トラックの荷物落下を防ぐための6つの方法とは?荷物が落下したときの対処法や罰則

   

トラックの荷物落下に関する事故は意外と多く、運転手は日ごろから注意をする必要があります。

トラックを安全に運転するためにも、荷物落下を防ぐための方法を再確認しておきましょう。万が一トラックの荷物が落下した場合の対処方についても知っておくと安心です。

トラックの荷物が落下すると…

トラックの荷物が落下すると皆さんが想像しているよりもはるかに大きな危険が生じます。以下では実際に起こる危険な事故などを紹介していきます。

自損事故の可能性

トラックの荷物が落下した事に気が付かないで走り去っていってしまうことがあります。そうすると、落下物は路上に放置されることになり、様々な危険を生じます。

この場合、落下物が除去されない限り、後続の車が落下物に衝突してしまう「自損事故」の危険性が残ります。他のドライバーにも迷惑をかけてしまうことになるので注意しましょう。

後続車などとの接触事故

また、落下した荷物が後続車に直撃してしまった場合、過失責任という形で落下させたドライバーに60%、落下物に衝突した運転手に40%の損害賠償の責任が生じます。

さらに、雨天で視界が悪い、カーブで事故が発生した、その他ドライバーに過失が認められるなどの条件によっては落下させたドライバーの過失責任が80%や100%にまで引き上げられてしまい、高額な損害賠償を支払うことになってしまいます。

重大な交通事故の可能性

自動車事故の規則では、「重大な交通事故」というものが定められています。例えば、死者または重傷者をだすこと、車両が転覆・転落すると「重大な交通事故」にあたります。

中でも特に、負傷者、死亡者をだす人身事故を起こした場合、

  • 免許取り消しなどの「行政処分」
  • 過失運転傷害罪や過失運転致死傷罪などの罪に問われ罰金刑や懲役刑が課される「刑事処分」
  • 人身損害や物的損害への高額な損害賠償を支払う「民事処分」

などの重い処分が科されてしまいます。

道路交通法違反の可能性

ここでは、さらに詳しく道路交通法違反で課される賠償や処分について解説します。

では、具体的にどれくらいの賠償や懲役などの処罰が科されるのでしょうか?

事例① 過積載の大型トレーラーが横転し1名を死亡させた

   →懲役2年6か月

事例② 過積載・固定の不備で2名が死傷

   →「もう運転しない」という条件のもと、禁固2年、執行猶予5年、罰金25万円

上記のような罰則に加えて、免許停止などの処分もあり、その場合生活が立ち行かなくなる可能性もあります。

トラックの荷物が落下する原因

では、トラックの荷物が落下する原因は何なのでしょうか?

トラックの荷物が落下する際には必ず裏に原因が潜んでいます。

過積載

過積載とは車両の最大積載量を超えた重量の荷物を積み込むことです。

1回の配送で多くの荷物を運びたいという気持ちから積載量をオーバーしてしまいそうですが、過積載はとても危険な行為です。

過積載の状態で走行することは、荷物落下の大きな原因の一つです。過積載の状態で走行すると、例え固定固縛を適切に行っていても、荷物が崩れて落下してしまいます。

また、カーブでは荷物により大きな負荷がかかるので、直線道路で大丈夫でもカーブを曲がった際に荷物が落下する危険性が十分にあります。

固定器具の破損

トラックで荷物を運ぶ際には、荷物を固定器具で固定して落下しないようにします。

ですが、いくら正しい固定の仕方で固定したとしても固定器具が破損していれば、荷物は崩れて落下してしまいます。

実際に固定器具が破損していることに気が付かず、もしくは放置した状態で走行し、死亡事故などの重大な事故を引き起こした事例もあります。

固定器具の破損も荷物の落下を招いてしまう原因の一つであることを理解しましょう。

無理な運転

また、無理な運転も荷物の落下を引き起こす原因です。例えいくらうまく荷物を積んだとしても絶対に崩れることのない積み方ということはないのです。

そのため、急ブレーキやかなりの速度を出した状態でカーブを曲がろうとすると、積み荷が耐え切れず崩れて荷物が落下してしまいます。

通常の運転とは明らかに異なる無理な運転はもちろん、「これくらいいいだろう」という運転でも荷物の落下の危険性が十分にあります。

乱雑な荷物の積み方

無理な運転をしていると、固定器具が重さに耐えきれず積み荷が崩れて荷物が落下してししまうことを説明しました。

しかし、乱雑な荷物の積み方をしていると、例え無理な運転をしていなくても直線道路を走っているだけで荷物が崩れてしまう可能性があります。

荷物はただ積み込めばいいというわけではなく、しっかりとした積み方でないと、荷物の落下の原因となってしまいます。

荷物の落下の原因として、走る前の荷物の積み方にも原因があることに気をつけましょう。

トラックの荷物が落下するのを防ぐ方法

ここまで、トラックの荷物が落下する原因を説明してきました。では、荷物の落下を防ぐにはどうすればよいのでしょうか?

積載量を守る

指定された積載量を守り適切な荷物量で運転することは重要です。

過積載量を防ぐためには、荷物を積み込むときに荷物が積載量をオーバーしていないか複数回のチェックを行うことが必要です。

過積載は、荷物が固定器具の耐えうる重量を越えてしまい崩れてしまうという事態を引き起こすためとても危険なのです。積載量を守っていれば、固定器具や固定固縛がしっかりしていれば荷物の落下は起こらなくなります。

荷物の整理を行う

荷物は積み方によって安定性が大きく変わってきます。初心者が積み込んだものとベテランが積み込んだものとでは安定性もかさばり具合も全く異なります。

荷物の形に応じて適した積み方があり、適した積み方で積むことによって荷物落下の危険性が低くなります。

正しい積み方は前後左右の揺れや、ある程度の衝撃に耐えられるようになっています。そのため荷物を整理し直して正しい積み方に近づけることで、荷物が落ちにくくなります。

各器具の点検を怠らない

器具の点検は運転前に必ず行いましょう。

「毎回やらなくてもいいじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、実際はそうでもないのです。

器具の破損はいつ起こるか分からないものです。ひびが入ってから折れるまで1日とかからない可能性もあります。そのため器具の点検をこまめに行うことで未然に荷物の落下を防ぐことができます。

法定速度を守る

そもそも法定速度とは、走行中の安全を確保するために設けられているものです。法定速度を超えるということは、それだけ事故が起こりやすくなるということなのです。

しかし、法定速度を守っていれば、絶対ということはないですが、通常荷物の落下はほとんど起こらないでしょう。

例えば速度があまり出ていなければ、車間距離が狭くなってしまった場合などでも、急ブレーキをかけたりせずにある程度の余裕をもって対応することができます。

カーブの遠心力に注意する

カーブでは特に注意が必要となります。直線道路とは異なり、遠心力が働き荷崩れが起きやすくなるからです。

実際カーブで荷物が落下してほかの車に直撃してしまったという事故も発生しています。

ただでさえトラックの荷物の重心は高い位置にあり、崩れやすい状態なので、直線と同じ速度と感覚でカーブに進入してしまうと、強い遠心力が働いて荷物が崩れて落下してしまいます。

運転前に荷台の安全をチェックする

最後は荷台を全体的に見渡して荷台の安全をチェックしましょう。

固定は不十分でないか?荷物は整理されているか?落下しそうな状態になっていないか?など、全体を改めて見渡して荷物の落下が起こらないかどうかの最終的なチェックを行いましょう。

固定が甘い部分や荷物が整理しきれていないなどの点検の見落としをここで見つけて直しましょう。ここまでやれば荷物落下の点検は一通り見終わったと言えます。

トラックの荷物が落下した場合の対処法

これまで、荷物落下の原因と、防止するための方法を紹介してきました。ですが万全の状態であっても、荷物が落下してしまうことはあり得ます。

もし万が一荷物が落下してしまった場合はどのように対処すればいいのでしょうか?以下では、荷物落下が起こってしまった場合の対処法を説明していきます。

落下物は拾いに行かない

荷物が落下してしまった場合、落下した荷物は拾いに行ってはいけません。

拾いに行ってしまうと自信が危険にさらされるだけでなく、後続車との衝突など2次被害を引き超す可能性があります。

そのため焦って落下物を拾いに行くのではなく、落ち着いて所定の方法に従って対処する必要があります。

自分の身と停車位置の安全確保

荷物を落下させてしまった場合にまずすべきことは、自分の身と停車位置の安全の確保です。落とした荷物の近くで安全に停車できる場所を探します。

荷物を落としたことに焦って急停車したり、道路の真ん中で停車したりすると後続車に衝突される2次被害につながってしまいます。

なのでまずは、自分の身と停車位置の安全確保を行いましょう。

緊急ダイヤルへの連絡

落下物を回収するには「道路緊急ダイヤル(#9910)」へ連絡をしましょう。

道路緊急ダイヤルに落下物の通報を行うと、交通管理隊が落下物の回収に来てくれます。

通報する際には、「距離標(キロポスト)」と呼ばれる路肩やガードレール上にある「111.1」といった看板にかかれた距離や車線なども伝えられると交通管理隊の方も事故の現場を見つけやすいです。

落下物周辺の安全確保

交通管理隊が到着するまでは、落下物によって自身が2次被害にあわないように注意するとともに、できるだけ下手な行動はしないようにしましょう。

自身の安全が確保できれば、とりあえずはあとは何もせずに交通管理隊の到着を待つのが安全です。

交通管理隊が来たら落下物を回収してもらいましょう。焦らずに一つ一つ丁寧に対処していくことが重要です。

まとめ

今回は荷物の落下による影響や原因、そして防止の方法を説明してきました。一番大事なことは普段から荷物の落下が起こらないように防止策を徹底することです。ですが、もし荷物を落としてしまった場合は焦らずに、落ち着いて対処しましょう。

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