佐川急便の委託業務ってどういう仕事内容?気になるメリットや給料を解説!
会社員として働いた経験はあるけれど、自分のペースで仕事がしたいと思っている人におすすめなのが、宅配業における委託業務です。でも、委託というといまいち分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、業務委託を積極的に採用している佐川急便を例に取り、気になるメリットやがんばったらどれくらい収入が得られるのかについてご紹介したいと思います。
Contents
佐川急便の委託業務とは
- 「正社員としては働けない」
- 「自分の都合の良い時間だけ働きたい」
- 「週末だけ副業として働きたい」
という人が自分の車や自転車を利用して宅配を行うというものです。とにかく自分のペースで働くことができるということと、収入をコントロールできるというのが特徴です。
基本的には荷物1つ○○○円という形で計算され、宅配した分だけ報酬を得ることになります。
個人で請け負うメリットとデメリット
- やればやるほど収入になる
- 家事や他の仕事の合間に行うことができる
というのがメリットとなります。
- 副業として行う
- 空いている時間を利用する
- ゆくゆく独立開業するための練習台として行うことができる
という長所があります。
逆にデメリットとしては
- 毎月固定した収入にはならない
- 時期的にいつも同じ仕事量がわるわけではない
- 自分の車を使用したりするので責任が自分にかかってくる
というものがあります。やはり収入面に関する不安が多いようで、まとまった固定給やボーナスがないということを気にしている人もいます。
また、会社に出社してそこを拠点にするというわけではなく、自宅が拠点となりますので、荷物の受け取り場所が遠方の集荷場所だったりするとそこに行くだけでも時間がかかります。常に近くの集荷場所であるとは限らないというのもデメリットの一つです。
業務内容
佐川急便の社員であれば、もちろん佐川急便のトラックを使って仕事をするということになるのですが、請負で仕事をする場合は使用するのは自分の自動車や自転車ということになります。
指定された集荷場所に行って荷物を受け取り、コースを回って配達をしていきます。1コースの目安は荷物150個ほど。2コースの目安は250個ほどで、とにかくスムーズに荷物を配達していくと大きな収入にもつながります。
募集職種
宅配サポーター
宅配サポーターは自分で車を持っている人であれば、すぐに始めることができる仕事です。現在ほとんどの営業所で配達の人手が足りていないという状況ですので、安定した仕事量があります。
特に「加盟金」「入会金」といったものを払う必要もありませんし、難しい採用条件があるというわけではありません。普通自動車の免許を持っていればたいていは大丈夫で、経験もなくて大丈夫です。資金があまりなくてもスタートできるのがメリットと言えるでしょう。
宅配メイト
こちらは宅配サポーターよりもさらに自宅に近い狭い地域を自転車や徒歩で配達していくものです。まったくしたことがない人でも事前研修があるので安心して始めることができます。
仕事の合間に行ったり、パート感覚でしていたり、体を動かしておきたいシニア世代でも働いている人が多い職種でもあります。
資格
これらの仕事に特別な資格や免許は必要ではありません。自分の自動車で配達をする人はその車を運転することができる自動車免許を持っていれば大丈夫です。
もちろん最初のやり方は事前研修で指導してもらえますので不安に感じる必要もありません。
雇用形態
佐川急便の正社員として雇用されるというわけではなく、あくまでも業務の委託契約ということになります。そのため営業所によって荷物1つあたりの報酬が違うということもあります。
一般的には関東の東京近郊など人口と仕事が集中しているところでは荷物1つあたりの報酬が良くなる傾向があります。
契約期間
業務委託契約を結ぶことになるので、契約社員のような期間契約というわけではありません。そのため自分が仕事をできるときに荷物を配達するという委託契約を結ぶ形になります。
開業にまつわるサポート体制
- 「はじめはどうすれば良いのかわからない」
- 「本当に仕事は常にあるのか」
という不安を持つ人が多いのですが、サポート体制がしっかりとしているので安心です。
まず、スタートから3ヶ月の間は「新人保証」があるので、荷物がなくて仕事がまったくないということにはなりません。最低限の仕事量が保証されているのです。
そして自分の車は持っていないが、宅配サポーターとして車で配達したいという人には車のリースを斡旋したり、車両保険などの案内など細かくサポートしてもらえます。そのため最初に車を持っていなかったり、すべての知識がなくても開業サポートがしてもらえるようになっているのです。
収益モデル
やはり気になるのは「どれくらいの稼ぎになるのか」ということだと思います。ただしこの委託業務はむしろ「どれくらい働けるのか」ということが大きく影響してくるために結局はその人次第ということになります。
あくまでも参考程度に例を紹介していきます。
まず一つの荷物あたりだいたい140~150円です。ただしこれは営業所や時間帯によって変わってきますので一律ではありません。忙しい店では170円くらいに設定されることもありますし、夜間の配達で200円くらいに設定されていることもあります。
丸一日フルで荷物を宅配し続けると最大で300個ほど配達する人もいます。ただしこれはかなり一部の人で、多くは1つのコースで150個ほどが一般的です。
1つのコースを回り切って150個配達すると1つ150円の場合であれば日給が22500円ほどになります。もちろん1日は働けない、数時間だけという場合は荷物を減らしていくことになります。
あとは自分が働く日数を決めていくだけです。これでだいたいの給料を推測することができるでしょう。ただし車両保険や交通費などは自分で支払うことになるために、それも計算しなければいけません。
丸一日配達をし続けて、ほとんど休みなく働き続ける人の中には月に100万円近くの報酬を得る人もいますが、これはかなり慣れて要領よく荷物を集めて配達できる人でなければ難しいかもしれません。
開業資金
仕事を始める際に保証金や入会金などはかからないために、それほど多くの資金は必要ありません。荷物を多く積むことができるような車を持っているのであれば、すぐに仕事を始めることができますが、持っていない場合は用意する必要が出ていきます。
そしてその車で配達を行うために車両保険などに加入しなければいけませんし、荷物に何かあった場合は責任問題になってきますので貨物保険にも加入しなければいけません。どちらもそれほど高額なものではありませんので、多額の開業資金は準備できなくても大丈夫です。
佐川急便の委託はこんな人におすすめ
どういった目的で仕事をするのかにもよりますが、独立開業して稼ぎたいという人であれば、とにかく多くの荷物を配達するということが目的になります。
そのためには
- ドライバーと仲良くなって荷物を回してもらう
- その付近の道に詳しい
- 要領よく配達する手順に慣れている
ということが求められてきます。テキパキと計算して要領よく行動できる、道路状況などに詳しいという人はこの仕事に向いていると言えるでしょう。
まとめ
佐川急便の委託業務は自分で仕事時間や仕事量を選ぶことができるという自由度の高い仕事です。要領よく大量の荷物を配達できる人は多額の報酬を得ることも可能です。ぜひ一度募集要項を見てみましょう。