トレーラーで上手なバックのコツを紹介!トレーラーのバックが難しい理由

      2021/02/26

トレーラーを初めて運転する方にとって、曲がり方が特殊なためバックに気を使いますよね。

トレーラーの運転はコツが必要ですが、練習すれば誰でも運転できるようになります。

この記事では、特に難しいとされるバックの仕方など運転センスを磨くためのヒントを紹介します。

トレーラーはバックの仕方が難しい理由

大型のトレーラーは普通に運転するのも難しいのですが、まっすぐにバックすることはさらに難しいと言われています。

これは前進するときは普通についてくる荷台部分がバックになるとまったく思うように動いてくれないことが関係しています。そのポイントはカプラーと呼ばれる結合部分にあります。

トレーラーはまっすぐバックするのも難しい

普通車であればハンドルをまっすぐにしてバックすれば、まっすぐにバックすることができます。

しかしトレーラーはバックしようとすると後ろに下がろうとする力がカプラーにかかり、その先にある巨大で重たい荷台部分をまっすぐに押すよりも、その力を横に逃がしてしまうのです。

一度カプラーが折れてしまうとバックしようとする力によってさらに折れ曲がっていき、最終的には折り畳み式ナイフのようになってしまいます。

つまりまっすぐバックするためにはカプラーを折り曲げることなく、直進的に力を後ろに伝えていくということが必要になるのです。

トレーラーヘッドが前輪の役目をする

トレーラーはその構造のために普通車の感覚ではバックすることができません。うまくトレーラーでバックするためにはトレーラーヘッドの後ろのタイヤを普通車の前輪のような感覚で運転すれば良いと言われています。

ただしいきなり曲がりたい方向にハンドルと切ると後輪は反対に向いてしまいます。曲がりたい方向に後輪を向けるには逆にハンドルを切る必要があります。そうしてタイヤの向きを合わせてバックする必要があるのです。

トレーラー運転の基礎・バックの仕方

トレーラーをうまく運転するにはその構造を知り、どうすればどちらに動くかということを理解することが必要です。

よく言われることに「バックするときはハンドルを逆に切れば良い」ということがありますが、そんなに単純なものではありません。

そこでここではトレーラーの運転で特に難しいと言われるバックの仕方について紹介していきます。

右バックの仕方

まずトレーラーはトレーラーヘッドの後ろのタイヤが前輪の役目を果たしています。

右に曲がりたい場合は、まずバックさせながらハンドルを左手に切ると後輪が右にハンドルを切った状態になります。そうすると車体は右に曲がっていくことになります。

ある程度角度がついてから後輪をまっすぐに戻すことで普通車のようにバックすることができるようになります。

右バックの場合は運転席から右側を確認しながらバックができるために左バックよりは簡単だと言われています。そのためどちらのバックでも良いという場合は右バックを選ぶドライバーが多いようです。

左バックの仕方

左バックをするときはハンドルは当然右バックの時と逆向きになります。つまりバックしながらハンドルを右手に切ると後輪が左を向きますので、そのままバックすると左に曲がっていくことになります。

ただし一度車体が曲がっていくと目視はまったくできず、頼りのミラーも下のミラーに少し写るだけという状態になります。

バックカメラが搭載されている車であれば、それを頼りにすることができますが、搭載されていない車の場合はほとんどが死角になるため、ドライバーの感覚頼りになってしまいます。

そのためトレーラーが左バックをしているときはできるだけ近寄らず、間をあけてバックが終わるまで待っている方が良いでしょう。あまり近づくとトレーラーのドライバーに余計なプレッシャーを与えることになります。

トレーラーのバックの練習方法

トレーラーのバックはどのように練習すれば習得できるのでしょうか?初心者の多くがつまずくポイントですが、コツを掴めばスムーズにバックができるようになりますよ。ここでは効果的なトレーラーバックの練習方法をご紹介します。

コツ1:ハンドルを逆に切り「くの字」にする

トレーラーを車庫に入れるためには、トレーラー後方部分が車庫に向かうように、ハンドルを乗用車と逆の方向に切る必要があります。まずは上から見たときに連結部分が「くの字」になるまでハンドルを切ります。

コツ2:ハンドルを元に戻しくの字を保ちながらバックする

トレーラーがくの字になったら、ハンドルを元に戻し、乗用車と同じようにバックをしていきます。バックの際にポイントなのは、くの字の角度を保ちながら、車庫の幅と合わせて進んで下がってを繰り返すことです。

最初は後方の内側と外側の角に注意しながら下がっていき、下がってきたらトレーラー部分前方の外側の角がぶつからないように注意してください。

コツ3:車庫にトレーラーを納める

意外に初心者が苦労するのが、最後にトレーラーを車庫に納めるステップです。トレーラーを真っ直ぐにしながら、トラクター部分も車庫に対して平行になるように調整する必要があります。くの字を真っ直ぐに直しながらバックすることがトレーラーバックの難関だと言ってもいいでしょう。練習を通して、ステアリングを切りながら上手く調整する感覚を掴むことが大切です。

トレーラーでバックの運転スキルをアップさせる方法

トレーラーは高い運転技術が求められる車両です。実際に運転するにはその運転技術を向上させる色々な取り組みを行う必要があると言えます。ここではそれらをいくつか紹介していきます。

シミュレーションアプリを利用する

トレーラーの実践練習をする前に、まずはシミュレーションアプリをダウンロードすることをオススメします。最近のシミュレーターアプリはクオリティが高く、曲がる時やバックする時のトラックの動きがリアルに再現されていますよ。

オススメのシミュレーターアプリはこちらです。

ものにぶつからないようにバックする、狭い道に入るなど、トレーラーの現実的な練習ができます。レビュー評価も高く、「トレーラーバックの練習になる」という声が多いです。

本格的なトラックやトレーラーの運転シミュレーションができるアプリです。グラフィックがリアルで、ゲームとしての面白さがあり楽しく練習できますよ。

上記以外にもたくさんのシミュレーターアプリがあるので、自分に合うものを探してみてはいかがでしょうか。

アプリを使う際は、あくまでイメージトレーニングとして練習するものであることを頭に入れておきましょう。トレーラーを100%再現しているわけではないため、実際に運転するとアプリでは出てこなかったことがたくさん起こります。アプリで必ずしも運転スキルがアップするわけではないので、トレーラー練習の事前準備として考えておきましょう。

ハンドルを切りすぎない

これは初心者に多いことなのですが、自分が思っている通りに動かなかったときや、カーブを曲がるときなどにハンドルを切り過ぎてしまうということがあります。

理想はハンドルを切り過ぎずに、トレーラーヘッドと荷台部分を大きくおらずに最小の折れ角度で曲がるということです。ただしあまりにも角度が足りないと二度折れしたり、変に荷台部分が折れてスネークしてしまうことがあります。

イメージトレーニングをする

まず実際に運転する前にトレーラーの構造を理解して、どう自分が操作すればどうトレ―ラーが動くのかについてイメージすることが重要です。これには

  • ミニカーを使って理解する
  • アプリを使う

という方法がもあります。

また、教習所にはゲームセンターにあるようなシュミレーション機器がある場合があります。これらの中にはトレーラー駐車ゲームといったものもあります。

これは3Dゲームプレイで実際にトレーラーを運転するように操作することでディスプレイ上で駐車をするというものです。難易度によってステップが分かれており、クリアすると次のステージに進めるようになっています。

ゲームとはいえ、ハンドルやコントローラーは本物のトレーラーを運転するのと同じ動きをするためにかなりトレーラーの運転に慣れることができます。いきなり実車での練習には自信がないという人にぜひおすすめです。

バックモニターを活用する

カー用品ショップやネット販売などで「バックモニター」が販売されています。もちろん購入するにはお金がかかりますが、トレーラーのバックにはバックモニターは非常に大きな武器になります。

特にまだトレーラーの運転になれていないという人やバックや駐車に自信がないという人には必要不可欠であると言えます。

例えばネットなどでも「デュアルバックカメラ&モニター&トレーラー用配線ケーブルセット」のような感じで販売されています。その内容は、

  • 広角カメラ2個を搭載!
  • カメラ画素数:30万画素
  • 7インチ高精細W-VGA液晶。
  • CMOSカメラ(広角/広角)で幅広い視野を確保!赤外線カメラなので暗い場所も映せる!
  • カメラ前面に揮発処理ガラスを採用し、曇りを軽減!DC12&24V対応

というもので、これがあるとないとではまったく運転は違ったものになるでしょう。

しょっちゅう運転する車が変更になるという場合は難しいかもしれませんが、ある程度決まった車両を運転するのであれば、こういったアイテムを使用するのも良いでしょう。

先輩運転手の運転技術を学ぶ

やはり確実なのはトレーラーの運転を実際にしている先輩ドライバーに指導を受けることです。

先輩ドライバーの

  • 運転を見る
  • コツを直接聞く
  • 助手席に座ってもらう
  • バックをしているところを見てもらって注意してもらう

など先輩ドライバーの技術を学ぶ方法は色々とあります。

トレーラーの運転のコツをまとめた動画の紹介

トレーラーの運転練習にぴったりの動画をご紹介します。

もっともオススメなのはこちらの動画です。再生回数が50万回を超えており、たくさんのドライバーが参考にしていることがわかりますね。

大型トレーラーを 超カンタンにバックさせる方法【これだけ覚えよう】

トレーラーバックの難しいところはトレーラー部分が左右どちらかに曲がってしまうことですが、右に傾きそうになったら右にステアリングを切る、左に傾きそうになったら左にステアリングをきるというシンプルな方法で解決できるようです。ステアリングを繰り返すことで、トレーラーを真っ直ぐに保ちながらバックすることができます。

荷物を積んでいる場合はトレーラーの傾きの修正が難しく、微調整をしながら運転しないと急にステアリングしても間に合わなくなってしまうため注意が必要です。バックするときに死角ができてしまう時は、見える方の側面にできるだけトレーラーを近づけながらバックすることがポイントのようです。

もう一つのオススメ動画がこちらです。こちらも再生回数100万回超えの人気動画です。

ETS2 トレーラーで頭を起こすスペースが無い時や、曲がり切れない時の対処法

トレーラー部分が引っ掛かって角を曲がりきれなくなった時に使えるワザを2:59から紹介しています。トラクタ部分を側面に寄せ、トレーラー部分と直角になるまで一旦下がることで、トレーラー部分を最大限に前に出すというワザです。他にも、バックする時にトラクタ部分を起こすスペースがない場合のワザ、具体的な幅寄せの方法が紹介されており、トレーラー運転手を目指している方にとってとても参考になる動画ですよ。

まとめ

トレーラーは大型トラックの中でも特に運転が難しいとされている車両です。それだけに正しい理解、知識はもとより慣れや技術は欠かせないものとなっています。

最近では運転を助けてくれるモニターカメラもありますし、教習所などにはシュミレーション機器もあります。これらのものを駆使して運転に慣れていくことが安全で迅速に運転をできるようになる方法と言えるでしょう。

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