トラックのオイル交換の時期はどのくらい?目安や交換方法をご紹介
トラックのオイル交換は適切な時期に交換することは、エンジンの性能や部品の劣化を防ぐために重要なメンテナンスですよね。
ですが、オイル交換の重要性や適切な目安についてどれくらいのことをご存知でしょうか。
そこでここでは、そんなオイル交換についての目安や重要性について詳しくご紹介していきたいと思います。
Contents
トラックのエンジンオイル交換の重要性
トラックの場合、定期的にエンジンオイルを交換することになっています。もし、この点を怠ってしまうと、エンジンの出力が低下したり、エンジンが焼き付いたりする可能性があります。
ひどい場合は走行不能となってしまいますので、エンジンオイルの交換を放棄することは非常に危険です。
そもそも、エンジンオイルというのはエンジンの中を循環するものであり、非常に重要な役割を果たしてくれています。したがって、定期的に新たなものに交換するという作業は、とても大事なのです。
トラックのエンジンオイル交換の目安
定期的なエンジンオイルの交換が必要になるわけですが、どの程度を目安に交換すればいいかについては、意外と知らない人が多いかもしれませんね。そこで、その点について見ていきましょう。
2t、4tトラックは15000㎞程度で交換
エンジンオイルの交換目安は、2tトラックと4tトラックで特段差はありません。およそ15000km走行したら、交換時期ということになります。
時期としてはやや早いと感じる人もいるかもしれませんが、オイル交換については1500円~2000円程度でできますので、それほどコストがかかることではありません。
大型トラックは20000㎞程度で交換
大型トラックについては20000kmの走行で交換時期となりますので、2t、4tトラックの交換時期とは異なります。5000km程度の差があるという点は、押さえておくといいでしょう。
オイルエレメント交換もエンジンオイル交換と同時に
エンジンオイルと同様、オイルエレメントについても定期的な交換が必要になります。適切な交換時期については、エンジンオイルの交換時期とそれほど変わりません。
そのため、エンジンオイルを交換するタイミングで、オイルエレメントも交換しましょう。
エンジンオイルだけではないトラックのオイル交換
トラックに取り入れられているオイルについては、エンジンオイルだけではありません。他にも様々なオイルがあります。
そこで、エンジンオイルを除く3つのオイルと、それぞれの交換時期についてご説明しましょう。
ミッションオイル
ミッションオイルとはMT車に取り入れられているオイルです。トラックは基本的にMTですので、当然この手のオイルが入っています。
また、ミッションオイルの交換時期についてですが、ケースによって違いがあり、早くても20000km程度とされています。
デフオイル
デフオイルについては、カーブを曲がる際に必要なパーツであるディファレンシャルを機能させるために必要なものです。交換時期については、ミッションオイルと同様、20,000km程度が目安とされています。
ブレーキオイル
ブレーキオイルについては、ブレーキに関連するものであり、トラックにおいては当然必要なものです。交換時期については、1年ごとが目安とされています。
オイル交換をしないと部品の劣化を早める
オイル交換は何気ない作業のように感じられるかもしれませんが、日々安定的な走行を可能とする上で非常に重要です。
まず、ミッションオイルの交換を怠ると、ギアの切り替えがしにくくなったりという不具合が出る可能性があります。
次に、デフオイルの交換を怠ると、異音が発生したり、デフそのものの破損という事態になる可能性があります。
次に、ブレーキオイルの交換を怠ると、重要なシーンでブレーキがうまく機能しなくなる可能性があります。大変危険ですね。
まとめ
オイル交換を怠ってしまうと、事故という最悪のケースにつながる可能性があります。そのため、プロのドライバーとしての自覚を持ち、定期的にきちんとオイル交換をする必要があるのです。