レンタカー回送ドライバーの仕事はきつい?気になる仕事内容や給与について紹介!
最近では、レンタカー回送のドライバー募集の求人をよく見かけますよね。募集条件も普通免許のみでハードルも低いことから、働いて見ようと考えている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、レンタカー回送の仕事はきついのか、また、給与はどれくらいなのかなど、気になるレンタカー回送の仕事について、ご紹介していきたいと思います。
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レンタカー回送ってどんな仕事?
レンタカー回送というとレンタカーを借りたお客様が乗り捨てた車を回収するという仕事のように感じます。確かにそれも仕事の一つかもしれませんがそればかりがレンタカー回送の仕事とは限りません。
仕事にはいくつかの種類があり、一つはレンタカーの店舗にある車の入れ替えなどを行う作業です。これはレンタカーのお店にはたくさんの車がありますよね。車はお客様の要望に従って車を出さなくてはならないためです。
一つは車両のメンテナンスを行うために整備工場へ車を運ぶ仕事です。レンタカーはお客様の命を預かるので安全対策はしっかりとしておかなければなりません。そのため定期的に修理工場へ車を移動させなくてはならないのです。
そして残りの一つがお客様がレンタカーを別の営業所に返却した場合に、その車を取りに行くというお仕事になります。これらの3種類の仕事がレンタカー回送のお仕事になります。
なぜレンタカー回送ドライバーの仕事が増えてるの?
昔はそれほど多くはありませんでしたが、最近では車の維持費が大変なので自家用車は持たず、どこかに移動する時にはレンタカーを使うという方が増えてきているからだというのが一つです。
それに車で長距離の旅行を行うのは事故の原因になったり、皆と楽しくワイワイできないなどの理由から、現地までは飛行機や電車などを使って、現地に行ってからレンタカーを利用する方が増えているからというのも理由の一つです。
ある調べによると旅行に行く時にレンタカーを利用した事があるという方は50%以上だそうです。さらに日本に観光にやってくる外国人の方がレンタカーを利用するケースが増えた事も背景にあるようです。
こうした利用者の増加によってレンタカー会社では回送業務を行ってくれる人材が必要になっていったのです。レンタカー会社の従業員だけで賄えなくなったため、回送業務を行ってくれる方を募集しているのです。
レンタカー回送ドライバーのはきつい?
レンタカー回送ドライバーの仕事はきついという話を耳にした事がある方も多いかもしれません。業務内容からしたら車の運転をする仕事なのでそれほど体力を必要としないように感じます。
確かに運転だけならきついという事はありません。しかしながらレンタカーを取りに行くときの交通費は自己負担のケースも多く、給与の面できついと感じるのは事実のようです。さらに移動する時間の賃金も後払いの事が多いです。
さらに言えばレンタカーの回送を行う時間帯もきついと感じる要素となっています。夜間や深夜帯に回送業務を依頼される事が多いため、時間的にきついと感じるのは仕方がない事でしょう。
例えば副業としてレンタカー回送業務を始める方も多いので、昼間は本業をして夜は回送ドライバーをするとなると、休む時間がないので相当体力的にきついと感じるのです。
レンタカー回送ドライバーのメリット
何となくきついと感じる事が多いレンタカー回送ドライバーですが、メリットもあるのでここではレンタカー回送ドライバーのメリットをいくつかご紹介いたしましょう。
接客の必要がない
基本はレンタカーの回送をするのが仕事なのでお客様との接点がありません。つまり接客業の業界なのに接客しなくても済むという点がメリットの一つです。
人と接するのが苦手という方にとって、接客が無いというのは精神的に楽な仕事だと感じます。当然ですが何かトラブルが起こったとしても、回送ドライバーがクレーム処理をするなんて事もありません。
そういう意味ではストレスがかからない良い仕事だと言えるかもしれません。
自由が利く勤務時間
先にお話ししたように副業としてこの仕事を選ぶ方もいらっしゃいます。そのため何時から何時まで仕事という事がありません。
自分のライフスタイルに合った時間帯に仕事ができるので、これもレンタカー回送ドライバーのメリットと言えます。
男性の方だけではなく女性の方で主婦をしている方が、アルバイト感覚でこの仕事を選ぶのも、自由になる時間帯に勤務申請を行う事ができるので、時間が無いからどうやって時間のやりくりをしたらいいのか?なんていう悩みもないのです。
一人での時間が多い
レンタカー回送ドライバーだけではなくドライバーの仕事はタクシーやハイヤー以外はお客様を乗せる事はありません。一人で車の運転をする仕事なので気分的にとても楽な仕事です。
しかも毎回違う車種の車の運転ができるので、車が大好きという方や将来買う車を試乗したいという方にもおすすめです。しかも回送する場所が遠ければ遠いほど、ちょっとしたドライブをした気持ちになれるのもメリットかもしれません。
旅行が大好きという方は一人で長距離ドライブができるので、デメリットよりもメリットの方が大きいと感じるでしょう。
レンタカー回送ドライバーのデメリット
一方でやっぱりレンタカー回送ドライバーはきついと感じる部分、いくつかのデメリットをご紹介いたします。
経費の一時立て替え
レンタカー回送ドライバーは指定された店舗まで車を取りに行きます。その交通費などは先に渡してはもらえません。ほとんどの場合が領収書などを渡して後で支給される事が多いです。でもこれは普通の会社でも同じところが多いです。
経費の一時立て替えを行ってから支払われるまでの時間が問題で、戻ってすぐに支給されるところもあるかもしれませんが、中には給与の時に一緒に支給される事も無いとはいえません。
こうした一時立て替えの負担は精神的にも経済的にもデメリットになります。
事故費用が自己負担
最も大きなデメリットと言えば事故費用の自己負担です。回送業務なので自動車の運転をする事になります。どんなに運転に自信があったとしても事故が起こる時は起こります。
例えばぶつけられたりする事もあるでしょう。そういう場合、普通は保険で支払いがされるものですが、回送ドライバーの場合は事故にかかった費用が自己負担になる事があるのです。
せっかく仕事をしてお金を稼ごうと思ったのにそれ以上に支払わなくてはならなくなるかもしれません。これは保険の関係があるからですが、お金で解決できない事も出てきます。
それは事故を起こした事によって残るトラウマです。事故を起こした時の事がフラッシュバックしてしまい、その後の運転が怖くなってしまう事があるのです。これもデメリットと言えるでしょう。
時給換算すると低い時給
レンタカー取りに行った先で車の受取がスムーズにいけば良いですが、レンタカーの回送ドライバーのお給料は走ったキロ数で決まったり、1案件でいくらという風に計算される事が多いです。当然ですが止まっている間の時間は含まれません。
例えばレンタカーの営業所に行って車をスムーズに受け取って戻ってくる事ができれば問題はありませんが、手続きに手間取ってしまって長い時間待たされた場合、その間の時給は支給の対象外となっている事が多いです。
つまり止まっている間の時間のお金は発生しないという事になるので、時給で計算すると非常に少ないと感じるでしょう。これもレンタカー回送ドライバーのデメリットだと言えます。
副業に向いている回送ドライバー
仕事の内容やメリットそしてデメリットの事を考えると、レンタカーの回送ドライバーの仕事はメインの仕事としてするよりも、副業として行った方が経済的に不安定という問題が起こりにくいかもしれません。
もちろん本業でレンタカー回送ドライバーをしている方はいらっしゃるようですが、決して楽な仕事でも稼げる仕事でもありませんので、あくまで副業として選択する事をおすすめします。
お仕事をする時には事故などには十分気を付けると良いでしょう。運転に自信があるという方多いかもしれませんが、運転に自信があっても突然何が起こるか予測は誰にもできません。
そのため普段からあまり疲れを蓄積させない努力も必要です。これらの事をよく考慮したうえでレンタカー回送ドライバーの仕事を行いましょう。
まとめ
今回は最近求人が増えてきたレンタカー回送ドライバーの仕事についてご紹介いたしました。なぜきついと言われているのか?メリットやデメリットについてもご紹介いたしました。
ご紹介した事をよく考慮しつつお仕事をされてみると良いでしょう。