トラック運転手は底辺の仕事?運送業が底辺というイメージが有る理由とは
2019/02/13
トラック運転手は「底辺」の仕事だ、と聞いたことはありませんか?
たしかに「過酷な力仕事」、「低学歴の仕事」というイメージがあるのは事実で、トラック運転手になりたいなと思っている人も、そんなネガティブなイメージのせいで躊躇している人は多いのではないのでしょうか?
しかし、私は決してトラック運転手が底辺の仕事だとは思いません。今回は、なぜトラック運転手が底辺と呼ばれるのかをご説明します。
トラック運転手が底辺と呼ばれる理由
なぜ、トラック運転手は底辺と呼ばれるのでしょうか?
理由は主に以下の2つです。
- トラック運転手は低学歴
- トラック運転手はマナーが悪い
この2つは果たして本当なのでしょうか?
トラック運転手は低学歴、だから底辺の仕事?
トラック運転手が底辺と呼ばれる理由の一つに、トラック運転手=低学歴というイメージがあることが挙げられます。
確かにトラック運転手は中卒や高卒でもなれる仕事ですが、低学歴=底辺なのでしょうか?
どの仕事にも共通していますが、トラック運転手という仕事にはプロフェッショナルなスキルが求められます。トラック運転手は大型免許などの特殊免許、危険物取扱者免状などの資格、そして何より高度な運転スキルがないとできません。
そして、トラック運転手は社会を支える重要な仕事の一つです。我々の生活のほとんどは、運送という仕事によって成り立っています。
参考記事:トラック運転手はやりがいのある仕事!日本の物流を支える「国の血液」と呼ばれる所以
ヤフー知恵袋の投稿で、「トラック運転手は底辺の仕事なの?」という質問が多く見られますが、その回答の中でも評価が高いものをご紹介します。
参照元:ヤフー知恵袋「やっぱりトラック運転手って、偏見ありますか?」
回答にも書かれている通り、トラック運転手は誰にでもできる仕事ではありません。私はトラック運転手は誇りを持ってやるべき仕事だと思います。
トラック運転手は本当にマナーが悪いのか
トラック運転手は態度が悪い、運転マナーが悪い、というイメージはありませんか?トラック運転手の煽り運転による事故をニュースで見ることもありますよね。
それもトラック運転手が底辺だと言われる要因の一つですが、もちろんすべてのトラック運転手がマナーが悪いわけではありません。実際に態度やマナーが悪いトラック運転手はごく一部です。
トラック運転手のマナーについて、現役トラック運転手が書いたブログを抜粋してご紹介します。
底辺職だと言っている人への正直な感想は怒りを覚えるとかじゃなく「自分自身が悲しくなるのはもちろん、底辺職と言っているその端末の向こう側の人の気持ちの持ちようが悲しい」です。
決して反論する為の批判的な意味合いではないです。
私は誇りをもって仕事をしています。
納品先のお客様への挨拶や運転中のマナー等できる限り気を使っているつもりです。
思い出して見て下さい、運転中や歩行中などトラックが止まり道を譲ってくれたことはありませんか?
私も運転中は歩行者に気付けるよう常に気にしつつ、歩行者が横断歩道で待っているや雨の日の歩道に歩行者や自転車がいるなどの状況をいち早く察知し止まって渡ってもらう、水たまりの水が歩行者にかからないように避けるや減速するなど、当たり前かもしれませんがかなりの気づかいをしているつもりです。
一部荒い運転をするドライバーも居ますがほとんどのドライバーは思いやりのある運転をしています。
一部の人がおかしな行動をとるのはどの職業も同じです。
このブログにもある通り、どの職業にも一定数非常識な人はいます。ほとんどのトラック運転手は、運送という仕事に誇りとプライドを持って仕事をしています。
一部のマナーの悪いトラック運転手のせいで、トラック業界全体に悪いイメージがついてしまうのは非常に残念ですよね。
最後に
いかがだったでしょうか?
「トラック運転手は底辺だ」というイメージのせいで、トラック運転手への転職に足を踏み出せない人もいると思います。
個人的には、家に荷物を運んでくれる配達のお兄さんや、街で見かけるトラック運転手に、悪い印象を持ったことはありません。トラック運転手が底辺の仕事だとも思いません。
これから需要がどんどん高くなる仕事だからこそ、トラック運転手への偏見がなくなり、より多くの人がトラック運転手を目指せるようになることを願っています!