トラック運転手をすぐ辞めたい人へ。辞めたいドライバーに転職をお勧めする知恵袋

      2019/02/13

トラック運転手を辞めたい、と思ったらどうしたらいいのでしょうか?

トラック運転手を始めたけど、想像以上に辛い、そして稼げない、と落胆し、もう辞めてしまおうか悩んでいる人も多いのではないかと思います。

トラック会社で働き出したばっかりなのに、こんなにすぐ辞めてしまっては恥ずかしい、と思う人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

今回は、トラック運転手を辞めたいと思う理由、そして辞めたくなった人へのアドバイスをご紹介します!

トラック運転手を辞めたい理由とは?

トラック運転手が仕事を辞めたくなる理由とは何なのでしょうか?

理由は人それぞれですが、口コミサイトを見ると以下の3つが多く見られます。

  1. 労働時間が長く不規則
  2. トラック運転で稼げない
  3. 職場の人間関係

1. 労働時間が長く不規則

トラック運転手を辞める一番多い理由は、トラック運転手の労働時間の長いこと、そして不規則であることでしょう。

口コミサイトでは、「長距離運転手として再就職して1週間だが、仕事内容がきつすぎて辞めたい」という投稿や、「長距離運転手だが、最近家族ができて、家に帰れない生活を変えたいからもっと規則的な仕事に転職したい」という投稿が多く見られます。

引用元:Yahoo知恵袋

また、長時間労働が原因でより条件のいい会社に転職したつもりだったのに、新しい会社に行ってみたら前より労働環境が悪かった、というケースもあるようです。

実際に、トラック運転手は改善基準という労働時間の制限基準が設けられていますが、多くの事業所で守られていないのが現状です。

改善基準の参考記事:【2018年版】トラック運転手の改善基準をわかりやすく解説!トラック運転手なら知っておくべき内容まとめ

基準を超えた労働時間を働かされている場合は、今すぐもっと待遇のいい会社や、自分に合った職種への転職を考えたほうが良いでしょう。

例えば、引っ越しドライバーや宅配便配送の仕事などは、日中の仕事なので規則的な生活を送ることができます。長距離運転手をしていて、不規則な生活が自分に合わないと感じる場合は、規則的なトラック運転の仕事も考えていいかもしれません。

2. トラック運転で稼げない

トラック運転手を辞めたい理由として2番目に多いのが、トラック運転手は仕事に見合った給料が稼げない、という理由です。

口コミサイトを見ると、「50歳の現在まで30年間トラック運転手を続けてきたが、仕事も内容が変わらず給料も安いままなので辞めようか悩んでいる」という投稿や、「21歳から10年間トラック運転手をやってきたが、長距離運転手でも稼げず、結局辞めてしまった」という投稿が見られます。

引用元:Yahoo知恵袋

トラック運転手は走ったら走っただけ稼げると言われていますが、トラック会社によって給与が大きく異なるのが現実です。

全体的に見ると、トラック運転手の平均年収は上昇傾向にあり、需要の拡大を受け今後も上がっていくことが期待されます。

参考記事:トラック運転手(ドライバー)の平均年収推移・年収を上げる方法など

思った額を稼げず悩んでいる方は、まずはもっと条件のいい会社を探してみることをお勧めします。

3. 職場の人間関係

トラック運転手を辞めたい理由として、意外と多いのが人間関係です。

「上司があら探しばかりする人で、仕事が全然楽しくない」といった上司や同僚と合わないという投稿や、「今20代だが、10代の頃は普通に暴力を振るわれていた」「少しのミスで、しばらく仕事回さないからな!と怒鳴られた」といった身体的・精神的苦痛を与えられるのが辛いという投稿が多く見られます。

引用元:Yahoo知恵袋

実際に、トラック業界は上下関係が強く残る業界と言われており、年功序列な社風の会社が多いのが事実です。

この社風も会社によって大きく変わり、ずっと人間関係に悩んでいたが、会社を変えたら全く悩まなくなった、という声もあります。古風な社風の会社に入ってしまい、トラック業界ってこんなものなのかな…と諦めてしまうのは危険です。

人間関係で悩んだら、他の会社を調べてみて見ることをお勧めします。

辞める前に再チェック!トラック運転手を辞めるべきでないケースとは?

「よし、だったら早速辞めてやる!明日にでも辞職願を会社に提出しよう!」
この記事をここまで読んで、多くの方がそう思われたかもしれません。

しかし、もう一度だけ、深呼吸して待ってください。

もしかしたら、あなたが悩んでいるケースであれば、トラック運転手を辞める!と決めるにはまだ早い可能性もあります。

この項目では、トラック運転手を辞めるべきでないケースについてを解説していくので、トラックドライバーを辞める決意をするその前に、最後のチェック項目として活用してみてください。

なんとなく辞めたいと思っている場合

「トラック運転手の仕事、別に辛いわけではないんだけどなんとなくつまらないし辞めようかな~...」

このような理由で辞職を検討している方は、もう少しお仕事を続けて頑張ってみてもいいかもしれません。

というのも、お仕事はお仕事である以上、誰しもが何らかの不満や嫌な部分は抱えながら働いている人がほとんどなのです。

全部が全部自分の満足のいく環境は、トラック運転手から他の業種や会社に行ったとても、見つけるのは非常に困難でしょうし、嫌な中でも楽しさややりがいを感じる部分が少しでもあるならば、頑張ってみるのも一つの解決策だと考えられます。

ただ、ご自身の中で確固たる理由で辞めたい!とお考えなのであれば、トラック運転手を辞めることが最善策かもしれません。

入社したばかりで辞めたいと考えている場合

入社したばかりで、仕事もようやく覚え始めてきた...というところで辞めたいと考えている方も結構いらっしゃると思います。

特に、初めて仕事に就いた方や、運送業界以外の業種から転職して来られた方は、働き方や業界のルールなどに戸惑い、嫌になって辞めてしまう場合が多々見られます。

ただ、一つアドバイスをすると、もしかしたら、そういった戸惑いや苦しい場面に直面することは、最初のハードルに過ぎないかもしれません。一度そこを乗り越えてしまえば、仕事も慣れてきて楽しくやれるようになった!という方もたくさんいらっしゃいます。

トラック運転手を辞めたい人へのアドバイス

トラック運転手を辞めたい理由をご説明しましたが、辞めたいと思っている運転手がなかなか転職に足を踏み出せない理由として、以下の理由が挙げられます。

  • 入ってすぐに辞めるのは恥ずかしい
  • 転職に失敗するリスクを背負いたくない

確かに、辛いからといってすぐ辞めると、そんなんじゃどこ行ってもやっていけないぞ!と言われたりしますよね。また、転職は失敗するリスクがあるし、転職したところで労働環境はそんなに変わらないのではないか、と思っている人も多いようです。

そんな悩めるトラック運転手の皆さんへ、ドライバーハッカーがアドバイスいたします!

労働環境が悪いならすぐに辞めるべき!

労働環境が悪いという理由でトラック運転手を辞めたいと思っている方は、すぐにもっと待遇の良い会社を探すことをお勧めします

例えば、今の会社が改善基準違反をしていたり、働いた分の給料がもらえなかったりする場合、その会社はいわゆるブラックです。

近年トラック運転手の需要が急増し、年収平均も段々上がっています。そんな中、ドライバーを大切にする運送会社とブラック企業の差はどんどん広がっています。

今やごまんとトラック会社がある中で、ずっとブラック会社に止まっているのはもったいないでしょう。

転職するなら今!トラック業界は今売り手市場

転職したいけど大変そうだな、と思っているトラック運転手の方も多いと思いますが、トラック業界は人手不足のため、他職種からも同職種からも、非常に転職しやすい状態です。

これは、トラック業界は転職しやすいと考えるより、トラック運転手が自由に就職先を選ぶことができる環境である、ととらえてください。

優良なトラック会社は、ドライバーに長く働いてもらうため、どんどん待遇をよくしようと頑張っています。

満足するまで自分にあった会社を探し、会社に勤めている場合でも、常にいい条件の会社がないか探すことが大切です。

辞めると決めたらいざ行動!円満退職する方法を解説

それでは、この項目では実際に会社を退職する際にどのような手続きや流れを踏めば、円満且つ円滑にトラック運転手を辞めることができるのかを、法律などに則って解説していきます。

トラック運転手を辞める前に最後に試してほしいこと

何度も何度もしつこいよ!と思われてしまうかもしれませんが、退職する方法をお伝えする前に、最後の確認です。

トラック運転手を辞める!と決意する前に、もう一度だけ下記に記載することを是非試してみてほしいです。

・他の運送会社などを調べて、今働いている会社と労働条件を比較してみる

・自身がトラック運転手を辞めたいと思っている理由をリストアップして、自己分析する

・友人や家族に現状悩んでいることを打ち明けた上で、相談してみる

・有給休暇を取得して心や身体をリラックスする時間を取り、じっくり考える

これらのことを試してみて、気持ちが変わるのであれば、もう少し今の会社で頑張ってみてもいいかもしれません。

会社側へ退職意志を伝える

それではここからは、円満退職に向けた流れを解説していきます。
退職を円滑に進めるために、まずは会社に対して退職意志を伝える必要があります。

ここで注意していただきたいとのは、「退職届と退職願は違う」という点です。
退職届が会社に対しての一方的な退職の意志を宣言するものであるのに対して、退職願は会社へ「退職させてほしい」と依頼をするものになっています。

仮に、退職願が受理されなかった場合は、別途で退職届を会社側に送る必要があります。
ちなみに、法律上は2週間前までに退職届を提出すれば辞職が可能となっています。

とはいえ、会社側もあなたが辞める際には、引き継ぎ業務など時間が必要となりますし、社会人のモラルとしても、円満に退職をするのであれば1ヶ月以上前には退職願を伝えることをおすすめします。

失業保険、社会保険、年金の手続きをする

退職後、すぐに転職先が決まっている場合は、転職先企業から指定された必要書類を提出するだけで他の手続きは特に必要ありませんが、まだ転職先が未定の場合は保険関連の手続きを行う必要があります。

失業保険に関しては、2年以上雇用保険に加入していた経歴が有り、積極的に求職活動をしているにもかかわらずまだ転職先が決まっていない場合に受給できるケースがあるので、そちらの手続きをまずは行いましょう。

また、健康保険に関しても、次の会社に入るまでにブランクがある場合、変更する手続きが必要となるため、

・自治体の窓口に入って国民健康保険への加入に変更する
・家族の扶養に入る
・退職した会社の健康保険を「任意継続にする」

のいずれかを行う必要があります。

最後に、年金も変更の手続きを実施する必要があり、会社員の種別である「第二号被保険者」から「第一号被保険者」に種別変更を行ってください。

有給休暇を消化する

こちらは円滑に退職をする方法とは少し脱線するかもしれませんが、日本国の労働者は有給休暇を取得する権利を持っており、6ヶ月以上勤務をしており、労働日の8割以上出勤をしていた場合、残っている有給休暇を消化することができます。

注意していただきたいのは、有給休暇の取得申請は、退職前に行わなければならないという点です。

有給休暇申請を会社は原則として断ることは出来ないので、辞職のタイミングで残っている有給すべてを消化しましょう。

最後に

トラック運転手を辞めたいと悩んでる方は多いと思います。

この記事でもお伝えしましたが、たくさんのトラック会社や業界が選べる今、一つの会社に無理をして居続けるのはもったいないです。

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