佐川急便はブラック?ホワイト?口コミや評判から実態を調査!

   

上司によるパワハラがニュースで取り上げられると、気になっている会社がブラックかどうかは知りたいと思う人も多いのではないでしょうか。

佐川急便に転職/就職を考えている人にとって、ホワイト企業なのかブラック企業なのかは気になるところですよね。

ここでは、佐川急便に転職を考えている人向けに、佐川急便がブラック企業なのかどうか、さまざまな観点から探ってみたいと思います。

ブラック企業とは

一時期からよくメディアでも取り上げられてきた「ブラック企業」という言葉ですが、これは

  • 「パワハラ・セクハラが横行している」
  • 「労働時間が異常に長い」
  • 「残業をしても残業代が支給されない」
  • 「休日が極端に少ない、休日出勤を強制される」
  • 「達成が困難な目標を強制される」

など様々な意味合いがあります。ある程度昔の日本の企業にはこういったことが行われている企業も多く、現在でも完全になくなったとは言えません。

  • 「サービス残業を強制される」
  • 「失敗したら上司や先輩に暴力を振るわれる」
  • 「有給を使おうとしたら拒否される」

というようなことはまだまだ起こっているのが現状なのです。

佐川急便の社風

「佐川急便はブラック企業である」という評判は、以前からまことしやかに言われてきました。果たしてこれは本当なのでしょうか。また、どういったことが原因でこういわれるようになっているのでしょうか。

まず、佐川急便で実際に勤務していた人からの口コミなどを見る限り「以前は確かにブラック企業の要素はあったが、現在はほとんどそういったことはない」という声が多くなっています。

以前はブラックだったというのは「運送業界」という業界そのものにも共通しています。

運送業界はとにかく「体育会系」の風潮が強く、失敗した後輩のドライバーを先輩社員が蹴りあげるといったこともあったようです。また、早朝から勤務を始めて夜遅くまでぶっ通しですべて配達しきるまで勤務を続けるということもありました。

特に佐川急便は「社員大家族」という社風のために、大事な社員だからこそ厳しく育てるという風潮が強かったのです。これが社外の人から見れば「厳しい」「暴力的」というように見えたということも大きく関係しています。

しかし、現在はそういった暴力的な指導や、大きく規定の勤務時間を超えるということができなくなっているために、「ブラック企業」という概念からも外れています。むしろ外部から厳しく指摘されるためにどんどんホワイト化しているとも言えます。

評価には個人差が

どんなものでもそうですが、全員が同じ評価をするということはありません。現在の佐川急便についても良い意見、悪い意見は当然どちらもあります。ここではそれらのうちのいくつかを紹介していきます。

「良い意見」

  • 上場企業で社会的信用もあるので色々と助かる
  • 週休2日が徹底されてきているので休みはしっかりととれている
  • 異常な勤務時間になることは少なくなってきた
  • 社員の家族を集めてのイベントなどが開かれるのでそれが楽しみ
  • キャリアアップが行われているので定年までドライバーしかできないということではない

「悪い意見」

  • 先輩ドライバーなどは自分のやり方を押し付けてくる
  • ノルマが面倒で厳しい
  • 顧客にノルマの商品を売ろうとするとそれまで築いてきた関係が壊れる
  • 基本的には肉体労働、いつまでもできる仕事ではない
  • 営業所によって勤務の実態の差がある

といった意見がインターネットなどにあげられています。これを見ている限り、以前のような完全にブラックという要素は減っているようですが、まだ一部それが残っているということもあるようです。

また、悪い意見のほとんどが「セールスドライバーのノルマ」に関するものでした。季節によって母の日の花などがノルマとして課せられる場合があり、それに対する否定的な意見が圧倒的に多いのが特徴です。

ただしこれを見ている限りは、全員が同じ意見を出すということはなく、やはり個人差が大きくなっていることがわかります。現在行われている業務をどうとらえるかはその人によるということのようです。

佐川急便の他社にはない特徴

佐川急便には、他の会社にはない特徴がいくつかあります。

例えば、毎年ゴールデンウィークに行われているスポーツフェスティバルがあります。日本中のグループ社員、家族が集まってイベントが行われるものです。他にも人気のアーティストを招いてライブが開かれたりとかなりオープンな交流が行われています。

その他、保養所を格安で利用できたり、30年ほど前から頻繁に行われている海外研修も好評です。外国の物流業界の制度を学んだり、大手企業を訪問することで視野を広げるというもので、すえに延べ7000人以上がこの研修に参加しています。

また、

  • 各種社会保険
  • グループ生命共済等各種保険制度
  • 災害等特別補償
  • 災害補償共済
  • 慶弔見舞金
  • 育英年金制度
  • 退職金制度(確定拠出年金)
  • 財産形成預金
  • 財形住宅融資
  • 貸付金制度
  • 運転免許取得支援貸付金制度
  • 表彰制度
  • 海外研修制度
  • ライフサポート倶楽部
  • 制服貸与(職種により異なる)

等の福利厚生もしっかりと揃っているので、安心して勤務することが可能となっています。

佐川急便に向いている人

佐川急便は良くも悪くも「家族的」なところがあります。そういった社風が合っていると感じる人は佐川急便に向いていると言えますし、そういった家族的、体育会系といった社風が合わないと感じる人はそもそも佐川急便のような運送業界が向いていないのかもしれません。

また、佐川急便には「セールスドライバー」という概念があります。これはただトラックを運転するというだけでなく、ドライバーみずからが「営業」を行うというものです。社交的である、色々な人とコミュニケーションがとれるといった個性がある人は佐川急便に向いていると言えます。

佐川急便に向いていない人

やはり、体育会系の雰囲気が無理だと感じる人は、運送業界に向いていないかもしれません。その他、セールスドライバーには「営業ノルマ」が課せられることもあります。

  • 人と話すのがとにかく苦手
  • 物を売ることはできない
  • ノルマという概念が苦手

という人も、佐川急便の勤務は厳しいかもしれません。

配送のドライバーは、体力が必要ということもあります。体力や腕力にそれほど自信がないと感じている人もやはり向いているとは言えないでしょう。

まとめ

こういった情報はすべての人に当てはまるものばかりではありません。佐川急便は良い意味でも悪い意味でもよくインターネットに情報が飛び交っている企業であることもあります。

特に口コミなどは個人差が大きく、それぞれに異なった感じ方がされているのです。これらの情報を見て、自分に合っているかどうか、自分ができるかどうかを考えて応募をするようにしていきましょう。

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