フルトレーラーのドーリー式とはどんな構造と仕組み?ドーリー式とセンターアクスル式を徹底解説!

   

フルトレーラーにはドーリー式とセンターアクスル式の2種類があることをご存知でしょうか。今回はフルトレーラーのドーリー式について詳細に解説します。

一般的に運転が難しいとされているドーリー式のフルトレーラーは、どんな構造なのでしょうか?仕組みをわかりやすく解説していきます。

フルトレーラーとは

フルトレーラーとは、トレーラー荷重のほとんどがトレーラー自身にかかる構造のトレーラーです。

ドーリー式またはセンターアクスル式の大型フルトレーラーとセンターアクスル式の軽量なフルトレーラーに大別されます。

通常の大型トラックで8m程度の車体を引っ張っています。トラクターの上にトレーラーを乗せるのではなく、トラクター自体に荷重が全部かかるようになっている仕組みです。

2.ドーリー式とセンターアクスル式の違い

ドーリー式

ドーリー式は前方にドーリーという台車を備えているフルトレーラーのことでドーリー式フルトレーラーと言われることが多いです。

ドーリーはターンテーブルのように回転するため、トラクターが曲がる際にはドーリーのタイヤも連動して左右に曲がります。

センターアクスル式と比べ、前と後ろの軸が離れていることから荷重が分散されているのです。連結回転軸はピントルフックとターンテーブルの2箇所になっています。

センターアクスル式

センターアクスル式は中央(センター)に車軸(アクスル)があるという意味です。ドーリー式はトレーラーの両端に車軸があるのに対し、センターアクスル式は中央に車軸があればセンターアクスル式という解釈でいいでしょう。

前後のバランスをとり中央の車軸で全荷重を支える構造になっています。センターアクスル式はターンテーブルがないので運転がしやすいですし、トラクターとトレーラーの距離が近いため荷台を長く作ることが容易です。

ただトラクター側に荷重がかかってしまうのでトレーラーのブレーキがロックする恐れもあります。

ドーリー式フルトレーラーの構造

前方に台車を備えている

ドーリー式は前方にドーリーという名の台車を備えているトレーラーです。トラクターが曲がる際に連動して曲がるため運転が難しいとされています。

ターンテーブルのように回転

ターンテーブルは連結した部分を軸にしてドーリーを引っ張る構造になっています。このターンテーブルにより小回りが利いた走行が可能です。

ターンテーブルがあることによってハンドルを切った時にそのままドーリーがついてくる反応(可動域)が良くなります。

連結になっている形

連結部分は円型でありドーリー側のキングピンが連結部分にロックすることで連結が完了となります。

注意事項として連結部分同士の高さに違いが生じるとトレーラーとトラクターの破損の恐れがありますので連結前に目視にて高さ確認して確実な連結をしましょう。

ドーリー式フルトレーラーの特徴

トラクターに荷重がかからない

ドーリー式はセンターアクスル式と比較してドーリーのタイヤの位置が離れているため、荷重が均等にかかる仕組みになっていますので安定した走行ができます。

センターアクスル式は中央に車軸があるため不安定でトレーラーに荷重を分散することができず、トラクターに荷重をかけてしまうのです。

連結方法

まずはターンテーブルとドーリー側のピントルフックの高さを調節しながら、後退することで連結ができます。

運転が難しい

フルトレーラーの後退はピントルフックとキングピンの2箇所での屈折で難しく、空車時はドーリーに油圧でロックをかけられて連結器のところだけで屈折するようにできるので比較的簡単に後退ができますが、実車時は油圧が負けてしまうので難しくなります。

決して無理なものでなく、センスとある程度の練習でなんとかなるものです。もしできなくても何回か繰り返して後退することで必ずできます。

前進については他のトレーラーと変わりなく、難しいということはないです。

まとめ

フルトレーラーのドーリー式での前進はともかく後退が非常に難しくそれさえ気を付ければ問題はないでしょう。

走行時の注意点として、内輪差が非常に大きく左側方の二輪車原付等を巻き込みやすい、カーブでははみだしが大きくなる。

急なカーブではトラクター部分は対向車線にはみださなくてもトレーラー部分がはみ出すことがあり衝突の原因となる。

急なブレーキを利用すると荷台が前に出るので緊急性がない限り緩やかなブレーキを心がける、等重量な車両を運転する際は気を付けることが多いです。今回は以上です。

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