フルトレーラーのバックは難しい?フルトレーラーのバックのコツや練習法を徹底解説!

   

フルトレーラーの大きさは、ドライバーとしてはかっこよくて乗ってみたいと思いますよね。

フルトレーラーの運転はとても難しいと言われていますが、この記事では特に難易度が高くて苦労する人も多いバックのコツについて詳しく紹介します。

フルトレーラーのバックができない! 運転が難しい理由

トレーラーの中でも最も運転が難しいといわれるフルトレーラーですが、フルトレーラーの運転、とりわけバックをうまくするためには、まずはフルトレーラーの構造や特徴を知る必要があります。

ここでは、フルトレーラーの基本構造から、運転のコツ。バックが上達するための練習方法までを詳しく解説していきます。

フルトレーラー(ドリー式)は関節が2箇所ある

ドリー式フルトレーラーは、トレーラーの前方に台車(ドーリー)を備え付けたトレーラーです。

ドーリーはターンテーブルのように回転しますので、トレーラーの進行方向に応じて、ドーリーのタイヤも回転します。

ドリー式のフルトレーラーの一番の利点は、荷重分散です。センターアスクル式というトレーラーと比較すると、関節の箇所が2箇所設定されているため、荷重が適度に分散されます。

逆にセンターアスクル式は、関節が1箇所のため、車体のコントロールはドリー式よりも簡単です。しかし、荷重の負担が1箇所に集中してしまいますのその点は注意が必要になります。

つまり、フルトレーラーの中でもドリー式のトレーラーは、荷重負担に強いが運転難易度は高めであるということです。特にドリー式フルトレーラーの運転で難しいのが、バックです。

一般的なトレーラーであるセミトレーラーとドリー式トレーラーでは、バックの方法にも違いがあります。セミトレーラーは、バックの時には普通車と同じく、ハンドルは逆きりになります。

しかし、ドリー式は関節箇所が2箇所設定されているため、ハンドルは逆ではなく、普通にきることが基本です。

そのため、セミトレーラーの運転経験が長い人ほど、ドリー式フルトレーラー運転手に転身した際には、バックの時には注意が必要といえるでしょう。

全長が長いフルトレーラーは内輪差が大きい

普通車でも、内輪差に気をつけて運転しなければなりませんが、フルトレーラーのような全長が長い車は、特に内輪差には気をつける必要があります。

フルトレーラーの全長についてですが、基本的には全長21Mのトレーラーが一般的です。

しかし、法律の緩和により、近年では25Mものフルトレーラーが登場してきており、これほどの長さのトレーラーを機敏に運転するには、相応の訓練とセンスが必要になります。

特にトレーラーの内輪差は非常に大きく、ハンドルの切り方や判断を誤ってしまうと、大きな事故にも繋がる可能性がありますので、フルトレーラーの運転手は、この内輪差にはとても神経を使っています。

フルトレーラーを運転する際には、最初から最後まで気は抜けませんが、特にこの内輪差とバックに関しては、集中して行うことが重要です。

フルトレーラーのバックを極める方法

フルトレーラーの運転手の多くで、最も頭を悩ませているのがバックです。荷受の場所や荷積みの場所に到達した際、フルトレーラーをバックで駐車しなければならないことは、日常茶飯事といえます。

先述したように、フルトレーラーの中でも特にドリー式は操作の手法が少し変わりますので、バックは特に難易度が高いです。ここでは、そんな難しいフルトレーラーのバックを極める方法について解説を行います。

まずは直進バックを極める!

フルトレーラーのバックを極める基本の方法は、まずは直進バックを極めることです。

「直進バックぐらい簡単だ」という声が聞こえてきそうですが、フルトレーラーの直進バックは、想像以上にハードルが高いので油断は禁物です。

車体の長いフルトレーラーは、まっすぐに直進バックを行なっても、荷台部分が少しずつずれていってしまうのが特徴です。運転手は、バックを行いながら、小刻みにハンドル操作で修正を加えていく必要があります。

この操作も、慣れとセンスが必要です。万が一、バックで修正が効かなくなった場合、完全にフルトレーラーの運転技術がまだ劣っていると考えましょう。上手になるには、練習あるのみです。

広い場所で車庫入れの練習をする

フルトレーラーはとにかく大きい車です。そのため、車庫入れの練習も公道で簡単にできるわけではありません。フルトレーラーでの車庫入れを練習するには、広くて人通りの少ない場所を選択する必要があります。

例として挙げるのであれば、自動車検定書の敷地内や港などの駐車場。運送会社の敷地が広ければ、そこで練習を行うのがいいでしょう。

フルトレーラーの車庫入れは、まずは安全確認から始めるのが大前提です。死角のできやすいフルトレーラーの場合、少しの油断が思わぬ大事故をもたらします。

フルトレーラーでのバックは、普通車とは違い、基本的にハンドル「右きり」です。

トレーラーを「く」の字に曲げる必要があるからですが「く」の字に折れたなら、一旦ハンドルをまっすぐに戻し、角度によって微調整を繰り返します。

ハンドルの切り具合で、トレーラーはどんどん折れていきますので、折れの状況を細かくチェックしながら、ゆっくりと車を動かし、ハンドルを戻したり切りなおしたりしながら、角度を調整しましょう。

フルトレーラーの車庫入れは、練習でタイミングを掴むのと、センスも必要になってきます。

ただし、仮にセンスがなくても、しっかりとした練習でコツを掴んでいけば、問題なく車庫入れは可能です。基本となる車庫入れをマスターするためにも、安全な場所でしっかりと練習を行いましょう。

模型でフルトレーラーの動きをシュミレーションする

フルトレーラーの練習方法は、何も実技だけではありません。フルトレーラーの模型を使用してフルトレーラーの動きやバックの練習も可能です。

これはどういうことかというと、大きさは違えど、物の動き方は基本的に全て一緒です。

つまり、フルトレーラーの模型を使用することで、どの角度でどのぐらいトレーラーが曲がるのかを客観的に確認することが可能になります。

最も難しい車庫入れに関しても、フルトレーラーの模型を使用すれば、感覚は掴めるはずです。もちろん、全く同じというわけではありませんが、ポイントは掴むことはできるでしょう。

箱などを使用し、壁を左右に作り、模型を手で動かしながら、どのタイミング、どの切り具合でトレーラーが曲がるのかを確認することが、模型を使用したフルトレーラーの練習方法になります。

ドリー式フルトレーラーは進化しつつある!

関節が2箇所もあるドリー式フルトレーラーのバック駐車は、至難の技です。しかし、最近ではそんなドリー式フルトレーラーの弱点を克服すべく、ドリーに回転ロック装備を備え付けたフルトレーラーも登場しています。

回転ロック装備が付いていると、ドリーの回転を制御できますので、トレーラーの折れ角が必要以上に暴れることがありません。

しかし、荷重が重すぎると、制御がききづらくなったり、雨天時は滑りやすいなどのデメリットも頭には入れておく必要があります。

また、回転ロック以上に先進的な操縦装置が装着されているドリー式フルトレーラーも登場しています。操縦装置のアシスト機能を用いれば、フルトレーラーのバック駐車も、もっと簡単にできるようになるはずです。

フルトレーラーの装備技術も日々進化していますので、ドライバーにとっては朗報といえるでしょう。

まとめ

今回はフルトレーラー、とりわけドリー式フルトレーラーの操縦に関して解説を行なっていきました。フルトレーラーはとにかく車体が大きく、少しのハンドル操作で大きく車体がブレるのが特徴です。

特にバック駐車に関しては、ここで紹介した模型を使用した練習方法も含め、徹底して感覚を掴むことが重要になります。

現在は、操縦装置のついたフルトレーラーも登場していますが、フルトレーラーを運転するには、基本的な技術は必須です。

安全をしっかりと確認し、フルトレーラーの技術を磨きながら、最高のドライバーを目指しましょう。

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