大型トラックのエンジンオイルの量は30リッターが平均?オイル交換時期の目安なども解説

   

大型トラックを自分で整備するドライバーさん、整備士さんにおなじみのエンジンオイル。ただ、新品に交換するときにはどのくらいのリッター数が必要になるか気になりますよね。

この記事では、エンジンオイルの交換時期の目安などを解説いたします!

エンジンオイルとは?

自動車のエンジンオイルは、漢字表記では「潤滑油」とも記されますようにエンジン内部を循環し、高速で動く金属同士がこすれ合う摩擦を軽減することが主な役割です。

その他にも、エンジンで発生した熱を冷ましたり、さびを防いだりすることなどその役割は多岐にわたります。一方、このような循環を繰り返している間に、エンジン内にて発生する「すす」などによって汚れが発生し、その品質も劣化していきます。

また、エンジンを使用していなくても空気に触れることによっても劣化していきます。これを放っておくとエンジン内部の摩擦が大きくなったり、高温状態が続いたりすることで、エンジンが傷みトラブルの原因にもなりかねません。

したがって、ある程度走行したり、一定期間が経ったりした場合はオイルを新品に交換する必要があります。

トラックのオイル量はどれくらいか?

まず一般的な乗用車のオイル量はどれくらいかご存知ですか?もちろん排気量やメーカーによって様々ですが、排気量2,000ccの車でだいたい4リッターくらいとなります。

少なくとも年に一度は交換を行っていると思いますので、皆さんだいたいピンとくると思います。では、トラックのオイル量ですが、一般的には次のとおりとなります。

  • 小型トラックで約8リッター
  • 中型トラックで約10リッター
  • 大型トラックで約30リッター

いかがですか。思ったより多いでしょうか?少ないでしょうか?

10,000ccレベルの排気量で、サイズも1㎡程度、単体でも約1トンの重さがある大型のエンジンを搭載している大型トラックはオイルの量もケタが違います。

大型トラックのオイル交換の目安と点検方法

前述しましたとおり、ある程度走行したり、一定期間が経ったりした場合はオイルを新品に交換する必要があります。例のごとくトラックの大きさの順に比較してみましょう。

オイル交換はいつ行うか?

  • 小型トラック=20,000kmまたは1年毎
  • 中型トラック=30,000kmまたは1年毎
  • 大型トラック=40,000kmまたは1年毎

オイルの劣化を見ただけで判断することは難しいため、上記は大まかな目安です。

オイルの交換時期は、オイルの種類(基油)や品質、使用状況にもよりますが、メーカーが規定しているエンジンの使用期間や走行距離を基準に交換を行うことが最も一般的です。

トラックの取扱い説明書に記載されている推奨使用期間と走行距離を参考にするのが良いと思います。

オイルの点検方法は?

  1. 平坦な場所にトラックを停止させ、エンジンも停止させて1分以上待ちます。
  2. ボンネットを開け、オイルレベルゲージを引き抜きます。その際、キッチンペーパーで挟んで付着したオイルをふき取るように抜いてください。
  3. オイルレベルゲージを再度しっかりと押し込んでください。
  4. もう一度オイルレベルゲージを引き抜き、オイルが付着しているところが現在のオイルレベルです。オイルレベルゲージには、上限と下限の印がついていますので、上限と下限の間にオイルが付着していれば問題ありません。
  5. オイルレベルゲージをしっかりと差し込めば、オイル点検の修了です。

大型トラックのオイル交換の必要性と注意点

オイル交換の必要性とは?

エンジンオイルは、1にも書きましたとおりエンジン内にて発生する「すす」などによって汚れが発生したり、またエンジンを使用していなくても空気に触れたりすることによって劣化していきます。

劣化すると粘度(オイルの粘り気)が低下し、エンジン内部に油膜を張ることができなくなることでエンジンの故障や燃費の低下につながっていきます。一度劣化したオイルの性能は回復しません。そのため、オイルは新品に交換する必要があります。

オイル交換の際の注意点は?

オイルの劣化は、目で見たり触ったりするなどの方法で判断できるものではありません。

また、大型トラックでも高速道路のような平坦地を法定速度である程度の距離を走るような場合は、オイルの劣化は遅くなりますが、シビアコンディション(一回の走行距離が極端に短い、登り坂など高回転を必要とする運行が多い)などの悪条件下での運行では劣化が進むとされています。

一方、前述しました目安の交換時期よりも早いからよくないということはありません。ただ、劣化していないのに交換するというのは環境にやさしくありません

したがって、やはり取扱い説明書に記載された目安の交換時期が最も合理的な方法といえるでしょう。

まとめ

最近の大型トラックは、昔と比べれば燃費性能や安全性、乗り心地も大幅に改善されてきています。

ただ、この性能を活かせるのは日々のメンテナンスがあってこそ実現できるもので、特に、大型トラックの心臓部であるエンジンを適切な状態に保っておくことはエンジンの寿命を長くするのみならず、要らぬトラブルの防止にもつながります。

このように、大型トラックのオイルはその量も半端ではありませんが、定期的に点検、交換することが必要です。

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