レッカー車(ロードサービス)の仕事内容って何をするの?必要な免許・資格とは?
貴方はレッカー車の仕事について興味を持ったことはないでしょうか?レッカー車の仕事には様々なメリットやデメリットがあり、業務内容も違います。
それでは、レッカー車の仕事は何をするのか、メリットやデメリットなどについてご説明しましょう。
Contents
レッカー車の特徴や仕事内容・必要な資格とは?
レッカー車の種類と装備
レッカー車にはいくつか種類があり、車両によって装備が違うという特徴があります。レッカーブームや被牽引する車体の下に潜り込ませて持ち上げるアンダーリフト、被牽引車の車輪を載せ、抱えて固定するピボットアーム。
さらに車両を吊り上げるのに必要なクレーンは、ユニックと呼ばれる小型タイプやレッカー車専用のクレーンもあります。作業中に車体を安定させるためのアウトリガー、ウインチなど実に様々な装備があるという特徴があるのです。
レッカー車は普通免許でも乗れる?
気になるのは普通免許でもレッカー車に乗れるかどうかですが、レッカー車のサイズによって求められる免許が異なります。
一般的なサイズのレッカー車であれば普通免許でも乗ることができますが、中型自動車や大型自動車に分類されるサイズのレッカー車の場合、中型免許や大型免許が必要になります。
また、レッカー車は車両の牽引を行うため、安全に牽引するために牽引免許が求められることがほとんどです。牽引免許を筆頭に、あらかじめ車両のサイズに合わせて免許を取得する必要性があるでしょう。
レッカー車の主な仕事とは
レッカー車の主な仕事は、車両の前輪や後輪を吊り上げる牽引です。基本的には駐車違反車両を牽引するのが主な仕事になりますが、自力で走らせることができない自動車をその場から移動させるのが目的です。
その他にも、故障した車両や事故車両などの牽引も行ったりと、仕事が少なくなるようなことはほぼないと言って良いでしょう。
勤務時間はどれくらい?
レッカー車の仕事の平均勤務時間は、休憩2時間、勤務8時間の計10時間です。基本的にシフト制のところが多く、自分が働きたい時に働けるというメリットもあります。ただし、場合によっては残業をすることになるケースもあるでしょう。
残業があるかどうかはその日の業務によって変わりますし、地域や場所によって左右されることもあります。ただ、そこまで頻繁に残業があるわけではないので、働きやすい環境であることに変わりはありません。
働きやすさこそがレッカー車の仕事のメリットだと言えるでしょう。
レッカー車の仕事をするにあたってのメリットとは?
高額で魅力的な給料
レッカー車の仕事は高額で魅力的な給料だというメリットがあります。
- 大型レッカー車の年収はおよそ600万円
- 中型レッカー車なら480万円
- ルート配送のレッカー車なら400万円
- 長距離のレッカー車なら450万円
と年収が軒並み高いのが特徴です。
レッカー車は仕事がなくなることがないため、常に一定の仕事があります。その上ボーナスなども支給されるので、場合によってはより多くの給料を稼ぎ出すこともできるでしょう。
高い給料を求めているのであれば、レッカー車の仕事を始めるのもおすすめです。
日々感謝される
レッカー車は基本的にピンチに駆けつけることが多い仕事なので、多くの人に感謝されることが多いメリットがあります。自動車の追突事故が起きた時、事故車両をそのままにしておくわけにはいかないので、レッカー車が運ばなければなりません。
また、駐車違反車両などがあった場合、レッカー車が牽引することによってそれまで迷惑に思っていた人達から感謝されることも珍しくありません。レッカー車の仕事は人々のために活動し続けるものだと言えるでしょう。
ニーズが高く仕事が途切れない
レッカー車の仕事は非常にニーズが高く、基本的に仕事数が途切れることがありません。なぜレッカー車の仕事のニーズが途切れないのかというと、それだけ事故を起こす自動車や駐車違反などを起こす自動車が多いからです。
事故を起こしたり駐車違反をしていたりする自動車は基本的に自力で走行することができないため、レッカー車が牽引しなければなりません。
事故車両だと一刻も早く牽引しなければなりませんし、駐車違反車両なら駐車してはいけないところに駐車しているのでレッカー車がけん引することになります。それだけレッカー車の需要が高いと言えます。
道に詳しくなる
レッカー車の仕事は非常にニーズが高く、仕事が途切れることがないことから色んな場所に引っ張りだこになります。一件一件が違う現場に向かわなければならないので、回数を重ねていくうちにどの道を行けばいいのか詳しくなるでしょう。
最初は慣れないかもしれませんが、徐々に道を覚えて移動しやすくなります。
レッカー車の仕事をするにあたってのデメリットとは?
多忙過ぎる
レッカー車はニーズが高くて仕事が途切れないメリットがありますが、逆にそれがデメリットになることもあります。基本的に一日にこなす仕事量が多く、勤め先によっては忙しすぎて人手不足になっていることもあるでしょう。
特に大型連休などは事故や駐車違反などが増えるからか、多忙を極めます。まともに休んでいる時間がない以上、厳しい仕事になるでしょう。それだけ働きがいがあると言えますが、レッカー車の仕事をするなら注意が必要になります。
危険性が高い
一般的なサイズのレッカー車は普通免許を取得していれば運転して仕事をこなすことができますが、そうはいってもレッカー車は普通の乗用車より大きいので扱いづらさを感じることがあるでしょう。
慣れれば問題ないかもしれませんが、それまではあまりにも運転のしづらさを感じるかもしれません。また、運転のしづらさ故に運転を失敗する危険性も考えられます。普通免許を取得してるからといって油断していると様々な危険性が伴うので、油断しないようにしましょう。
毎回現場が違う
レッカー車の仕事を続けていると道を覚えやすいとはいえ、作業現場が毎回違うのが大きなデメリットだと言えます。会社の近くならまだしも、現場によっては長い距離を移動して作業を終えた上で会社まで帰ってこなければならない場合もあるでしょう。
時には運転しづらい道を通らなければならなかったりと、レッカー車の運転に慣れている人でも大変だと感じるほどです。簡単な現場から難しい現場までひっきりなしに移動しなければならないので大変な仕事だと言えるでしょう。
緊急の仕事が多い
レッカー車の仕事は勤務時間がハッキリしているとはいえ、せっかくの休みの日に緊急の仕事が入ってくることも珍しくありません。突然のレッカー車の仕事が入ってしまい、大事なプライベートの時間が取れなくなってしまうことを覚えておく必要性があるでしょう。
レッカー車の仕事はニーズが非常に高く、休みなく仕事が舞い込んでくる職業です。やりがいが感じられる仕事ではありますが、休みが貴重になる仕事でもあると言えます。
レッカー車の仕事は素晴らしい
レッカー車の仕事は確かに様々な場所に向かわなければならないので大変ですが、それでも人々の役に立つ仕事だと言えるでしょう。事故などのトラブルが起きた時にいち早く駆けつける仕事であり、困っている人の大きな助けになります。
とてもやりがいを感じられる仕事であり、なおかつ楽しく働くことができます。レッカー車のサイズによって取得する免許が違いますが、取得することができれば毎日安定した仕事をこなすことができるでしょう。興味がある人はレッカー車の仕事を始めてみてはいかがでしょうか。