3ナンバーは車体サイズだけで決まらない?3ナンバーを取得する基準を徹底解説!
3ナンバーの車を見かけたときに、どういう基準で3ナンバーになっているのかは気になるところですよね。
車体のサイズや排気量によって3ナンバーになるのかどうか決まるというのは本当でしょうか。法律的な話も含め、徹底解説しました!これから車を選ぶ人必見です!
Contents
3ナンバーとは?
公道を走る自動車には必ず据え付けられているナンバープレートですが、ナンバープレートに記載されている数字にも、明確に意味があります。
ナンバープレートの地名の横に、3の記載のある3ナンバーと呼ばれる自動車は、いわゆる普通乗用自動車です。
乗車人員が10人以下で、規定された車体寸法や、エンジン排気量を超えた普通自動車には、全て3ナンバーでの登録が義務付けられています。
ナンバープレートには分類番号がある
ナンバープレートの数字は、それぞれの自動車の規格に応じて、自動車を分類するために設けてあります。
3ナンバーが一定の規格以上の普通車を分類しているように、それぞれの自動車の規格に応じ、ナンバーには0~9の数字が割り振られています。
3ナンバーの基準は?
3ナンバーの基準ですが、先述したように、まずは乗車人員が10人以下です。これ以上、乗車可能な自動車は、2ナンバーである普通乗合車、つまりバスなどになります。
上記にプラスして「全長4.7メートル以下、かつ全幅1.7メートル以下、かつ全高2.0メートル以下、かつガソリン車の場合は総排気量が2000cc以下」というのが3ナンバーの基準になります。
車両サイズだけで決まる?
一昔前は、3ナンバー=大きい普通車という印象が強かったのですが、先ほど説明した基準である乗車人員10人以下であり、
「全長4.7メートル以下、かつ全幅1.7メートル以下、かつ全高2.0メートル以下、かつガソリン車の場合は総排気量が2000cc以下」という基準のいづれか一つでもオーバーしていれば、
たとえ車体の大きさが基準以下でも3ナンバーに該当させられます。つまり排気量だけがオーバーしていても、その自動車は3ナンバーに分類されるということです。
3ナンバーが適用されるサイズは?
3ナンバーが適用されるサイズは、繰り返しますが「全長4.7メートル以下、かつ全幅1.7メートル以下、かつ全高2.0メートル以下、かつガソリン車の場合は総排気量が2000cc以下」です。
この規格を一つでも超えると3ナンバーであり、逆にこの規格を全て下回れば、5ナンバー登録になります。
ちなみに軽自動車の規格は「全長3.4m以下、かつ全幅1.48m以下、かつ全高2m以下、かつエンジン排気量660cc以下」という規格が設けられています。
これらの規格を知っているだけで、自動車購入時、車種を選択する際のヒントになることでしょう。
車種で言えばどの車が3ナンバーになる?
実際に3ナンバーの車種を集めてみましたので、参考にしてみてください。
- トヨタ オーリス 幅1760mm×全長4330mm
- トヨタ イスト 幅1725mm×全長3930mm
- ホンダ ヴェゼル 幅1770mm×全長4295mm
- ホンダ CR-V 幅1820mm×全長4535mm
- 日産 エクストレイル 幅1820×全長4640mm
- 日産 リーフ 幅1770mm×全長4445mm
- マツダ アクセラ 幅1795mm×全長4480mm
- マツダ CX-5 幅1840mm×全長4540mm
- 三菱 アウトランダー 幅1810mm×全長4695mm
ここで挙げた車種は、全長は規格以下ですが、幅が規格以上のため、全て3ナンバーです。大きさが全然違うイメージのある車種でも、規格上は同じということになります。
どれか一つでも超えたら3ナンバーになる!
3ナンバーに該当する車種を上記では挙げていきましたが、上記では幅が超えているため、3ナンバーに該当しています。
逆に幅が超えていなくても、全長が超えていれば3ナンバーに該当しますし、その二つが規格以下でも、排気量が超えていれば3ナンバーです。
何度もいいますが、単純に車体の大きさで3ナンバーに決まることはありません。3ナンバーかどうかを見分けるには「車幅、全長、排気量」の3つの規格をチェックする必要があります。
まとめ
ここまで、自動車のナンバープレートの基準、とりわけ3ナンバーについて解説を行なっていきました。
3ナンバーを回避したいと思い、自動車を選んだのに、実は3ナンバーだったということがないよう、今回の記事を参考に、3ナンバーの規格と適用基準をしっかりと把握して、自動車の選択を行っていきましょう。