低床トレーラーは高さのある荷物を安全に運ぶときに便利!低床トレーラのメリットとは?

   

トラックの積荷には高さ、幅の制限があります。高い荷物を運ぶ際に活躍するのが低床トレーラーですが、それにはどのような特徴があるのでしょうか。

制限を超えた積荷を運ぶ際の許可についてもあわせてご説明しています。

低床トレーラーとは

低床トレーラーの特徴

低床トレーラーとは荷台部分が低くなっているトレーラーです。荷台部分自体の構造をいじることはできませんのでタイヤを小さいものに変えて高さを落としたものになります。

逆にタイヤを大きいものに変えると高さが上がりますので高床ということになります。

トラックとトレーラーの違いとしてはトレーラーの低床トラックでは人力で積載するときに多く利用されますが、トレーラーに積載するものを人力で積載することはありません。

低い床の方が安定する重機などを運搬するときに多く利用されるのが低床トラックなのです。

低床トレーラーに適した積載物

低床トレーラーを使用するのは「荷物の高さがあるもの」ということになります。

トラックやトレーラーには高さの制限がありますので、荷台部分の床自体が高いと高さのある荷物を積むことができないということがあります。

床の低い荷台であれば高さのある荷物を積載しても制限以内に抑えることができることができるメリットがあるのです。そして床が低いと人力で何か作業をする、積載するといったときも便利です。

そして重機を運ぶときには高さがあると安定が悪くなりますので低床トレーラーを利用します。こういった積載物を積むときには低床トレーラーが向いていると言えます。

低床トレーラーのメリット

  • 高さが合って重くて大きい重機のようなものを運ぶとき
  • 安定感が欲しい精密機械を運ぶとき

には低床トレーラーが適しています。特に重機を運ぶときにはその高さと重さから低床トレーラーが使われることが多くなっています。

低床トレーラーのデメリット

低床トレーラーは地面から近いので安定はしやすいのですが、タイヤが小さいということもあって振動は大きくなります。そのため

  • 乗り心地が悪い
  • 細かい揺れが発生する

というデメリットがあります。

トラックの高さ・幅の制限について

高さ・幅の制限

トラックの高さは「3.8メートル以下」というように道路交通法で定められています。

以下根拠文章です。

「道路交通法第22条3ハ」

高さ3.8メートル(大型自動二輪車、普通自動二輪車及び小型特殊自動車にあつては2メートル、三輪の普通自動車並びにその他の普通自動車で車体及び原動機の大きさを基準として内閣府令で定めるものにあつては2.5メートル、その他の自動車で公安委員会が道路又は交通の状況により支障がないと認めて定めるものにあつては3.8メートル以上4.1メートルを超えない範囲内において公安委員会が定める高さ)からその自動車の積載をする場所の高さを減じたもの。

高さのある積荷を運ぶには

どうしても高さが3.8メートルを超えるものを運搬するときには警察署で許可を得る必要があります。許可を得ることができれば運搬が可能となります。

制限を超える積荷を運ぶには

許可が下りるものはどのようなものか

許可が下りる積載物はその正当性が認められるものに限ります。例えば分解すれば高さ制限にかからないものであれば許可は下りません

電柱や精密機械のように切ったり分解したりすることができないものに限られます。

申請の際に必要なもの

許可を得るためには出発地点を管轄している警察署で「制限外積載許可証」を申請しなければいけません。申請時には以下の内容を記載しなければいけません。

  • 免許の情報
  • 車両の大きさ、寸法
  • 積載物の名前や大きさ、寸法
  • 荷台に乗せる作業員の人員
  • 運転経路

です。

その申請用紙に必要書類を揃えて申請を行います。申請には以下のものが必要になります。

  • 制限外積載許可申請書
  • 特殊車両通行許可証
  • 車検証のコピー
  • 出発地から目的地までの経路図
  • 荷姿図
  • 運転手の免許証

申請は早めに行おう

申請が認められて許可されれば、

  • 昼間・・・30cmの赤い布
  • 夜間・・・赤色の灯火もしくは反射板

を付けて運転することになるのですが、申請したらすぐに許可証がもらえるというわけではありません。運搬することがわかっている場合は必ず前もって申請を行っておきましょう。

低床トレーラーを使うには

 

トレーラーの高さはいろいろ

トレーラーには高床のものや低床のものなど色々と種類があります。実際のトレーラーでは、高床トレーラーではパイプやコイル、H鋼などが運ばれ、低床トレーラーでは重機や精密機械などが運ばれることが多いようです。

どちらにもメリットはあるのですが、低さや作業効率を考えると低床トレーラーの方が優れていると言われています。

ただし低床トレーラーはタイヤが小さくなっているために地面からの振動や衝撃を受けやすくなっています。

そのままでは乗り心地も悪くなってしまうのですが、最近の低床トレーラーには「エアサス」が搭載されており、乗り心地の改善、積載物の荷崩れ防止に役立っています。

これはそれまでにあった金属バネのサスペンションよりも性能が大幅に向上したものです。このエアサスが普及するにつれて低床トレーラーがこれから増加していくと予想されています。

これは振動が大きいという低床トレーラーのデメリットがエアサスによって解消されることで低床トレーラーのメリットだけが強調できるようになるからです。

現場の状況を確認する

メリットの多い低床トレーラーのですが、デメリットは振動以外にもあります。それは荷台の社交自体が低くなっているために、走行に向かない場所があるということです。

  • 地面の勾配がきついところ
  • 地面が整地されておらずデコボコとしているところ

では低床トレーラーの走行はかなり厳しくなります。

タイヤが大きく車高が確保できている高床トレーラーであればこういったデメリットがないので、運搬する場所によってはどちらかを選ばなければいけないことがあります。

勾配が厳しいところで低床トレーラーを走行させるためには緩やかなスロープを作って走行しやすいようにする必要がありますが、それには広い敷地と整備する費用が必要となってきます。そのため簡単に行えることではありません。

直接の話し合いがベスト

これらの事情があるためにどの種類のトレーラーを使用するのかは

  • 運搬現場
  • 依頼主
  • 運送会社

が直接話し合って決めていく必要があります。特に運搬現場がどういった場所なのかを考えて車両を選ばなければ現場手前でトレーラーが立往生してしまう可能性がありますので注意しましょう。

まとめ

トレーラーにはトラックと同様に荷台部分の高さが違うものがあります。

高床と低床ではそれぞれにメリットとデメリットがありますので、どういった用途に使うのか、どういった場所で使うのかなどを考えて車両を選ぶ必要があります。

積載物、場所にふさわしい車両を選ぶようにしましょう。

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