福山通運のノルマや努力義務はどのくらい?セールスドライバーと言われる所以を解説!
「ノルマ」と聞くと気が重くなる方は多いですよね。物品販売のノルマはどこの運送会社にも見られますが、運送会社大手の福山通運も例外ではありません。
どのようなノルマがどれくらいあるのか気になりますよね。そこで今回は、不安になっている福山通運のノルマについて詳しくご紹介していきたいと思います。
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福山通運にはノルマがある
福山通運には、「味のふるさと便」という、物品販売の制度があります。季節や、父の日、母の日などで、各支店にパンフレットが配られ、販売を促されます。
私は、南東北福山通運某中核支店に勤めていましたが、基本的には、ノルマというか、努力義務として、最低一人一個ずつの販売が、割り当てられていました。
ただし、1年に1回の「しまなみオレンジフェア」だけは、厳しい努力義務のノルマがあります。支店長は、100個、課長は、50個、ドライバーは、各10個~20個です。
1個につき、50円のキャッシュバックがあり、給与支給の際、上乗せされて支給されます。ドライバーの場合は、客先への販売が、奨励されており、それが、福山通運のドライバーが、「セールスドライバー」と呼ばれる所以です。
各営業所によってノルマの数は変わってくる
私が、勤めていた、南東北福山通運某中核支店では、事務員約15人、ドライバー約55人ぐらいの規模でしたが、基本的に一人1個のノルマというか、販売努力義務でした。
他の支店が、どれぐらいの個数をノルマとしているかは、調べようとしましたが、なかなか調べられず、福山通運本体では、もっと明確なノルマが課せられているかもしれません。
特に、南東北福山通運で言うと、仙台本社や、福山通運本体で言うと、東京支店や、福山本社など、規模の大きい店では、ノルマ数も多く、ノルマの消化に対しても、厳しいかもしれません。
担当する地域を班に分け班ごとでノルマを分けている
私が、勤めていた南東北福山通運某中核支店では、各班ごとのノルマ個数などは、決められていませんでした。なので、「味のふるさと便(略して「味ふる」)」に対する取り組みも、班ごとよりも、個人による個数のばらつきがありました。
おそらくですが、多く個数をこなした方は、ボーナスや、基本給の査定にも有利ではないかと、思われます。班ごとと言えば、各班長達は、やはり積極的に客先に販売していたように思います。
ノルマを達成するには?
集配先で販売
基本的な方法です。いわゆる客先に販売営業をかける方法です。普段から、客先と親しくしているドライバーは、頼みやすいようです。
また、客先の心理として、「販売のノルマがあるんです」ということを伝えると、客先でも同情して、買ってくれるかもしれません。
家族や友人に販売
「味ふる」は、例えば、オレンジフェアなどで、「きよみ」「ネーブル」などの期間限定の商品があります。値段は、一般的なスーパーなどに比べて、高めですが、その分、美味しいものがそろっています。
ドライバーの家族や、友人などで、毎年楽しみにしている方々も、少なからずいるようです。そういった家族や友人に購入を頼むのも、一つの方法としてあります。
自分で購入
最後の手段が、自分で購入する方法です。これは、私の弟が、郵便局に勤めているのですが、郵便局のほうが、明確なノルマがあって、この「自爆営業」と呼ばれる方法を多用しています。
私が勤めていた、南東北福山通運某中核支店では、努力義務のノルマが、一人1個だったので、特に事務員などは、この方法を使っていました。
季節によって販売する商品は様々
冒頭でも、触れましたが、「味ふる」には、季節や、行事などで、様々な商品を販売しています。
例えば、夏・冬のギフト、父の日・母の日のギフト、ラーメン・カレーフェア、オレンジフェア、淡路の玉ねぎ・安納芋、などなど、無数に商品があります。
年中必ず、何らかの「味ふる」が、販売されているので、支店には、毎月のように、パンフレットが、本社から送られてきていました。
営業力がノルマ達成を左右する
仮に、大きな支店で、各班にノルマがあり、各ドライバーにも数個のノルマがあったとしたら、やはり、基本的な方法、客先での販売がノルマ消化の決め手になるのではないでしょうか。
そのためには、普段から客先とコミュニケーションをとって、親しくしておくことが、大事になってきます。また、販売をお願いする営業力が、必要になってきます。
クロネコヤマトや佐川急便にもノルマはある
先にも触れましたが、郵便局にも同様のシステムがあって、福山通運より、厳しいノルマがあります。
また、ほかの大手運送会社、例えば、クロネコヤマトや、佐川急便にも、同様の物品販売の制度があるようです。そして、ノルマに対して、緩いか、厳しいかは、調べきれませんでしたが、やはりノルマ自体は、存在するようです。
まとめ
運送業界で働こうとすると、ついて回るのが、物品販売のノルマ。それを、ピンチととらえるか、チャンスととらえるかは、その人次第ではありますが、コミュニケーション能力や、営業力など、どの業界で働こうとも、必要で重要な能力である両者を必要とする制度です。
敬遠するのではなく、積極的に取り組んで、能力を磨き、より一層のキャッシュバックや良い査定に結び付けられたら、良いのではないでしょうか。