トラックの泥除けの付け方とは?役割やつける手順について解説!
自分の乗るトラックをカスタマイズするのは運転手としての楽しみだと感じる方が多いです。泥除けもそんなカスタムパーツとして人気で、自ら交換する方もいらっしゃいます。
今回は泥除けの交換手順やつけ方などをご紹介いたします。
Contents
泥除けの役割とは?
泥除けはタイヤの後ろにぶら下がっている垂れ幕のようなパーツですね。
トラックが走る時に砂や砂利や小石などをタイヤが巻き上げて、巻き上げたものがボディーに当たるのを防いでくれるガードのような役割を果たします。
また、雨や雪などの悪天候の時には水に混ざった泥や砂や小石を巻き上げたりしないような役割や、後続車にこれらのものを当ててしまわないようにするための跳ね防止のためのパーツなのです。
さらにトラックの泥除けがキラキラと反射する素材でできているのをご存知でしょうか?これにも理由があって、夜間に走行している時に後続車が「前にトラックが走っている」と認識できるため、車間距離を取る目安にもなっているのです。
泥除けを選ぶための素材と特徴について
泥除けを自分で交換する前に、泥除けに最適な素材や大きさの選び方をご紹介いたしましょう。
ゴム製の泥除け
トラックの泥除けでもっとも多いのが天然ゴムで作られた泥除けです。ポピュラーな素材ですが天然ゴムは弾性があり摩耗にも強いという特徴があります。
弾性が強いので小石や泥が落ちやすく後続車に当たる心配も軽減できます。
これがトラックの泥除けで使われる素材として選ばれる理由と特性です。ただし天然ゴムの効果を発揮するためにはある程度の厚みが必要になります。
EVAの泥除け
EVAは合成樹脂でできた素材で、弾性に優れ衝撃にも強いという特徴の他に、樹脂なので光沢と艶がありトラックの足元が映えます。光沢のある好みの色を選べるのも人気の理由でしょう。
天然ゴムには無い良い意味での派手さや効果を実感でき、好みのデザインや好みの色を選べるというメリットがあります。
エナメル素材の泥除け
エナメル素材は撥水性が良くデザイン性に富んでいるのが特徴です。言い換えると個性的なデザインやカラーの泥除けが多いです。
エナメルは見た目の光沢もありますし、違うカラーの生地を張り合わせることも可能です。
そのため何かの拍子にめくれたら違う色だったといったコントラストを楽しめますし、生地を重ねることで強度も増します。
トラックの泥除けの付け方と交換手順
トラックの泥除けを交換しようと思った時、どんな手順で取り付ければ良いのかをわかりやすく解説いたします。
既存の泥除けを外す
まずは現在付いている泥除けを外さなくてはなりません。
気を付けなくてはならないのは泥除けを取り付けているボルト、ナットが錆びたり腐食して取れないケースがあるので、この場合は切断するため新しいボルトとナットを用意する点です。
また錆びて回らない場合にボルトやナットを外さなくてはならないので、ボルトカッターなどもあらかじめ準備しておくと良いでしょう。
交換する泥除けに穴をあける
新しい泥除けには穴が空いていません。これはトラックによってボルトの位置が違うからです。
なのでボルトを通す位置を取り外した泥除けと重ね、穴を開ける場所をしっかりと計算して同じ位置に穴を開けます。
穴を開ける方法ですが、穴の位置を記した1枚と残りを重ねてまとめて穴を開けるとずれるなどの失敗が少ないです。
取り替えてボルトで固定する
穴が空いたらいよいよ新しい泥除けをタイヤのすぐ後ろの泥除け取付け位置に配置してボルトで絞めていきます。ボルトの締めが甘いと走行中に緩んでしまい、泥除けを落としてしまいかねません。
トラックのパーツは一つが大きいので、万が一落下して後続車に当たってしまわないとも限りません。なのでボルトはしっかりと締めましょう。
泥除け交換後の車検について
トラックのパーツを交換している方ならご存知だと思うのですが、トラックのパーツを自分で交換した場合には意外と規制が厳しかったりします。
もちろんもしも規格から外れることがあれば車検は通りません。
泥除けも例外ではありません。例えば極端にサイズが大きくてはみ出して見える場合や、逆に極端にサイズが小さくて泥除けの役割を果たせないなどの理由から、幅が2センチ以上にならないよう気を付けましょう。
ちなみにフェンダーの一番外側にはみ出さないよう気を付ければ良いでしょう。また硬い素材の場合は角が尖っていると通らないので、過度にRを付けましょう。
ただし本体硬度が60ショア(薄いゴム・EVA)の場合は角が尖っていても問題ありません。
巻き込み防止のプレート装着も忘れずに!
泥除けを交換する時には巻き込みを防止するために巻き込み防止プレートというものを取り付けます。
なぜ巻き込み防止プレートが必要なのかというと、もしも巻き込み防止プレートが無かったら、トラックをバックする時にタイヤに巻き込んでしまうからです。
トラックの泥除けとタイヤまでの距離をご覧になったことがある方はご存知のように、非常に近い場所に取り付けてあるものです。
バックしたらすぐに泥除けを巻き上げてしまってちぎれてしまい、泥除けとしての効果を発揮できません。
なのでまずは古い泥除け防止プレートを装着してから交換しましょう。また、巻き込み防止プレートによってボルトの数が変わります。多ければ多いほどしっかりと固定できるので落下防止の効果も期待できます。
まとめ
今回はトラックのカスタムパーツで人気の泥除けについてのお話をしました。泥除けの役割なんてちっぽけかもしれませんが、意外と重要な役割を担っているものなのです。
交換する際には手順やサイズそして素材にもこだわって、魅せるトラックにカスタマイズしましょう。