【2020年版】準中型免許が乗れる車種は何トンまで乗れるの?乗れるトラックや車を徹底解説!

      2020/11/16

2017年3月12日に改正道路交通法が施行され、「準中型免許」という新しい免許区分が新設されました。

基本的には若手の雇用促進など、業界的にもメリットが大きいと言われています。しかし、免許区分の変更により、免許条件違反をしてしまう会社や個人も出てくることが予想されます。

違反して、罰金に繋がらないように、この記事にてしっかりと理解することをオススメします!

準中型免許とは?

元々のトラック免許は、

①普通免許
②中型免許
③大型免許

という3つの区分になっていました。

そして、今回の準中型免許は以下の画像のように、①普通免許②中型免許の間に位置する新しい免許です。
準中型免許
引用元:準中型免許Q&A 全日本トラック協会

ちなみに正式名称は「準中型自動車第一種運転免許」と呼ばれています。

準中型免許乗れるトラックまとめ|何トンまで?

準中型免許で乗れるトラックの条件は以下の通りです。

車両総重量:3.5t以上 7.5t未満
積載量:2t以上 4.5t未満
乗車定員:10人以下

バン型小型トラック、平ボディ小型トラックなどが代表的な例となります。
準中型免許_乗れるトラック
引用元:政府広報オンライン

小型トラック(2トン/3トン)は運転可能?|準中型免許

準中型免許では、小型トラック(2トン/3トン)を運転することが可能です。また、ご存知かと思いますが、以下に2トントラック、3トントラックの定義を記載しておきます。

・2トントラック:最大積載量が2.0t〜2.9と2トン台の車
・3トントラック:最大積載量が3.0t〜3.9tと3トン台の車

小型トラック(2トン/3トン)の例

小型トラックは以下のような種類になります。

2tショート、ロングトラック、平トラック

コンビニ等の配送車、引越用のトラックがこれに該当します。このトラックは総重量は4t~5t程度のものが多く、いわゆる2tトラックの大きいグレードやワイドキャブの車も運転可能です。

車種としては三菱ふそうのキャンター、トヨタのダイナ、いすず自動車のエルフがあります。

保冷設備のトラック

クール宅急便などの保冷設備、断熱材等が架装されたトラックがこれに該当します。精密機械や青果などの運搬でも見られるトラックです。

2ユニック車

架装されたクレーンの部分を含めると総重量が5tを超える車が多いため、準中型免許が必要です。

クレーン作業には小型移動式クレーンと玉掛けの資格が必要です。

高所作業車

電線工事、看板取り付けなど高所で作業する際に利用する車です。車両総重量が5tを超えるものが多いです。

ゴミ収集車(パッカー車)

多くの車が2tトラックをベースに作られているので普通免許では乗れません。

法改正で違反が増加?|2トントラックは準中型免許が必須

少し複雑で理解しづらいポイントになるのですが、今回の準中型免許が生まれたことにより、普通免許で運転できる車も変更になりました。

具体的には、普通免許で運転できる車の最大積載量が3トン未満 → 2トン未満に変更となりました。

そのため、従業員として運送会社にいる場合は、自分の免許で就職できる会社を選ぶようにしましょう。

一方、会社を経営している場合は、社員に違反をさせないよう注意しておきましょう。

4トントラックは運転できない?

準中型免許で、4トントラックを運転することはできません。

準中型免許は「最大総重量が7.5t未満、最大積載量が4.5t未満」なので、4トントラックを運転できると勘違いしてしまう人が多いです。
準中型免許_区分範囲

しかし、そもそも4トントラックの定義は「車両総重量が8t以下、最大積載量が5t以下」なので、準中型免許の範囲をはみ出てしまいます。

もし4トントラックを運転したい方は、中型免許を取得するようにしましょう。

準中型免許が生まれた背景

準中型免許が生まれた背景は、運送業のトラック運転手不足若者の就業問題の2つです。トラックを運転できる年齢を下げる事で、運送業界の若手ドライバーの雇用促進が進み、2つの課題を同時に解決できると期待されています。

全日本トラック協会によると、免許制度改定にあたって準中型免許の検討会が実施され、高卒者を含む若者の就業問題や、運送会社の労働力確保についてヒアリングが行われています。また、若者がトラックを運転できるようになるにあたり、交通事故被害者遺族にもヒアリングが行われました。結果、交通安全を加味した上で、18歳から2tトラックを運転できるようになるべきだと結論付け、準中型免許が生まれたのです。

実際に、これまで中型免許は「普通免許等の保有期間が通算2年以上」という条件により高校卒業後すぐに乗ることが出来なかった一方、普通免許だと軽トラック/ライトバンなど、乗れる車が限られており、18歳で物流・運送業界へ就職したいと思っても就職先が限られている状況でした。運送に使われるトラックは2トントラックと4トントラックが多く、中型免許がないと運転できないケースがほとんどだったのです。

しかし準中型免許の誕生によって、高校卒業後すぐに宅配便やコンビニ配送によく使われる2トントラックに乗れるようになり、若い世代が運送業界に就職するハードルが下がりました。2トントラックは食品配送や雑貨配送、ゴミ回収の仕事まで、運送業界で幅広く使われている車種なので、準中型免許を持っているだけでトラック運転手として就職する事は十分可能です。業界にとっても、未来を支える若い世代が増える事は嬉しいですよね。

このように、準中型免許の導入によって若手が就職できる会社の選択肢を広く用意し、運送業界に若手を呼び込むことを狙っているという背景があるのです。

準中型免許を取得するための条件

準中型免許の取得条件は、18歳以上であることです。視力や聴力などの適性検査において、中型免許と同じ基準が求められますが、基本的に18歳以上であれば誰でも取ることができますよ。

免許を持っていない状態でいきなり準中型免許を取得する場合は、自動車教習所にて学科学科教習27時限と技能教習41時限41時限を受けた後、運転免許試験場にて学科試験/適正試験を受けます。

平成29年(2017年)の3月以降に普通免許を取得しており、準中型免許にアップデートしたいという場合は、自動車教習所にて学科教習1時限と技能教習13時限を受けた後、運転免許試験場にて適正試験のみを受けます。

平成29年(2017年)の3月より前に普通免許を取得している場合、すでに5t限定の準中型免許を保有しています。限定解除をして車両総重量7.5t未満のトラックを運転するためには、自動車教習所にて技能教習4時限のみを受講して技能検査を受けるか、試験場で限定解除審査を受けるかのどちらかを行います。一から準中型免許を取得するよりも限定解除の方が簡単です。

普通・準中型・中型・大型免許で乗れる車種の比較

免許の種類が多く、どの免許で何トントラックを運転できるのかわかりにくいですよね。準中型免許を含め、免許別の乗れる車種を表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。この表でいう準中型免許は、車両総重量7.5t未満の準中型免許を指しているので注意してください。

 軽トラック2トントラック3トントラック4トントラック8トントラック10トントラック
普通免許
(2017年以降取得)
×××××
準中型免許×××
中型免許××
大型免許

5トン限定の準中型免許の場合、トラックの車両総重量によっては2トントラックであっても乗れない場合があるため必ず確認しましょう。2トンロングトラックなど、少し大きめのトラックに乗る際は注意です。また、普通免許であれば車両総重量3.5トン未満のトラックには乗ることができるため、1.5トントラックであれば乗ることができます。

まとめ

準中型免許について解説しました。

中型免許取得の権利がない方で、2,3トントラックに乗りたい方にオススメの免許ではありますが、普通免許を取得して二年以上経過している方は、4トントラックに乗ることもできる中型免許を取得する方が、選べる仕事の幅も広がるのでオススメです。

現在、18~19歳などで、準中型免許の取得を検討している方は、下記から準中型免許の取得支援をしている企業を探してみてください。

普通免許さえ持っていれば、仕事をしながら準中型免許の取得、長期的には中型・大型免許の取得も可能な企業をご紹介しています。

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