【保存版】軽トラ荷台サイズ/寸法の比較まとめ!メーカー別代表車種の紹介から積載注意事項まで解説
軽貨物の輸送などで活躍する軽トラックは、荷主にとってもドライバーにとっても扱いやすく人気な車の一つです。
今回は、そんな軽トラの荷台のサイズを代表的な車種の紹介も交えながら解説、また、ドライバーのみなさんが荷物を乗せる際に注意しなければならないことに関しても紹介していきます!
Contents
軽トラとは?
まずは軽トラとはどんなものなのかについてを簡単に説明いたします。軽トラというのは日本の軽自動車の規格に合った小型のトラックの事を言います。
最大積載量はトラックの中でも最も少ない350kgです。軽自動車という事もあって大きなトラックとは違って税金や保険なども安く、維持費がとても安いのも特徴の一つだと言えるでしょう。
とても小回りが利く車なので農家の方が狭い農道を走って荷物を運ぶのに使われたり、思ったよりもパワーもあるので林業など狭い道の作業や移動などにも使われています。
汎用性が高いというのが軽トラの魅力でもあります。このことから日本だけではなく最近では海外でも軽トラを色々な形に改造して利用しています。
軽トラックの規格は現在では長さが3400mm以下、幅は1480mm以下、高さは2000mm以下となっています。
排気量は660cc以下が軽トラックとして認められています。最大積載量は先に記した通り350kg以下となっています。
以前の規格は長さ3000mm以下、幅は1400mm以下、高さは2000mm以下で排気量は現在の規格と同じ660cc以下となっていました。少しだけ大きくなったのですね。
軽トラ荷台の比較箇所を解説!
ここでは軽トラの荷台の比較箇所についてを簡単に説明いたします。用途に合った軽トラを上手に選ぶ参考になれば幸いです。
荷台フロア長
各メーカーで少しずつ差があります。荷台の奥行の事をフロア長と記されています。ダイハツ、トヨタ、スバル、マツダ、は2020mmと共通の荷台フロア長ですが、ホンダは1940mmで三菱は1935mmと若干短めです。
ガードフレーム荷台長
ガードフレームは荷台シートの事をいいます。こちらも各メーカーで違いがあり、ダイハツ(ハイゼット)、トヨタ、スバル、三菱は1940mm、ダイハツ(ハイゼットジャンボ)は1670mm、ホンダは1920mmとなっています。
荷台幅
荷台の幅は荷台の横幅の事で、この部分は各メーカーで共通しています。1410mmとなっているのでここ以外の部分のサイズを比較して最適な軽トラを選びましょう。
荷台床地上高
地上から荷台床までの高さにも各メーカーによって差があります。日産(NT100クリッパー)ホンダ(アクティ)は650mm、トヨタ(ピクシス)スズキ(キャリイ)ダイハツ(ハイゼット)は655mmです。
スバル(サンバー)は665mm、マツダ(スクラム)は640mm、三菱(ミニキャブ)は650mmとなっています。作業しやすさを優先するなら荷台が低い方が良いかもしれませんね。
メーカー別!代表的な軽トラ車種の荷台サイズ比較一覧
ここでは各メーカーの代表的な軽トラの車種の荷台サイズをそれぞれご紹介いたします。比較する時の参考になれば幸いです。
ダイハツ・ハイゼット
ダイハツ・ハイゼットは荷台長1940mm、荷台幅1410mm、荷台高285mm、荷台床面地上高655mm、荷台フロア長2020mmです。
スズキのキャリイと二分して人気が高いのがダイハツのハイゼットです。実はハイゼットは運転しやすいという特徴だけではなく、可愛らしいカラーがあるので女性にも人気が高い車種となっています。
スズキ・キャリイ
スズキ・キャリイは荷台長1940mm、荷台幅1405mm、荷台高295mm、荷台床面地上高655mm、荷台フロア長2030mmです。
使いやすさ機動性の良さで軽トラの販売数が多いのがスズキのキャリイです。広くて使いやすいキャビンが作業をしっかりサポートしてくれるのでとても人気が高い車種です。
ホンダ・アクティトラック
ホンダ・アクティトラックは荷台長1940mm、荷台幅1410mm、荷台高290mm、荷台床面地上高660mm、荷台フロア長1940mmです。
荷物をたっぷりと詰めるのがホンダのアクティトラックの特徴です。フラットな荷台でパワフルな動きができるのと、用途に応じて特装車にもできるので人気です。
マツダ スクラムトラック
マツダ・スクラムトラックは荷台長1940mm、荷台幅1410mm、荷台高290mm、荷台床面地上高650mm、荷台フロア長2030mmです。
荷台がとにかく広いのがマツダ・スクラムトラックの特徴です。広々とした荷台なのに地上高が低めなので荷物の上げ下ろしが楽なので、作業がサクサクすすむでしょう。
三菱 ミニキャブトラック
三菱のミニキャブトラックは荷台長1940mm、荷台幅1410mm、荷台高290mm、荷台床面地上高650mm、荷台フロア長2030mmです。
荷台が広くキャビンの室内も広々で快適です。長時間の運転をするのにも適しているでしょう。さらにe-Assistなども搭載できるので、安全面強く気になるという方にはおすすめの車種です。
スバル サンバー
スバル・サンバーは荷台長1945mm、荷台幅1410mm、荷台高285mm、荷台床面地上高660mm、荷台フロア長2030mmです。
スバルのサンバートラックは荷台長が軽トラの中でも最も長いので、荷台の総面積も最も広々としている軽トラックです。スマートアシスト付きで安全に荷物の輸送ができるでしょう。
日産 NT100クリッパー
日産・NT100クリッパーは荷台長1940mm、荷台幅1410mm、荷台高650mm、荷台床面地上高650mm、荷台フロア長2030mmです。
荷台床面が地上から650mmという事で荷物の積み下ろしがとても楽です。さらにフラットな荷台なので面積を最大限に活かす事ができます。他にも作業しやすい工夫がされています。
トヨタ ピクシス
トヨタ・ピクシスは荷台長1940mm、荷台幅1410mm、荷台高285、荷台床面地上高655mm、荷台フロア長2020mmです。
総合的に評価が高いのがトヨタです。とてもパワフルで機動性も高く低燃費です。使いやすさを考えてトヨタを選ぶ方も増えています。
軽トラに荷物を乗せる際の注意事項まとめ
軽トラックはとても重宝する乗り物ですが、荷物を載せる時には箱などに入れて搭載する事が多いため、箱の材質によっては荷台はすぐに傷つき錆びてしまいます。
そのため軽トラックに荷物を載せる際には荷台が傷つかないようにカバーやシートなどを使う事も検討すると良いでしょう。もちろん仕事によってはカバーなどを使えない事もあります。
また、軽トラックに荷物を積み込む時には荷物がはみ出さないよう気を付けなくてはなりません。もちろん全くはみ出していけないわけではありません。
長さは車両全体の長さの10%まで、最大制裁高は2.5mまでとなっています。幅は絶対に車両の幅を超えてはいけません。この基準を守って荷物を積み込みましょう。
万が一その寸法を超えて運ばなくてはならない時は、『制限外積載許可申請書』を出発地を管轄する警察署、または交番などに申請する必要があります。
この時運転手が二人なら二人分の申請を行う必要があります。申請は必ずしも通るというわけではなく、規定からあまりにも外れていると通らないので気を付けましょう。
また、申請が通らない理由に整備不良などが原因の事もあるので、ブレーキランプや尾灯などの電球切れには気を付けましょう。
まとめ
今回は軽トラについてのお話をしました。特に日本の軽トラは燃費が良く様々な業種に対応するために荷台を改造する事も可能です。
海外では日本の軽トラックがとても人気なのも軽トラのメリットが非常に大きいからです。
もしも軽トラックを業務などに活用したいと考えているのであれば、各メーカーの荷台の大きさなどを比較して選ぶと良いでしょう。
荷台に荷物を積んでおろす作業が頻繁であればあるほど、荷台の高さが広さをしっかりと比較して選ぶと良いですね。軽トラの荷台は消耗品と同じだと考える事も忘れてはいけません。
用途に応じて選ぶ事も大事ですが、安全性や機能性などについてもよく考慮する事をおすすめいたします。