冷凍車の耐用年数はどれくらい?耐久性や平均使用期間を解説!
冷凍車を乗っている人は、荷台の清掃などを行うことも多いと思いますが、どのくらいの年数使えるのか気になるところですよね。
自分の車になっていると、より長く使ってあげたいと愛着もついてきますよね。「耐用年数」の意味から冷凍車の仕組みを踏まえ、冷凍車の耐用年数を解説していきます!
Contents
そもそも冷凍車とは?
冷凍車とはトラックの荷台に冷凍装置がついた食品などを運搬するための車です。
トラックの大きさは
- 2トントラック
- 4トントラック
- 10トン以上のトラック
に分けられます。冷凍だけではなく冷蔵車として使う事も可能で、細かな温度の設定ができる食品輸送用トラックの一種です。
冷凍車の仕組みは?
冷凍車はコンプレッサーで冷媒をガス状にし、コンデンサで冷やして液化させてエバポレーターに送り、そこで気化させ冷凍庫内を冷やして商品を冷却する仕組みになっています。
冷却性能は違いますが乗用車のエアコンとほぼ同じような仕組みですね。
冷却効果はどれくらい?
冷凍車の冷却効果についてを簡単に説明すると、エアコン並みとは言いながらも冷凍車は細かく温度を設定する事が可能です。
0度から-25度まで設定する事ができますので、冷蔵食品はもちろんですが冷凍そして超冷凍(冷凍食品やアイスクリームなど)までを運搬する事が可能となっています。
しかも冷凍車はエンジンを切っていても冷却機能は生きていますので、溶けてしまう心配はありません。
冷凍車の耐用年数はどれくらい?
冷凍車は通常どのくらいの耐用年数なのかについてをわかりやすく説明していきましょう。
「耐用年数」とは?
耐用年数は業務などに使用した時に何年くらい使用する事ができるのかを年数で見積もったものです。算出された年数が冷凍車の耐用年数という事になります。
新車で購入した場合には法定耐用年数が記載されていますが、中古車の場合ですが耐用年数を経過したものに関しては、法定耐用年数の20%として算出されます。
耐用年数がまだ残っている場合は使用した年数を耐用年数から差し引いて、経過年数の20%に相当する年数を加えて算出します。
冷凍車の耐用年数は?
冷凍車の耐用年数についてですが、新車の場合は12年となっています。
中古車の場合は上記したように納車してから使用した経過年数を差し引きます。そこに耐用年数の20%相当の年数を加算して算出します。
例えば耐用年数12年から使用した年数が4年だった場合、12年-(経過年数×0.8)=8.8年となります。法定耐用年数を超えている車に関しては、12年×0.2=2.4年という事になりますね。
冷却効果が弱くなる?
気になるのは中古車などを選んだ場合や耐用年数が経過してしまった場合です。もしかしたら冷却効果が弱くなってしまうのではないか?という不安を感じる場合もあるでしょう。
確かに中古車や耐用年数が経過した冷凍車が冷却効果が弱くなります。さすがにずっと新車と同じ冷却効果を維持する事は難しいでしょう。
ですが定期的にメンテナンスを行ったり、塩分などを丁寧に除去するなどお手入れを徹底していれば、著しく冷却効果が下がるという事は無いでしょう。ですがやはり徐々に冷却効果は落ちていくと思った方が良いでしょう。
耐用年数が過ぎてしまった場合
もしも耐用年数が過ぎてしまった場合はメンテナンスを行っていたとしても、やはり故障が出たり冷却効果が低下していく事は覚悟した方が良いでしょう。
できれば耐用年数を経過した冷凍車をそのまま使うのではなく、比較的新しい中古車や新車に買い替える事をおすすめいたします。
まとめ
今回は冷凍車の基本的な構造や機能、そして冷凍車の耐用年数についてをわかりやすく説明いたしました。
冷凍車は食品を扱う事が多い車両ですので、できればメンテナンスを行っていたとしても、できるだけ耐用年数があるものに早めに交換して使用すると良いでしょう。