ダブルキャブのおすすめは?人気メーカーやダブルキャブの選び方
ダブルキャブは通常のトラックよりも乗車人数が多い車種になりますが、その種類はさまざまです。
選ぶ際にはどのような点に注意すればよいのでしょうか?各メーカーのおすすめダブルキャブや、その特徴について知っておきましょう。
Contents
ダブルキャブとは?
まずはダブルキャブとは何か?どんなメリットやデメリットがあるのかについてを簡単に説明していきましょう。
座席が二列以上あるトラックのこと
通常、トラックというと運転席があってその後ろには荷台があるのが一般的ですが、ダブルキャブトラックというのは運転席の後ろに座席が付いている、二列シートになっているトラックの事を言います。
その後ろには一般的なトラックと同じように荷台が付いていて、多くの場合は平ボディというタイプのトラックである事が多いようです。
あまり見かけた事が無いという方も多いようですが、実はダブルキャブタイプのトラックはメリットが高い乗り物です。
ダブルキャブのメリット
メリットは何といっても乗れる人数が多いという点です。例えば作業を行う現場に行く時にこれまでは2台で向かっていたのが、ダブルキャブの場合は1台で向かう事ができるので、
その分ガソリン代などを節約する事ができます。4ドアタイプのものがほとんどなので、乗り降りする時にもしやすいというのもメリットだと言えるでしょう。
3名以上で現場に向かう場合には普通のトラックよりもダブルキャブの方が良いという事になりそうです。
ダブルキャブのデメリット
とてもメリットが高いダブルキャブトラックなのですが、やはりデメリットというものも存在します。唯一のデメリットはキャビンが二列になっているので、その分荷台が小さめになってしまうのがデメリットと言えます。
ただしこのデメリットについてはロングボディにする事で、荷台が短くなってしまうというデメリットは解消する事ができます。
ロングボディにする事で必要な運転免許が変わる場合には、中型免許が必要になったりする事もあるでしょう。
ダブルキャブを選ぶポイント
ダブルキャブトラックにはどのくらいの人を乗せる事ができるのかやエンジン形式、駆動方法などについてをご紹介していきましょう。
乗車定員
ダブルキャブの乗車定員数はトラックの大きさによって違います。定員数が5名のトラックもあれば6名のトラックもあります。通常トラックの運転席の定員数は3名のトラックが多いです。
ただし運転席と助手席の間にコンソールボックスがある場合がありますが、この場合は前列に2名後列に3名の5名の定員になります。
何名乗るのかを考慮して快適さを取るのか人数を取るのかを検討して購入すると良いでしょう。
最大積載量
ダブルキャブの最大積載量は当然ながらトラックの大きさに比例します。軽トラタイプの最大積載量は350kgまでとなっています。工事車両などの場合は軽のダブルキャブは使わないかもしれませんね。
もっとも多いのが小型です。2tのダブルキャブの最大積載量は2,000kgです。3tのダブルキャブの最大積載量は3,000kgです。ただし荷台の広さがキャビンに取られているので、ロングボディじゃないと狭く感じます。
エンジン形式や駆動方式など
ダブルキャブの駆動方式は4WD(四輪駆動)または2WD(二輪駆動)です。小回りを求めるのであれば四輪駆動を選択すると良いでしょう。
例えば山林などの作業を行ったり、舗装していない道路などの工事に利用したりするのであれば四輪駆動がおすすめですが、一般的な道路を走行するのであれば2WDでも問題なく快適に走行する事ができます。
こちらの方も用途に応じてコンソール付きのタイプか無しのタイプかを選ぶと良いでしょう。基本はディーゼルエンジンです。
各メーカーのおすすめダブルキャブ
ここでは各メーカーの販売しているおすすめのダブルキャブのご紹介をいたします。
トヨタ「ダイナ」
トヨタのダイナには標準とワイドがあります。 1.0tonシリーズは1.0t~1.5tとなっています。標準ボディの場合はキャビン部分の方が若干長めですが、これはどこのメーカーも共通です。
より多くの定員や積載量を望むならワイドキャブが良いでしょう。ワイドタイプは2.0t~4.7tまでとなっていて、幅が1,995mmとなっており1tタイプと比べると30mm広く積載量も人も多く乗れておすすめです。
三菱ふそう「カーゴ」
三菱ふそうのカーゴは内装がとても良く居住空間が過ごしやすいのがおすすめの点です。標準ボディの場合は幅が1,695mmとなっています。
2WDと4WDがあり荷台が低いので荷物の積み下ろしがとても楽なのもおすすめです。キャビンのグリップが大きく握りやすいので、素早く乗り降りができるというのも人気です。
メーター類がとても見やすく見た目スポーツタイプなのもポイントが高いです。
マツダ「タイタン」
マツダのタイタンは2WDと4WDがあります。シートの乗り心地は良いですが、コンソールが付いていないタイプと付いているタイプがあるので、用途に応じて選ぶと良いでしょう。
ワイドタイプなので荷台が広く荷物をたくさん載せたい場合におすすめです。最大定員数は6名なので一度に多くの人数で現場までの移動を行う事ができます。標準ボディよりワイドボディの方がお得度は高いでしょう。
いすゞ「エルフ」
いすゞエルフと言えばトラック運転手なら誰もが一度は乗った事があるかもしれない人気のメーカーと車種です。ダブルキャブの定員数は6名で最大積載量は2tで4WDと2WDの2ウェイです。
後部シートは折りたたむ事ができます。荷物を載せたいという時にとても便利ですね。荷台は他のメーカーと変わりませんが、内装やシートの座り心地はとても良いのが特徴です。
キーレスエントリーやイモビライザー付きのキーなどもあります。排ガス浄化装置なども付けられるのも良いですね。
まとめ
今回はダブルキャビントラックとはどんなものなのか?どんな特徴があり、どのくらいの広さがあるのかなどについてをご紹介いたしました。
いずれのメーカーのダブルキャビントラックを購入するか迷った時は、各メーカーのそれぞれの特徴をよく調べて最も作業の条件に合った車を選ぶと良いでしょう。