トレーラー運転手はすごい!カーブや車庫入れは車の中で最も難しい?
トレーラー運転手は運転がうまくてすごい!と憧れている人も多いですよね。今回はトレーラーの運転で難しいところを克服するコツや、トレーラー運転手になるために必要なものを詳しく紹介しますので、トレーラー運転手になりたい方はぜひ参考にしてください。
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トレーラー運転手はここがすごい!トレーラー運転の難しいところ
トレーラーの運転で難しいポイントと、上手に運転するためのコツを紹介します。
トレーラーは右左折が難しい!
トレーラーは全長が長いため、左折時には内輪差をしっかり考えなければならず、コツを掴むまでが難いことが特徴です。大きく旋回し過ぎると事故につながるおそれがあるため、注意しましょう。他の車の動きもよく確認する必要があります。
トレーラーの右左折で最も難しいポイントは、トレーラの後輪が脱輪したり縁石を踏んだりといったことのないように操作をすることです。右折については、運転席から顔を出して確認できますが、左折はサイドミラーのみであるため、特に左折が難しいと言われています。
トレーラーの左は、運転席からも遠くなることも、難しくなる要因です。トレーラーの初心者ドライバーは、サイドミラーを確認しながらハンドルを操作し、少しずつ曲がるものですが、ハンドルをほとんど動かさず、円を描くように曲がると良いでしょう。
トラクタとトレーラーが折れて曲がるため、内輪差を意識しなければなりません。トレーラーの長さと、回転する大きさは違うため、実際にトレーラーを運転して体で覚えるほかない部分もあります。
ただし、右左折中にミラーばかり意識していると、前方の安全確認が疎かになるため注意が必要です。
トレーラーは前進も難しい!
トレーラーは全長が長いため、路面状況に応じた走行をしっかりと考えなければなりません。特に、冬に雪が降った際の路面凍結や雨が降り滑りやすい時には注意が必要です。
また、信号が替わる時や、踏切の走行にも注意しましょう。さらに、制動距離も長くなるため、車間距離のとりかたにもコツが必要です。少し早めにブレーキを踏み、前方にも注意します。
トレーラーはバックも大変!
普通車だけではなく、トレーラーの運転手でもバックが苦手な人は多いです。トレーラーの後部に連結している部分も、しっかりと意識してバックしなければなりません。
トレーラーの場合、自然な直進してバックは難しく、必ず左右どちらかに曲がります。しかし、うまくいかないと、連結部分が曲がったままになり曲がりたい方向に曲がれない場合もあるのです。
トレーラーの場合、トラクター部分が普通車の前輪としてイメージすると良いでしょう。トラクターが曲がっている事を可能な限り早い段階で認識し、ハンドルを切ります。
中でも、最もコツが必要な場面は、バックで車庫入れをする場合です。車庫入れの際は、すぐに車庫入れをするのではなく、人や物、天井や壁に突起や邪魔な物がないか、スペースの確認を行います。
トレーラー全体が車庫の入り口を過ぎたところで停め、窓を開けて車庫入れを始めましょう。ハンドルを切り、トレーラーが“くの字”に曲がったところで、ハンドルを真っ直ぐに戻します。
ハンドルを戻さなければ折れ続けてしまい、動けなくなってしまうため、一度ハンドルを戻すことがポイントです。微速後退して、車庫入れの角度をコントロールします。
トレーラーと車庫が平行になるようにバックしたら、トラクターも水平になるよう入れましょう。
綺麗に入れるためには、トレーラーとトラクターが並行であることが理想ですが、実際にはトレーラーが平行であることを重視します。
車庫入れは、右も左も同じ操作です。操作手順が逆になるだけであるため、練習の際には左右どちらで行っても良いでしょう。
慣れると、左右どちらの方向からもバックでの定位置につけることが可能になります。トレーラーが曲がりすぎてしまったり、折れが小さすぎて車庫に入れられない場合は、一度前進することがポイントとなります。
バックが不安な人、運転に慣れるまでは、バックカメラとモニターを取り付けることもおすすめです。運転席にモニターを付けると、トレーラーの後方を確認しやすくなり、バックのコツもつかめるのではないでしょうか。
トレーラーで方向転換するのは一番難しい!
トレーラーで狭い道路を走行する際や車庫入れのときなど、大きな車体を方向転換させるのは至難の業です。教習所でもなかなかうまくいかない人が多くコツを掴むまでは練習が必要です。
狭い道路や車庫入れの際には、前進をして体制を整え直すことができなくなり、トレーラーが大きく曲がってしまうと動けなくなります。
トレーラー運転手になるために必要なもの
トレーラー運転手に必要なものは、運転技術だけではありません。必要な免許や技術などをチェックしておきましょう。
トレーラー運転手の免許の種類
大型免許、けん引免許が必要です。教習では、右折や左折、バックの際に「ミラーを見過ぎないように」と注意されることもあり、ある程度の運転技術がなければ少々難しいともいえるでしょう。
運転経験・運転技術
トラックの中でも、トレーラーは特に運転が難しいことが特徴です。いきなりトレーラー運転手になるのではなく、2トントラックあるいは4トントラックから乗りはじめると良いでしょう。
また、10トントラックの運転手として、ある程度経験を積んでからトレーラー運転手になる人も多いです。中には運転経験を問わず採用してくれる会社もありますが、経験者が優遇されます。
もちろん、高い運転技術も必要です。免許を取得したうえで、運転技術を磨かなければ採用してもらえないでしょう。
体力
基本的に、長距離運転になる場合が多いため、体力に自信がなければ難しいといえます。しかし、近年ではトレーラー運転手として活躍している女性もいるため、女性でも体力に自信があれば働くことは可能です。
まとめ
トレーラー運転手になるためには、運転をするためのコツをつかむことが重要です。通常のトラックと比較をしても難しい部分がありますが、数をこなすうちに体で覚えることもできます。
必要な免許を取得し、運転の練習をしてトレーラー運転手を目指しましょう。