フォークリフトの重量は考えているより重い!気になる車両重量はどれくらい?
多くの業種で活躍するフォークリフトは、重量物の運搬に必要不可欠な存在ですよね。
しかし、重量物を扱うだけに車両自体の重量のかなり重く、フォークリフトの輸送の際には正確な重量を把握していないと、簡単に過積載になってしまう可能性もあります。
そこで今回は、フォークリフトの重量がどれくらいあるのかについて、ご紹介していきたいと思います。
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見た目よりも遥かに重いフォークリフトの重量
フォークリフトは大きな荷物を軽々と上げて移動させる事ができる特殊車両で、倉庫業務などをする会社には欠かす事ができない車両です。
もちろん倉庫業務だけではなく荷物の上げ下ろしができる車両なので、運送会社などにも欠かすことができません。ところでフォークリフトというと小さい車両というイメージがありませんか?
人が一人乗って作業を行うので、見た目がとても小さくて軽いというイメージがあるのは仕方がない事なのかもしれません。ですが実はフォークリフトは見た目よりもとても重量がある車両なのです。
車体に記載されている数字は重量のことではない
フォークリフトだけではありませんが、自動車などの車両の車体には何らかの数字が記載されていますよね。
トラックなどの商用車の場合は荷台の後ろ部分に数字が記載されています。ご存知の方の方が多いかもしれませんがあの数字は車の重量ではありません。
最大積載量といってその車で運ぶ事ができる荷物の総重量が記載されているのです。フォークリフトも実は同じような意味なのです。
フォークリフトは種類によってもメーカーによっても違いますが、定格荷重、荷重中心、最大揚高、全長、全幅、そして車両重量の6種類の数字が書かれています。
フォークリフトのサイズ別の車両重量を紹介!
ここではフォークリフトのサイズ別の車両重量をわかりやすくご紹介いたします。もちろんメーカーによっても多少重量が違いますので、統一するためにトヨタのフォークリフトを参考にしています。
エンジンフォークリフト
エンジンフォークリフトは動力にエンジンを使っているフォークリフトの事です。ディーゼルエンジンを搭載していて低燃費で、排ガスの少ないという特徴を持っています。
エンジンフォークリフトの特徴はパワーが強いため、重量のある荷物の上げ下ろしに最適です。
10t→13,720kg、11,50→14,800kg、12,000t→15,270t、13,500t→16,190kg、15,000t→18,220kg、16,000t→18,780kgと、かなり重い事がわかります。
バッテリーフォークリフト
バッテリーフォークリフトは電力で動くフォークリフトの事を言います。バッテリーが動力なので排ガスが無く屋内倉庫などで使うのに向いています。各サイズの重量は以下の通りです。
1.0t→2,520kg、1.35t→2,610kg、1.5t→2,740kg、1.75t→2,990kg、2.0t→3,320kg、3.0t→4,710kg、3.5t→4,070kg、とこちらも車両重量がだいぶ重い事がわかります。
リーチフォークリフト
リーチフォークリフトというタイプのフォークリフトは縦型のフォークリフトです。作業をする人は立った状態で操作をして荷物の上げ下ろしをします。少ない荷物の移動や上げ下ろしに最適です。
1.0t→1,985kg、1.25t→2,000kg、1.35t→2,160kg、1.5t→2,175kg、1.8t→、2,255kg、と他のフォークリフトよりは若干軽めですが、やはり車両重量はかなり重い事がわかります。
車両重量の確認が出来るコーションプレートとは?
作業用の車は用途によって様々な大きさや形をしています。例えば車両重量が何トンなのかとか最大積載量は何トンなのか、さらにエンジンの様式は何か?など知らなくてはならない事がたくさんです。
そんな情報を記載しているのが『コーションプレート』というものなのです。乗用車でもドアの横などにシールが貼ってありますよね。
その車両に関するあらゆる情報が一目でわかるようになっているのです。ただし統一されているわけではないので、メーカーによって多少記載方法が違います。
フォークリフトの重量をしっかり把握しておこう!
フォークリフトは人の手で運ぶ事ができない重い荷物を移動したり上げ下げする事ができるとても便利な車両です。ですがフォークリフトも万能ではありません。
そのフォークリフトの積載重量は決まっていますので、その重量をオーバーした荷物を移動させる事でバランスを崩し、倒れてしまう事があったらオペレーターや周囲の作業員の命が危険にさらされます。
しっかりとフォークリフトの重量を把握して安全に使用する必要があるのです。
まとめ
今回はフォークリフトの重量についてお話をいたしました。とても便利なものだからといっても使い方を間違えると凶器になってしまう事もあるので、使用する時には十分に性能などを把握して試用すると良いですね。