大型トラックの寿命はどれくらい?長持ちさせる方法はある?
大型トラックを所有している方や企業にとって、大型トラックの寿命は気になるところですよね。
整備や維持費を払い続けるのか、買い替えるのか判断するためにも、この記事ではどのくらいで寿命が来るのかを解説いたします。
大型トラックの寿命はどの程度?
トラックが寿命と言われるのはどれくらいの年数でそれくらいの走行距離で言われるのでしょうか?
これはもちろん、走り方やメンテナンスの頻度、運んでいる荷物の種類、車種によって変わってきます。
しかしどうしてもトラックは走行距離が普通車よりも長い、荷物の積み下ろしによっても自動車がダメージを受けるということもあるために傷みやすいという現実があります。
だいたい小型トラックでは乗用車に近く、寿命は10年で走行距離は10万kmほどと言われています。
それが中型トラックになると寿命ももう少しだけ延びて10~12年ほど、走行距離は40~50万kmほどになります。
大型トラックになると寿命が12~15年、走行距離は70万kmほどまで延びます。
大型トラックの寿命を延ばすためには?
大型トラックはそもそも普通車や小型トラックよりも寿命が長く、走行距離も長くなっています。
これにはいくつかの理由があります。
まず大型トラックはそれぞれの部品が大きく、意外とシンプルなつくりをしているために整備をしっかりと行っていれば気づかれにくい故障が少ないということがあります。
また、長距離を走ることが多いために街中を走ることが多い普通車のように「発進」と「停止」を繰り返すことが少なく、一度走り始めるとある程度走り続けます。
そのためエンジンやその他の部品にかかる負担が少なくなるのです。
ではその大型トラックの寿命をさらに延ばすにはどうすればよいでしょうか。
基本的には「修理、整備、部品交換をマメに行う」ことです。
普段からドライバーが最低限の項目をチェックし、さらに整備士にチェックをしてもらう。その際消耗品の交換をしっかりと行うなどのメンテナンスをし続けることで100万km以上走らせることは可能です。
ただし大型トラックの部品は高額なものが多く、エンジンのオーバーホールを行うと100万円近くかかることもあり、エンジンを交換するとなると100万円以上かかります。
メンテナンスを行うのにも高額な費用がかかることは覚えておきましょう。
大型トラックを買い替える目安
大型トラックを買い替える際に注意しなければならないのは乗っていた車がある程度価値が残っている時点で売るのか、限界まで使って故障するまで乗るのか、修理をしてどこまで乗るのかという見極めをしていくことです。
大型トラックは走行距離が50万km未満、70万km、100万kmではまったく買取金額が違ってきます。
また新規登録から10年を過ぎると価値が大きく下がります。
そのため7~9年ほどで買取に出すというのも一つの方法です。
また、古いトラックになればなるほど部品が希少になって高額になる傾向があります。
古いトラックを高額な修理費用をだして乗り続けるのは効率的とは言えません。
おおまかな目安としては10年未満で70万km前後ほどで買い替えるのが多いようです。
まとめ
大型トラックは日々の細かい整備やしっかりとしたメンテナンスを行うことでその寿命を延ばしていくことができます。
また、運転に関しても急発進や急加速、急停止を繰り返すような乱暴な運転をしていると車の寿命は短くなってしまいます。
整備をきっちりと行い、丁寧に車両を扱うことで愛車の寿命を延ばしていきましょう。