自衛官の再就職先はどこが多い?自衛隊時代の資格や免許が活かせる仕事とは?

   

自衛隊員として活躍している時は、大変だと感じていても収入の面では満足できていた方が多いでしょう。ですが自衛隊員は一般の企業とは違って定年の年齢も若く設定されています。

そのため再就職をする方がほとんどです。今回は自衛隊員が退職した後の再就職に関する情報や、年収が下がるという事などをわかりやすくお話いたします。

また、再就職に有利な資格についても説明いたしますので参考になれば幸いです。

自衛隊員は何歳で退職する?

自衛隊員は国家公務員です。高校を卒業して入隊した方もいらっしゃるでしょうし、防衛大学を卒業後に入隊した方もいらっしゃるでしょう。まずは自衛隊の退職についてご紹介いたします。

自衛隊員の退職年齢

自衛隊員の退職年齢は他の企業に比べると意外と低年齢で退職します。階級によって53歳~60歳までとなっています。ただし音楽関係のお仕事をされている方の定年は別に定められています。

階級と定年年齢を表でご紹介いたします。

階級略称定年年齢
陸将・海将・空将60歳
陸将補・海将補・空将補将補
1等陸佐・1等海佐・1等空佐1佐56歳
2等陸佐・2等海佐・2等空佐2佐55歳
3等陸佐・3等海佐・3等空佐3佐
1等陸尉・1等海尉・1等空尉1尉54歳
2等陸尉・2等海尉・2等空尉2尉
3等陸尉・3等海尉・3等空尉3尉
准陸尉・准海尉・准空尉准尉
陸曹長・海曹長・空曹長曹長
1等陸曹・1等海曹・1等空曹1曹
2等陸曹・2等海曹・2等空曹2曹53歳
3等陸曹・3等海曹・3等空曹3曹
陸士長・海士長・空士長士長
1等陸士・1等海士・1等空士1士
2等陸士・2等海士・2等空士2士
3等陸士・3等海士・3等空士3士

自衛隊員の退職金

自衛隊員の退職金は細かく設定されていて、自分の勤続年数と退職する時の状況によって変わってきます。法第3条、法第4条、法第5条の中から自分が当てはまる条件と、勤続年数で計算する事ができるのです。

自己都合による退職、いわゆる中途退社のような場合が一番退職金も安くなりますね。ただし43年の勤続年数以降は全て同じ条件の退職金となります。

計算の方法は自分の年収に勤続年数と条件に合った割合をかけるだけで算出する事ができます。例えば年収300万だったとして勤続年数が15年だった場合、300万に10.788をかければ算出できます。

自衛隊員が活かせる資格

自衛隊員になると何が得かというと、やはり資格を取得する事ができるという点かもしれません。普通なら取得するのが難しい資格でも、やる気と必要性があれば誰でも資格の取得ができるのです。

代表的なのは大型免許でしょう。普通は普通免許を取得して何年か経たないと取得できませんが、自衛隊員の場合は特別に免許を取得する事ができます。大型だけではありません!重機の免許も同様に取得できます。

さらに

  • パイロット
  • ヘリコプター
  • 准看護師
  • ボイラー
  • 小型船舶
  • 調理師
  • 無線
  • 危険物取扱者
  • 潜水士

など多くの資格の取得が可能です。

元自衛隊員の定番再就職先

パイロットやヘリコプター操縦士もカッコいいですが、退職してから再就職するにはちょっと大変ですよね。そこで元自衛隊員が資格を活かした再就職先についてご紹介いたします。

免許の取得が簡単なのもありますが、

  • 大型免許
  • 重機の免許
  • けん引の免許
  • フォークリフトの免許

を利用して、運送会社などへ就職する方がとても多いです。企業の方も複数の資格を取得しているので元自衛隊員は歓迎してくれます。

他には自動車整備士の免許取得している方の場合には、トラックの整備として活躍する方も多いようです。

自衛隊員が求められているもの

自衛隊員に必要なものは何か?自衛隊員として求められているものをいくつかご紹介いたしましょう。

責任感の強い人物像

自衛隊員には自分がやらなくてはならない!という強い責任感が求められます。自分たちがやらずして誰がやるのか?最後まであきらめずにきっちりと仕事を行うという責任感がある方が求められるのです。

協調性が高い人物像

自衛隊は集団で動き、集団で活動を行います。その中で自分勝手な行動をとる人がいたらどうでしょうか?常に団体行動を求められ、集団生活を行うので自衛隊員には協調性が求められるのです。

例えば

  • 周囲の人に気を遣う事ができる
  • 身勝手な行動をとって迷惑をかけない

なども必要になるのです。

冷静な判断力がある人物像

自衛隊員は有事の時や大きな災害が起こった時に、人命を守り助けるために活躍します。そんな自衛隊員が何かのアクシデントが起こった場合に大慌てしてしまってはいけません。

何があっても冷静な判断ができる事が求められます。今自分たちが何をすれば良いのかを瞬時に判断できるかどうかも非常に重要になるのです。

この他にも体力が必要になるという部分もあります。健康で体力があるのも条件に入るでしょう。

再就職後の給料はもちろん減ってしまう

自衛隊員は国家公務員なので、確かにお給料は少なかったとしても年収的には満足できる金額だったかもしれません。ですがもしも退職して再就職するとなると、収入の面では不満を感じる方もいらっしゃるでしょう。

ですがもしも再就職先が大手企業であるならばこうした問題は無いかもしれませんが、普通は転職したり再就職をした時には収入は減るものなのです。

自衛隊の平均年収と比較してみると30代の方の場合、平均して約500万円程度、これは給料の他に手当てがついたりボーナスがあるからです。当然平均なのでもっと高い方もいらっしゃいます。

一般の企業で30代の方の平均的な年収は403万円なので、やはり年収は下がってしまうのは覚悟した方がよさそうですね。

まとめ

今回は自衛隊員の再就職に有利な資格や元自衛隊員の転職先、自衛隊員であった時の給料と比べると、再就職をした時には年収が減ってしまうものだという事をお話ししました。

定年まで勤め上げた場合には、退職金もかなりの金額になりますし、貯蓄していた分も戻ってくるので経済的には一時的に潤います。

それを考慮しつつ最も自分が納得できる再就職を考えると良いでしょう。

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