タイヤの空気圧は高め・低めどっちがいい?メリットやデメリットを解説
タイヤの空気圧は高めがいいと良く聞きますよね。しかし、空気圧を高めにすることでメリットだけではなく、実はデメリットになることがあることをご存知でしょうか。
そこで今回は、自動車を運転するドライバーであれば、必ず点検しなければならないタイヤの空気圧について、ご紹介していきたいと思います。
Contents
タイヤの適性空気圧をチェックしよう
タイヤはその車両ごとの適正な空気圧に維持されてこそ十分に性能が発揮されます。タイヤの空気圧が不足していると運転操作に影響が出たり、タイヤが早くダメになったりします。
かといって過剰に空気圧を上げ過ぎると、バーストしたりする可能性があります。空気圧は自然に低下してくるものですので、定期的に空気圧の点検を行って適正な空気圧を維持しましょう。
それぞれのタイヤの適正な空気圧はメーカーが指定している車両指定空気圧と同じです。車両指定空気圧は運転席のドアの近くや給油口付近に貼られた空気圧表示シールを見ればわかるようになっています。
そのためタイヤのサイズが同じでも車種やメーカーによって適正な空気圧は違うということを認識しておきましょう。
タイヤの空気圧はなぜ高めがいいと言われているのか?
燃費性能の向上
タイヤの空気圧が低くなってくると燃費が悪くなっていきます。具体的にはタイヤの空気圧が適正値より50kpa(0.5kg/c㎡)不足してくると、郊外で走行時の燃費が約4%、市街地で走行時に約2%燃費が悪化すると言われています。
ハンドル操作が軽く感じる
タイヤの空気圧が低下してくるとハンドルが思うように操作できなくなったり、重く感じたりして走行しにくくなっていきます。
それでもそのまま走行を続けているとタイヤの中央部分よりも外側が地面に接することで摩耗していき、タイヤの寿命が縮んでいきます。
タイヤの空気圧を戻せばハンドルは軽くなるしタイヤの寿命も適正に減っていくようになるでしょう。
空気圧が高いことによるデメリット
タイヤの空気圧は低すぎるよりもやや高めの方が良いのですが、高すぎるのもよくありません。空気圧が高すぎることによるデメリットも出てくるのです。
振動が伝わりやすい
タイヤの空気圧が高すぎるとタイヤがパンパンに膨れた状態になりますので、少しの振動でも大きく響くことになります。
ちょっとした地面の凹凸でも車が跳ねるようになってしまい乗り心地が悪くなってしまいます。タイヤにも多少の余裕が必要だということです。
偏摩耗が起きる可能性がある
空気圧が高すぎることによってタイヤの中央部分だけが地面に接地するようになってしまうためにその部分だけ摩耗するのが早くなっていきます。
タイヤがダメになる可能性も高くなりますし、最悪の場合は走行中にタイヤがバーストしてしまうこともあります。
接地面積が減ることでスリップし易い
同様にタイヤが地面に接地している面積が減りますのでブレーキの利きが悪くなるというだけでなく、しっかりと地面と接地していないことからスリップしやすい状況にもなります。路面が濡れているところなどでは特に注意が必要です。
月に一度の空気圧チェックが望ましい!
一般的には走行が多い少ないにかかわらず、1ヶ月ほどで空気圧が5%ほど減少すると言われています。しかし、徐々に変化していくために毎日運転している人などはなかなかその変化に気づきません。
そのため、理想はガソリンスタンドで給油するときなどに空気圧の点検をしてもらうのが良いでしょう。
空気圧チェックに便利なアイテムを紹介
大自工業 エアーコンプレッサー ML250
最高圧力 | 約500kPa |
入力電圧 | DC12V |
動力電流 | MAX10A |
連続使用 | 10分以内 |
ヒューズ容量 | 10Aミニガラス管(電源プラグ内) |
メーター表示 | 0~500kPa |
エアーホースの長さ | 約750mm |
電源コードの長さ | 約4.5m |
本体サイズ | 約140(W)×70(H)×125(D)mm |
重さ | 約800g |
大自工業 エアーコンプレッサー ML-200
最高圧力 | 約350kPa |
入力電圧 | DC12V |
動力電流 | 3A |
連続使用 | 10分以内 |
ヒューズ容量 | 5Aミニガラス管(ヒューズホルダー内) |
付属品 | 本体収納袋 |
メーター表示 | 0~350kPa |
エアーホースの長さ | 約80mm |
電源コードの長さ | 約1.92m(クリップ付コード含む) |
本体サイズ | 約95(W)×110(H)×50(D)mm |
重さ | 約350g(コード含む) |
エマーソン LEDライト付エアーコンプレッサー EM-241
品番 | EM241 |
商品名 | エマーソン LEDライト付エアーコンプレッサー |
使用電源 | DC12V |
使用電流 | 最大10A |
連続稼働時間 | 最大15分 |
材質 | スチール、樹脂 |
電源コード長さ | 2.9m(有効幅2.8m) |
ホース長さ | 580mm(有効長480mm) |
対応バルブ | 米式・英式バルブ |
吐出量 | 12リットル/分 |
最高圧力 | 500kPa |
付属品 | 自転車用アダプター、ボール用アダプター、レジャー用品用アダプター2種 |
本体サイズ | 幅220×奥行165×高さ80mm |
重量 | 900g |
こういった道具を使って空気圧をチェックしていきましょう。
指定空気圧より10%高めが目安
タイヤの空気圧は低すぎると問題が起こります。そのため車両指定空気圧よりも少し高めに設定しておくくらいがちょうどよくなります。
自然に空気圧が低下していくことを計算して、指定されている空気圧よりも10%ほど高め、空気圧にして0~+20kPaの範囲ほどに調節しておけば一定に維持しやすくなります。
これは1ヶ月で約5~10%ほど空気圧が低下するということによって、稼働している車両の40%ほどが空気圧不足になっているという現状を踏まえてのことです。
まとめ
タイヤの空気圧が低下すると燃費が悪くなるだけでなくハンドル操作にも問題が起こってきます。空気圧のチェックは欠かさず行うようにし、少し高めに設定することを心掛けていきましょう。