センコー株式会社の平均年収/給料/福利厚生は?口コミや社風や評判なども詳しく紹介!

   

運送業界で国内7位のシェアを有するセンコーグループ。提供しているサービスがBtoBなので一般的な知名度では宅配各社に譲るものの、東証・大証一部上場も果たしているなど大手であることは間違いなく、物流企業への転職を考えているなら候補に入ってくるであろう会社です。

そんなセンコーの社員の平均年収や福利厚生はどのくらい充実しているのでしょうか。業績や口コミなどから徹底調査してみました!

センコーの会社概要

まず大前提として、センコーとはどのような会社なのかを把握しておきましょう。

仕事内容

センコー株式会社は日本における大手物流会社の一つで、貨物自動車による運送事業だけでなく、鉄道を用いたコンテナ輸送や海運も業務の一環として行っている総合物流企業です。

また、倉庫業においては倉庫面積で国内2位を誇るなど、業界内でも大きな存在となっています。

取り扱っている業務は、大きく分けて住宅、ケミカル、流通ロジスティクスの三種類。旭化成、積水化学工業、積水ハウスといったメーカーを大荷主としているほか、ファッションや食品、医療などの物流を担っています。

会社の特徴、社風

社風に関しては、「情報物流企業」や「moving global」といったスローガンを掲げており、ITの導入や、海外での事業展開にも積極的であるなど、物流業界の中では先進的であると言えるでしょう。

また、近年では新規事業も開拓しており、介護や不動産といった業務にも進出しています。

センコーの評判

冒頭で述べたとおり、BtoBの業務を主に請け負っています。そのため一般層からの知名度は低い一方で、旭化成や積水といった住宅・ケミカル関係の企業との結びつきは非常に強いものがあると言えるでしょう。

ドライバーの給料はどれくらい?

センコーのドライバーはどれくらいの給料を受け取っているのでしょうか。センコーの業績や福利厚生も含めて、安定しているのかどうかを見ていくことにしましょう。

センコーの業績

センコーの決算資料を参照してみましょう。2016年の売上高が2,043(単位は百万円)、経常利益は69、当期純利益は38となっていました。

これに対して2017年時点では売上高2055、経常利益61、当期純利益37と、増収減益傾向となっています。

さらに2018年に目を移してみると、売上高61、経常利益10、当期純利益11と大幅に減少しています。この数字だけを眺めていると経営に不安を感じてしまいますが、実はここにはからくりがあります。

センコー株式会社は2017年にグループとしての体制を見直しており、センコーグループホールディングスという持株会社へと移行しているのです。

センコー株式会社としての物流事業そのものは順調に売上高を上げているため、安定していると言っても問題ないでしょう。

センコーの平均年収

センコーの平均年収の推移を見てみましょう。2016年の平均年収は566万円、従業員数は2800人で、平均年齢は42歳でした。

これが2017年になると、平均年収558万円と微減しています。ただし従業員数が2880人と増えているので、新規に人を雇い入れたぶん平均が押し下げられたのだと考えるべきでしょう。

このとき平均年齢が前年と変わっていないことから、新卒採用だけではなく中途採用も積極的に行っていると察せられますね。

ちなみに2018年に関しては平均年収702万円と大幅に上がっているのですが、これは先に述べた持株会社への移行の影響であることが明らかなので、参考にすべきではありません。

従業員数79名、平均年齢47.5歳という数字になっていることからも、計測対象がグループ全体から持株会社のみに変わったことを物語っています。

というわけで、やはり基本的には2016~2017年の数字を重視するのが正解でしょう。平均年収は560万円前後と覚えておいてください。

センコーの福利厚生は充実しているのか

福利厚生に関してはどうでしょうか。もちろん幅広い事業を手がけているセンコーなので、営業所の規模も様々であり、職場によって福利厚生の程度にも違いはあります。

しかし、大手企業だけあって制度面では物流会社の中でも整っている部類と言えるでしょう。

資格取得の支援制度や、社宅扱いの借り上げアパートに格安で住める点などはドライバーのみならず、どの職種の従業員にとってもありがたい仕組みです。

また、近年では育児休暇や託児施設など、女性に対しての福利厚生に注力している傾向が見受けられます。一般的な運送会社のイメージとは違って女性でも安心して働くことができるでしょう。

社員の口コミや評価は?

実際にセンコーで働いている社員の声を取り上げてみました。

社員の口コミや評価

20代後半の社員は年収500万円ほどと述べています。20万円以上の月給に加えて年2回の賞与が出るためそのくらいになる、ということですね、

(とはいえあくまでも社会保険料などを含めた「年収」であり、手取りでない点には注意してください)。

センコーでは試験にパスすればある程度のところまでは昇進できるため、20代後半ならば主任クラス、早ければ係長クラスの役職がついている可能性もあります。その場合は役職手当によってさらに給料アップが望めます。

ただし、物流会社の常として、残業は決して少なくありません。もちろん残業代はきちんと支払われるのですが、体力的にきつい、ということはあり得るので覚悟しておく必要はあるでしょう。

有給休暇の取りやすさは?

有給休暇は取りやすい部類であると言われています。関東の営業所で勤務している社員の話によると、その営業所では、社員それぞれの誕生日にできるだけ有給を使わせているようです(あくまでも本人が拒否しなければですが)。

むしろ会社として有給休暇を取らせようという方向に動いているとわかりますね。

もっとも、職場の状況や担当している荷主によっても休暇の取りやすさは変わってきますから、一概にこうだと断言できることでないのも事実です。

どうしても気になるようであれば、求人募集している営業所や地域の主管支点に問い合わせてみるのが確実でしょう。

まとめ

皆さん、いかがでしたか?センコーの特徴や平均年収、社内の雰囲気などについてご理解いただけたのではないでしょうか。

物流会社の中では給与水準の高い部類に入る企業ですし、契約社員だけではなく正社員ドライバーの雇い入れも行っていますから、興味のある方は地域の求人情報でセンコーを探してみてください。

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