと緑ナンバートラックの違い

白ナンバートラックとは?

白ナンバートラックとは、「自社の荷物以外を運んで運賃を得てはいけないトラック」です。

車両の用途は「自家用」となり、人員や荷物を運ぶ運賃で利益を得ることができないため、運んだ商品を売ることで利益を得ます。

そのためメーカーや工場が自社製品を搬入する目的で使用することがメインとなり、「自社便」とも呼ばれます。

緑ナンバートラックとは?

緑ナンバートラックは「営業ナンバー」とも呼ばれており、他者から依頼を受けて荷物を運ぶことで運賃を得ることのできる「運送業」のトラックです。

バスやタクシーなども人を運ぶことで運賃を得ているので、緑ナンバーです。車両の用途は「事業用」となります。車体に運送会社名を入れて不特定多数に向けて宣伝することができます。

白ナンバートラック運転手と緑ナンバートラック運転手の違い

雇用形態

白ナンバートラックの運転手は、車両を所有するメーカーなどから直接雇用されています。

緑ナンバートラックの運転手は、車両を所有する運送会社に直接雇用されています。

どちらの場合も、必ずしも正社員とは限りません

業務内容

白ナンバートラックの運転手は、自社の商品を運ぶ仕事だけでなく、社に戻ってから他の仕事をすることもあります。

緑ナンバートラックの運転手の仕事は顧客によって様々ですが、基本的には荷物を運ぶことが仕事です。

給与、賞与

白ナンバートラックの運転手は緑ナンバートラックの運転手に比べて、一般的に年収が高い傾向にあります。

メーカーなどの場合は製造担当者と同等の雇用条件であることも多く、昇給があるだけでなく賞与も見込まれるためです。

白ナンバートラックはどこで使われているの

建設業

建設業における白ナンバートラックは、主にダンプです。

運賃を得る緑ナンバーのダンプもありますが、白ナンバーのダンプは運賃ではなく、運んだ土砂や砕石などを販売することで利益を上げています。

ダンプの場合はメーカーなどとは違って日給月給制のところも多く、自社製品を扱っているわけではないので仕事も不安定になりがちです。

製造業

製造業の白ナンバートラックは、自社製品を運ぶために使用されます。

工場から顧客や倉庫、加工会社などへの配送がメインとなりますが、中には「午前中は生産、午後は配送」といったスケジュールもあります。

メーカーの社員という場合が多いので、昇給や賞与も見込めますし、運送業務ができなくなっても生産ラインへの異動も有り得ます。

食品加工業

食品加工業の白ナンバートラックは、トラック運転手としての雇用ではなく社員が配送を担うケースが多く見られます。そのため配送先への営業要素が絡むこともあります。

業界にもよるので一概にはいえませんが、昇進の過程で配送業務を担当するケースもあります。メーカーの社員と同等の条件での雇用が多く、昇給や賞与も見込めます。

農業、林業

農業や林業の白ナンバートラックは、作物や木材を商品として運搬するために使用されます。

多くは農業や林業に従事している人が運転手をすることになり、運転業務のみとしての求人はまずありません。

天候などに左右されやすい業界ではありますが、自然に囲まれてやりがいのある職だと感じている人の話もよく聞かれます。

廃棄物収集運搬業

廃棄物収集運搬業の白ナンバートラックは、主に平ボディのトラックか、ゴミ収集車のようなパッカー車での業務となり、運搬そのものよりも収集と処理がメインになります。

行政と契約しているような会社であれば安定した働き方ができますし、地域に貢献できているという実感を持てます。その反面、年間休日が少ないことがデメリットです。

白ナンバートラックで行うと違法になること

白ナンバートラックでは営業行為が認められていないため、他者から依頼された荷物を運んで運賃を徴収することは、違法行為にあたります。

個人事業として特定の会社との請負契約という形なら可能ですが、車体に「○○運送」などの社名を入れて走行することは、不特定多数に向けた営業行為にあたりますので出来ません。

もちろん自社製品を運ぶためのトラックであれば、社名を入れた看板を掲げることができます。意外かもしれませんが、山崎製パンは配送を自社で行っており、大型トラックであっても白ナンバーです。

引越し業者が繁忙期に車両が足りないために一時的に白ナンバーのレンタカーを使用することは、運輸支局に届出をすれば可能となります。

まとめ

白ナンバートラックにも緑ナンバートラックにも、それぞれのメリットやデメリットがあります。

トラック運転手として働くことを求めるならば、運送業務がメインとなる緑ナンバーのトラックに乗るのが一番です。

メーカーの社員などの安定を求めるのであれば、白ナンバートラックの運転手も視野に入れてみることで、就職先を選ぶ幅を広げることができます。

自身の希望に沿った理想の仕事に出会えるよう、じっくり検討してくださいね。

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