タクシー運転手に必要な資格とは?取得にかかる費用や期間を解説!
タクシードライバーと言えば様々な年齢層の人が働いていることから働くために必要な資格や年齢制限などがわからないという人がいるかもしれません。
運転するのは普通車のサイズですので普通免許があればだれでも運転できそうな感じはありますが、一般的な一種免許だけでは運転はできないのです。そこでここではタクシードライバーになるための資格などについて紹介していきたいと思います。
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年齢は関係ないタクシー運転手
職業によっては定年退職があったりしてある程度の年齢になると仕事ができなくなるということがあります。しかしタクシー運転手には年齢制限はありません。
70歳を超えていても現役のタクシードライバーは数多くいますし、そもそもタクシードライバーの平均年齢は57歳を超えていると言われているのです。体が動く限り仕事を続けることができるのがタクシードライバーなのです。
タクシー運転手を目指すなら二種免許は必須!
タクシードライバーになるためには自動車の普通免許一種だけではいけません。タクシーは乗客を安全かつ確実に目的地まで送り届けて賃金を得るという「旅客運送」に分類されますので運転するには二種免許が必要になります。
タクシー会社の求人に二種免許を取得していることが条件になっている場合もありますし、会社によっては入社後に二種免許を取得させてくれるというところもあります。
どちらの場合でも実際に仕事を行う段階では二種免許を取得していることが必須となります。
普通第二種免許取得について
取得条件
普通二種免許を取得するためには普通免許、中型免許、大型免許などの一種免許を取得してから3年が経っているということが条件となります。
そのため無免許だった人がいきなり二種免許を取得することはできないようになっており、最短でも21歳以上でなければ取得できないようになっています。
取得方法
基本的には一種免許の時と同じように教習所に通って取得することになります。まず最低限の視力があるかどうかなどの適性検査を受け、学科試験と実技試験を受けます。
学科試験は90%以上の正解率で合格となり、一種免許を合格した人であれば問題なく合格できるレベルになっています。
実技試験では基本的な運転を見られることに加えて一種免許の時にはなかった「V字路での運転」が加わりますが、ある程度の運転技術の人であればこちらも問題ないでしょう。
取得費用
地域や教習所によっても変わってきますが、10日ほどで取得できる一般的なものであれば、22~25万円ほど、合宿に行く場合は18~20万円ほど、教習所に通わず一発試験の場合は4万円ほどとなっています。
難易度
一種免許を取得して、普通に運転することが多かった人であればそれほど難しい試験ではありません。基本的な学科知識と基本的な運転技術があれば合格できるレベルのものです。
ただし、東京や大阪などの繁華街などの一部のエリアの場合は地理試験が科せられる場合があります。その地域での最短ルートなどに関する問題が出題されるのですが、この試験の合格率がおよそ50%ほどしかなく、こちらが難関となっています。
気になる二種免許の試験内容は?
学科試験
一種免許を取得したときに覚えた基本的な運転知識、道路標識などをもう一度確認するような内容が中心となっています。そのため一種免許を取得したときと同じ知識があれば問題はありません。
ほとんど応用問題や難問が出題されることはありませんので基礎問題を徹底的にやり込んでいきましょう。
技能試験
こちらも基本的な運転技術があれば問題はないのですが、二種免許ということもあって「乗客がいる」前提での運転となります。そのため荒っぽい運転や安全意識が低い運転は大きく減点されることになります。
V字路での運転なども含めて、とにかく安全確認を行い、安全運転を最優先していることがポイントなります。
タクシーの運転手の今後について
タクシードライバーは改正タクシー特別措置法による減車によってタクシー自体が減ってきていることからドライバーも減少している傾向があります。
また、多くの自動車メーカーが研究開発をしている自動運転システムが実用化されるようになればさらに減るということも予測されていますが、完全普及化はかなり先になるということもあって、当分の間は大きく変わることはないと考えられています。
まとめ
タクシードライバーになるためには二種免許を取得することが必要になります。乗客を乗せて運転するということからも安全運転を心掛けることが重要だと言えるでしょう。