バス運転手の態度の悪さについて!なぜ態度が悪いと感じてしまうのか?
バスは運転がメインの仕事であると同時に乗客に対して接客をしなければならないという接客業でもあります。しかしドライバーによっては態度が悪いということもあるのが現状です。
そこでここではバス運転手の態度が悪く見えることがある原因について紹介していきたいと思います。
Contents
バス運転手の態度の悪さについて
インターネットやテレビのニュースで時折バス運転手の接客態度が悪いということが取り上げられていることがあります。
もちろんバス運転手も人間ですので態度が悪い人もいますし、そのときイライラしていたということもあります。
しかしそういった運転手は全体から見れば一部で、ほとんどの運転手は態度が悪いということはありません。
ではどうして「バスの運転手は態度が悪い」と言われるのでしょうか。そこにはドライバー側とお客側の意識のズレがあることが関係しています。
業務内容の違いによる接客の違い
路線バス
決まったエリア、決まったルートを決まった時間に運行するのが路線バスです。そのため運行時間は特に厳しく守らなければいけません。
そのため乗車や降車に非常に時間がかかる客がいたり、手間や時間がかかることを言われると時間が圧迫されるために運転手としては焦りが出てきます。
しかしバス停から乗って比較的近距離を移動する路線バスは使用される頻度も高く、客と運転手の距離も近いために態度が前面に出やすいという特徴があります。
高速バス
市街地から離れた空港から市街地の大きな駅前までなどを往復するバスです。
こちらも決まったルートを決まった時間に走るために規則正しくはなりますが、走行する距離が長くなるために時間の配分は難しくなります。
また、その乗車時間がかなり長くなることが多いために接客する機会も増えています。停車や目的地までの時間などのアナウンスなどによって運転手の接客態度がはかられるようになっています。
観光バス
修学旅行、社会見学のような団体で行う学校行事の観光や、会社の慰安旅行、一般の日帰りバスツアーなど観光の際に利用するのが観光バスです。
その行先によって目的地が変わるために毎回違うルートを走ることになります。
とにかく乗客と接する時間が長いのが特徴ですが、学校であれば先生が、ツアーであればツアーコンダクターやガイドが同乗しているために運転手が主に接客することはあまりありません。
そのためクレームが運転手に出ることは稀です。
バス運転手への理不尽なクレームも多い!
無理な駆け込み乗車拒否
バスの運転手に対してクレームが出ることに対して運転手側に責任がある場合とそうでない場合があります。例えば、出発間際の無理やりな駆け込み乗車などです。
路線バスや高速バスは運行スケジュールが細かく決められているためにいつまでもお客を待つわけにはいきません。
また、ドアを閉めて出発しているときに乗り込もうとしても安全面から停止してドアを再び開けるということはできません。しかし乗れなかった客がクレームを出すことがあるのです。
渋滞による遅延
バスは電車と違って道路状況によって時間通りに運行できないということがあります。もちろん運転手はできる限りの努力はしますが、どうしようもない遅延も起こります。
こんなときに時間通りに着かないというクレームが出される場合があります。また、こういったクレームを運転手に直接出したときに運転手も感情的になって態度が悪いと取られる場合があります。
バス運転手の一番大切な仕事とは?
バスの運転手の一番重要な仕事は「乗客を安全に、時間通りに」運ぶということです。接客がメインの仕事ではありません。
安全運転や時間順守を優先していて接客態度が悪いと取られるということは運転手からしても不本意なことです。本当に正当なクレームかどうかを判断してからクレームを出さなければいけないでしょう。
あまりにも悪質だと感じたら?
運転手の責任ではない件に関しては仕方ないと割り切る部分も必要ですが、あまりにも態度が悪い、運転が危険なものである、
暴言を吐いたり乱暴な態度を取るという悪質な運転手の場合は、バスの運営会社に対して具体的な時間、バス、運転手についてクレームを出すようにしましょう。
それが正当な場合は運営側はそれを具体的に改善していくように対応しなければいけません。改善するべき内容であると判断した場合は具体的に運営側にクレームを出すようにしましょう。
まとめ
バスの運転手は態度が悪いと取られることもありますが、本当に態度が悪い運転手はそれほど多くはありません。
あくまでも安全運転、時間順守を優先している結果、そう見えてしまうということを知っておきましょう。