食品配送ドライバーとはどんな仕事内容?勤務時間など良い点を解説!
ドライバーへの転職を考えて求職活動をしていると、よく食品配送のドライバーの募集を見かけることがありますよね。そのため、転職先の候補として考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、転職に興味はあるもののドライバーとしての経験がなく不安に思っている方のために、食品配送ドライバーの仕事内容について詳しく紹介していきます。
Contents
フードライフラインである食品配送
フードライフライン、という用語に聞き覚えのある方は少ないかもしれません。フードライフラインとは、あらゆる地域へ食品を行き渡らせるための基幹となる仕組みを指す言葉です。
電気や水道といった生活インフラ設備である「ライフライン」になぞらえて、食品の供給網をそのように表しているわけですね。
こうした用語で呼ばれていることからも察せられるように、食品配送は人々の生活を維持し、社会の基盤を支えていくうえで非常に重要とされる仕事なのです。
食品配送ドライバーの仕事内容は?
食品配送のドライバーの仕事は、文字どおり食品を目的地まで配送することです。
この場合の「目的地」とは、主にコンビニやスーパーといった商業施設を指します。物流センターで食品をトラックに積み込み、ルート別で何件か積み合わせて、効率よくコンビニやスーパーを回っていくことになります。
食品は配送先別に物流センターで仕分けられているはずですから、積み込みの際はしっかり検品しつつ、下ろしやすいよう回る順番を考慮しながら積んでいく必要があるでしょう。
食品配送ドライバーの1日の流れ
1日の業務の流れについて順を追って確認していきましょう。
出勤・点呼
出社したらまずは点呼です。食品配送に限った話ではなく、ドライバーの基本と言えるでしょう。このときアルコールチェックも一緒に行うことになるはずです。
配送センターで積み込み
配送センターに向かい、目的地別に仕分けされた荷物をトラックに積み込みます。
ルート配送
積み込んだ荷物をスーパーやコンビニに届けます。会社にもよりますが、ルート配送の仕事は毎日同じルートを走る場合が多いです。
休憩
一回目のルート配送が終わったら休憩をとります。ルート上にあるレストランに入るドライバーもいれば、コンビニの駐車場などに車を停めてそこで済ませるドライバーも。
配送センターで積み込み
二回目のルート配送がある場合は、配送センターに戻って(もしくは別の配送センターに向かって)積み込みを行います。手順としては一回目とまったく変わりません。
ルート配送
積み込んだ荷物をスーパーやコンビニまで配送します。
帰庫・点呼・退社
会社に戻り、トラックの後片付けをしたのち、点呼を受けます。日報を提出したら退社。1日の業務が終わります。
食品配送のここがいい!
食品配送の仕事はドライバーにとってどんなメリットがあるのでしょうか。
勤務時間が一定
まず考えられるのは、勤務時間が決まっているということです。基本的に担当するルートは毎回同じですし、スーパーには受け入れ時間があります。そのため、極端な早出や残業が発生する可能性はきわめて低いと言えるでしょう。
重量物がほとんどない
建材の運搬や引っ越しドライバーなどと違って、食品配送の仕事では、一人で持てないほどの重量物を運ばなければならないことはほとんどありません。
そのため、体力に自信のない高齢者や、腕力に不安がある女性の方であっても問題なく業務をこなすことができます。
早朝、深夜勤務は給与水準がいい
先程は勤務時間が決まっていることをメリットの一つに挙げましたが、例外もあります。
コンビニはもちろん、スーパーの中にも24時間営業を行っている店舗もあるからです。そういった店舗が担当ルートに含まれている場合は、深夜や早朝に配送に向かうこともありえます。
ただし、その時間帯を担当するドライバーの給与水準は高めに設定されています。勤務時間は不定でもいいからとにかく稼ぎたい、という方は検討してみるとよいでしょう。
食品配送のここが大変
では逆に、食品配送の仕事で大変だと思われるポイントにはどういったものが挙げられるでしょうか。
深夜、早朝勤務
先程も述べたとおり、担当するルートにコンビニや24時間営業のスーパーが含まれていると、深夜や早朝の勤務が発生する場合があります。
給与水準が高いというメリットはありますが、夜勤や早出が苦手な人、生活リズムを崩したくない人だときつく感じるでしょう。
時間指定がある
食品配送の仕事には時間指定がかかっていることがあります。というのも、やはり先程少し触れたことですが、スーパー等は営業時間が決まっており、したがって受け入れの時間も限定されてくるためです。
慣れるまでは時間に追われる感覚があって大変に感じるかもしれません。
同じルートで飽きる
チャーターで走る場合や長距離ドライバーとは違って、食品配送は地場のルート配送が中心です。毎日近場の同じ道を走ることになるため、飽きてしまう人が少なからず存在します。
変化のなさをストレスに感じる人には向いていない仕事であると言えるでしょう。
未経験でも採用される可能性は大きい
食品配送のドライバーは、未経験であっても採用される確率が高い仕事です。昨今の趨勢として、少子高齢化の影響やインターネットを介した通信販売の拡大によって、物流業界は全体的に人手不足に見舞われています。
人材をえり好みしている余裕のない会社が大半で、一旦採用してから社内で教育を施すパターンが増えているのです。
また、食品配送の仕事の場合、使用するトラックが2トン車であることも大きな要因。大型免許が必要とならないので、求人をかける側、応募する側双方にとってハードルが低いと言えます。
まとめ
皆さん、いかがでしたか?
食品配送ドライバーの業務には大変なところもありますが、ライフラインに例えられるほど重要な仕事であることも確かです。地域を支えたいと考えている人にとってはやりがいの大きい仕事だと言えるでしょう。
この記事を読んで興味が出てきたら、近場の求人を探してみてはいかがでしょうか。