トレーラー運転手に未経験で転職はできない?未経験者でも転職を成功させる方法とは
未経験でもトレーラー運転手になるには、どんな免許を取得していたり経験があると採用されやすいのかを知っておくと就職活動も有利になります。今回は、トレーラー運転手の経験がない方向けに、未経験者でもトレーラー運転手になる方法を紹介します。
Contents
未経験でもトレーラー運転手になるには?
トレーラー運転手は未経験でも仕事に就くためには、免許を所得していることが前提となります。どの様な免許が必要なのか、持っていると有利になる免許についても見ていきましょう。
トレーラー運転手に必要な免許とは
普通自動車免許は、一般的な乗用車のみではなく2tトラックの運転もできる免許です。そのため、普通自動車免許のみ取得しているだけでも就職できるといえます。
また、普通自動車免許取得後2年以上が経っている場合、中型免許も取得できるため4tトラックの運転も可能です。そして、大型自動車免許も必要になります。大型自動車免許は、最大積載量6,500kg以上、車両総重量11,000kg以上、乗車定員30人以上の車を運転できる免許です。
大型免許では、トラック/タンクローリー/ダンプカーを運転できますが、取得の条件として普通自動車免許取得後3年以上が経過していなければなりません。
トレーラー運転手になるためには、大型免許の他に「けん引免許」も必須です。けん引免許がない場合でも、会社によっては取得制度を設けています。
大型免許を取得している人には、まず大型トラック運転手として仕事に従事してもらい、その後けん引免許取得してもらうのです。
無事にけん引免許が取得できた段階で、トレーラー運転手に転向させるという制度が用意されていることがありますが、実際には免許を持っている人のほうが有利になります。
トレーラー運転手の就職に有利な免許
トレーラーで何を運ぶのかによって、取得しておくと有利になる免許もあります。例えば、ガソリンを運搬するトレーラーの場合は、危険物取扱者免許があると有利です。
鋼材を運ぶ場合には、玉掛作業者やフォークリフト免許などがあると良いでしょう。フォークリフト免許は、1週間で4万円程度の費用で取得できるため、就職前に取得しておくことがおすすめです。
玉掛作業者は、荷積みと荷下ろしをクレーンで行う際に必要な免許になります。特に、建設・鉄鋼関係の運送会社に就職する場合、取得していることが一般的です。
トレーラー運転手の転職に有利な人とは
免許を持っているという点以外にも、転職・就職に有利になる条件があります。自分に当てはまる項目があるか、チェックしてみてください。
トラック運転手の経験者
大型トラック運転手の経験を活かし、トレーラー運転手に転職する人も多いです。一般的に、トレーラー運転手になるまでには、2tトラック/4tトラック/10tトラックと、大きなトラックの運転を経験します。
中型トラック、小型トラックでも良いですが、大型トラックの経験があることが最も有利でしょう。
運転技術が高く安全運転に努めるドライバー
トレーラーの運転は難しいため、運転技術の高さは必須です。過去に事故を引き起こしている人は、トレーラー運転手への再就職が難しい場合があります。
経験にもつながる部分ですが、安全運転、安全作業を徹底できる性格・人柄であるかが重要なのです。
未経験でもトレーラー運転手として採用してくれる会社の特徴
転職であれば、ある程度の経験があり、仕事に対する不安はないという人も多いでしょう。しかし、未経験の場合は不安も多く、経験者と比較をすれば採用してくれる可能性も低くなってしまいます。
そこで、未経験でも採用してくれる可能性が高い会社の選び方と、注目すべきポイントについて見ていきましょう。
トレーラー運行の業務がメインの会社
トレーラー以外に、大型トラックの運行なども手がけている会社には、注意が必要です。求人で「未経験歓迎!」と謳っていても、実際に採用されるのはトレーラー運転手経験者が多いといえます。
反対に、トレーラー運行をメインで行っている会社の場合は、未経験でも比較的採用されやすい傾向があるのです。手広く請け負っている会社ではなく、トレーラーのみの会社を探しましょう。
教育制度が充実している
未経験者にもしっかり教育してくれる体制が整っている会社であれば採用される可能性はあります。しかし、当然、条件が良いほど応募者が多くなり、倍率も高くなります。
未経験の場合、免許の種類や人間性をアピールして、採用を勝ち取りましょう。
まとめ
トレーラー運転手になるためには、経験が重要です。未経験の場合、多少条件の悪い会社であっても一度働いて「経験者」となってから、希望する会社に転職する方法もあります。
条件の良い会社に就職するためにも、安全で確実な仕事をこなせる人間性をアピールできるよう、準備しておきましょう。