ルート配送ドライバーのメリット・デメリットとは?向いてる人の特徴

   

ルート配送のドライバーは他のトラックドライバーと比べてどんなメリットやデメリットがあるのか気になりませんか?ルート配送ドライバーになる前にもぜひ知っておきたいですよね。

そこで、今回はルート配送ドライバーのメリットデメリットを調査しまとめてみました。

ルート配送ドライバーのメリット

ルート配送ドライバーとして働くメリットから見ていきましょう。

残業がほとんどない

ルート配送ドライバーはその名の通り、基本的に毎日決まったルートを回るため、残業はほとんどありません。終業時間の後は自由に過ごせることが魅力です。

会社員の場合、正社員は労働時間が12時間に及ぶケースもあり、長時間労働から精神的にも体力的にも疲労が大きくなってしまいます。

そのせいで、仕事終わりに趣味にいそしんだり、自分の時間を持ったりする余裕はなかなかないといえるでしょう。

ルート配送業務は、正社員でも1日の労働時間が8~9時間であるため、精神的・肉体的な疲労が少なく働けます。

また、年間休日が100日を切る仕事も多い中で、ルート配送の正社員は年間休日120日が一般的で、就業後も休日も自由な時間を確保できます。

そして、「その余暇を存分に楽しむために稼ごう」というモチベーションを持つこともできるのです。

毎日同じルートの配送で単純作業好きには最適

ルート配送は、単純作業が好きな方や決まったことをするのが得意な人には向いている仕事です。

あらかじめ決められたルートを回り商品を届ける仕事であるため、ノルマはありません。営業職の場合などは、ノルマを達成できないと充分な収入を得られないことがあります。

しかし、ルート配送業務は商品を届けて回ることが営業職で言う「ノルマ」であり、精神的に負担を追うことなく生活費を稼ぐことができます。

人間関係に悩まない

今働いている職場で人間関係に悩んでいる方にとって、ルート配送は大きなメリットを感じられる仕事でしょう。

人間関係から受けるストレスが非常に少なく、その点に魅力を感じる人が多いのです。たとえば、オフィスワークの場合は会社の中で仕事をしなければならず、常に社内の人間と関わることになります。

そのため、同じ職場の人間関係でトラブルが起きてしまうケースも多くあり、トラブルが起きたとしても逃げ場がありません。

しかし、ルート配送の場合は常に外で2tトラックを運転し、決められたルートを回る仕事であり、社内の人間と関わる機会も他より少ないといえます。

職場の人間関係でトラブルが起きることも、ストレスを抱えることも、他の仕事と比較をすると少ないのです。

他のトラックドライバーより休日が多い

ルート配送の特長の一つに、残業時間が少ないだけでなく、休日もきちんと確保できる点が挙げられます。

転職を考える際には、できる限り残業時間が少ない仕事が良い、休日はしっかり確保できる仕事が良いと希望する人が多です。ルート配送であれば、条件に合う会社も多く見つかるでしょう。

また、ルート配送業務は当日中に必ず仕事を終えられるので、翌日に持ち越しをしたり、持ち帰ったりすることがありません。

平日も休日も、自分の自由な時間をきちんと確保することが可能です。

突然の解雇などは基本的にない

ルート配送の仕事は、歩合給ではなく収入が安定していることが特徴です。

ルート配送の平均給料は350~400万円前後といわれていますが、運転するトラックのサイズや運搬する荷物によって収入が異なります。

また、ルート配送を含めた運送業界での人員不足も、突然の解雇がないといえる理由の1つです。

人材を確保しやすい業界であれば、解雇をしても代わりが見つかりやすいため、突然の解雇というリスクもあるでしょう。

ルート配送では、大きな問題がある場合や不正を行った場合を除いて、解雇されるケースは少ないといえます。

普通自動車免許だけでも正社員になれる仕事も

ルート配送の仕事をするにあたり、必要な免許は主に2種類あります。まずは、普通自動車免許であり、車両総重量が5t未満で最大積載量が3t未満のトラックを運転できるのです。

そのため、ルート配送で使用されるケースが多い、最大積載量2tのトラックも運転できます。しかし、道路交通法改正後の平成29年3月12日以降に普通自動車免許を取得した場合、車両総重量が3.5t未満、最大積載量が2t未満のみ運転可能です。

平成29年3月12日以降に普通自動車免許を取得した人については、運転できるトラックが軽ワゴン車や軽トラックなどの自家用車のみとなるため、注意しましょう。

5tトラックを運転するためには、「準中型自動車免許」の取得が必須です。もう1種は、中型自動車免許であり、車両総重量が11t未満で最大積載量が6.5t未満のトラックを運転できます。

ルート配送ドライバーのデメリット

ルート配送ドライバーの仕事はメリットが多い反面、もちろんデメリットもあります。しっかりと確認したうえで、求人に応募をしましょう。

毎日同じルートの配送業で新鮮味がなくなる

同じルートであるため、仕事が楽といったメリットがありますが、同じルートに飽きてしまう人もいるでしょう。また、単純作業などが苦手な人にとってはデメリットとなります。

早朝や深夜に仕事をすることがある

運ぶ荷物の種類にもよりますが、コンビニ配送の場合は早朝や深夜に配送をするケースも多いです。そのため、不規則な生活になることもあります。

また、車を運転する以上、渋滞に巻き込まれることは避けられず、ストレスを感じる人もいるでしょう。

時間厳守のプレッシャーがある

決まった時間に回らなければいけないため、遅刻は厳禁です。時間にルーズな人には辛いかもしれません。

どんな人がルート配送ドライバーに向いているの?

運転が好きで、人間関係のストレスから解放されたい人には向いています。また、仕事の後や休日の時間を確保したい人、ルーティンワークが好きな人には向いているでしょう。

ルート配送ドライバーの仕事内容

ルート配送ドライバーと一口にいっても、いくつかの種類があります。主なルート配送の仕事内容を見ていきましょう。

どんな業界でルート配送業があるの?

ルート配送は、主にコンビニ、スーパーマーケット、自動販売機などを回って商品を納品します。また、クリーニングや倉庫などで荷物の積み下ろしをする場合もあるのです。

1日の仕事の流れ

業界によって違いはありますが、基本的には7:00に出社し、点呼とアルコールチェックを行います。7:30には納品物を積み込み、8:30には出発、9:00から納品です。

12:00前後に休憩を入れ、1時間ほど休憩をしたあと、13:00から配達を開始、16:30には会社へ戻ります。日報を書くなどの雑務をこなし、17:00には帰宅できるでしょう。

ルート配送ドライバーになるためには?

ルート配送に使用されることの多い最大積載量が4tのトラックが運転できる免許です。普通免許は必須ですが、(準)中型自動車免許、大型自動車免許があれば更に採用されやすいでしょう。

また、納品物の種類によっては重さがあるため、女性では積み下ろしができないケースもあります。体力や力に自信があれば、どのような荷物のルート配送でも勤務可能です。

まとめ

ルート配送ドライバーの仕事は、メリットの方が多いといえます。プライベートの時間を確保しつつ、比較的高収入を得られる仕事です。

ルート配送にもいくつかの種類があるため、自分が働きたいジャンルのルート配送を決めてから応募をしましょう。

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