通常の車検よりお得なユーザー車検とは!2tトラックユーザー車検の費用から検査の流れ
一般的に車検に出すと費用がかかるため、ユーザー車検を検討されているトラック運転手も多いのではないでしょうか。
ユーザー車検は自分で書類を集めたりと面倒なことはありますが、それさえ頑張ればお得に車検をすることができます。そこで今回は、2tトラックのユーザー車検について、費用や車検の流れ、必要なものなどをわかりやすくご紹介します。
Contents
ユーザー車検って?誰でもできるの?
2tトラックを維持するために必須となる車検ですが、定期的に行い、問題がないと判断されなければ走行できなくなります。
車検が重要であることは認識していても、費用の負担が大きく、憂鬱になる人も多いでしょう。そこで、費用を抑えて車検を行う方法として注目されているのが、「ユーザー車検」です。
「セルフ車検」と呼ばれることもありますが、いずれにしても自分で車検を通す方法になります。誰でも予約などをしっかり行えばできるものであり、指示に従ってトラックに乗ったまま、簡単にできるのです。
車検は、24カ月点検を行わなければなりません。それぞれの項目は簡単に行えるものの、不安が残るのであれば、24カ月点検のみ修理工場やディーラーに依頼すると良いでしょう。
また、車検場の前には事前に測定と修正を行う業者がいるため、基本的に車検に落ちることはないといえます。
しかし、落ちた項目のみを調整してもらう方法も、業者の活用方法です。万が一落ちた場合も、1日3回は車検を行えます。基本的には半日もかからずに済ませることも可能であり、メリットは非常に多いでしょう。
車検が切れる1カ月前から行えるため、初めてユーザー車検を行う人は期間に余裕をもって準備することがおすすめです。
ユーザー車検にかかる費用
2tトラックのユーザー車検にかかる費用は主に3つです。1つは検査申請手数料であり、1400〜1500円ほどとなります。
2つ目は自動車重量税ですが、トラックの重量、使用年数、エコカーの有無で金額が変わるため、確認しておきましょう。
3つ目は必須加入となる自賠責保険料です。車検費用とは、多くを税金類が占めるものであるため、格安にはなりません。しかし、ユーザー車検では10万円を切ることもできます。
ユーザー車検の予約から車検証をもらうまで
ユーザー車検を初めて行う人は、予約から車検証をもらうまでの流れを確認しておきましょう。
ネットや電話でユーザー車検の予約
まず、陸運局(運輸支局)のスケジュールですが、午前午後に合計4回行われており、いずれかに予約をします。
平日のみとなるため、注意が必要です。また、ユーザー車検の場合は2時間程度の時間がかかると推測してスケジュールを決めましょう。
インターネットもしくは電話で予約を行うと、全国の運輸支局でユーザー車検を受けられます。インターネット予約は、国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」にアカウント登録を行うと、予約が可能となります。
電話で予約する場合、2tトラックのユーザー車検は練馬自動車検査登録事務所となるため、050-5540-2032へ電話をして予約を入れます。
必要な書類を準備する
必要な書類は、車検証、シャチハタ以外の印鑑、自動車税支払証明書(新旧2枚とも必要)、定期点検記録簿です。
納税証明書はインターネットで確認できるため、現在は不要となっています。書類ではありませんが、ボールペンも持参するとスムーズです。
当日車検場での流れ
当日、車検場での書類をもらって記入するところから、車検証をもらうまでの流れをチェックしましょう。
まず、受付で書類をもらい、自動車検査表、自動車重量税納付書、継続検査申請書、自賠責保険証(事前準備か当日準備)に記入をします。
次に、収入印紙の購入や保険の加入、支払いなどを行いましょう。最後に、書類に印紙を貼って提出し、検査が行われます。無事に検査終了すると新しい車検証がもらえるという流れです。
ユーザー車検の気になるQ&A
ユーザー車検を行ったことのない人が疑問を抱きやすいポイントを解説します。
ユーザー車検と一般的な車検のメリット・デメリットは?
ユーザー車検のメリットは、車検費用を抑えられる点と、自分の運転する2tトラックの不良部分を早い段階で発券できることです。定期的に点検すると、都度2tトラックの状態を把握できることや、機会に関する知識も身につきます。
一方デメリットとして挙げられるのは、工具を持っていたり、ある程度機械の知識が必要であったりという点です。
また、車検場が平日のみ稼働しているため、スケジュール調整の手間はかかります。スケジュールに関しては1週間前から予約が必要となり、車検場まで持ち込む必要があります。
しかし、一般的な車検は法定費用と点検費用を合計すると、安くても10万円程度の費用が必要になるのです。
また、2tトラックを数日間預けなければならない点がデメリットでしょう。一般的な車検は、費用がかかるものの点検は丁寧に行われます。
オイルやタイヤの交換でも、メーカーの純正品を使用するため、安心感がある点はメリットであるともいえるでしょう。
ユーザー車検はどれくらい費用を節約できるの?
あくまでも目安な金額として、4万円~5万円ほどの費用に抑えることができるとの声があります。
一般の車検費用と比較をすると、5万円ほどの節約ができる場合もあるでしょう。
ユーザー車検のときは自分でトラックを動かすの?
自分でトラックを運転して、車検場へ持って行きます。
目視検査の際には決められたラインまで運転することになりますが、初心者でも検査員や係員が優しく教えてくれるため、指示通りに操作すれば良いため心配は不要でしょう。
トラックのユーザー車検はどんな検査があるの?
目視検査、サイドスリップ、ブレーキ(フット、サイド)、スピードメーターの確認、ヘッドライトの検査、下回り検査が行われます。
まとめ
ユーザー車検は、費用を抑えられるメリットや半日で車検が完了するというメリットがある方法です。そのため、ドライバーの間でも広がりつつある方法であるといえます。
初めてでも簡単にできるため、事前の確認を行い、車検の負担を減らしましょう。