ヤマト運輸の入社研修はどんなことをしているの?クロネコヤマトの研修内容をご紹介
2019/04/03
ヤマト運輸には社員のキャリアアップを支援する研修制度が用意されており、安心してスキルアップができます。
そのため、入社後にどのような研修が行われるのかといった内容を、研修期間中の給料などを含めて詳しくご紹介します。
Contents
ヤマト運輸の新人ドライバー研修はどんな内容?
ヤマト運輸のドライバー職は、次の2種類の職種に分けることができます。
- セールスドライバー
- アンカーキャスト
職種によって新人ドライバー研修内容も異なってきますので、以下でそれぞれご紹介します。
セールスドライバーの例
ヤマト運輸で最も多いセールスドライバーですが、最初は2週間の新人研修から始まり、その後は各センターに配属され、約1ヶ月のOJT研修を行います。OJT研修が終われば運転チェックを実施され、ひとり立ちとなります。
具体的な研修内容は、最初の新人研修はホテルに泊まり込んで行われることがほとんどで、朝起きてからヤマト体操、社訓を唱えるといった内容があり、その後、各センターに配属され内勤事務の仕事をしながらヤマト物流の基礎を習い、社内免許の資格取得を目指します。
社内免許の試験内容ですが、営業所からの配送担当場所を仮定し、配達経路を作成します。その際は右折事故防止のため、なるべく左廻りのコース図を作成したりとし、2~4回受ければ合格することができるでしょう。
その後、ようやく先輩社員と同乗し、実際に担当する経路を運転し、徐々に仕事を覚えていきます。
アンカーキャストの例
アンカーキャストとは、軽自動車やワゴン車といった比較的小型の車を使用して毎日決まったエリアを配送して廻るため、特に営業活動はありません。そのため、契約期間中の新人研修は2週間程度であることがほとんどです。
研修内容は安全研修や業務上必要な知識、交通事故について座学で学び、その後は安全確認などの運転実習といった実技の研修も行なわれます。
具体的には朝礼手順、安全歓呼、日常点検などといったことを2日ほどで暗記したりする内容の研修もあります。また、実技研修ではセールスドライバーの横乗りを行い、実際に道や集荷先を覚えたりし、慣れてきたら実際に運転を行います。
安全指導員、センター長、支店長の見極めで合格がもらえれば車内免許の試験を受けることになり、合格すれば晴れてひとり立ちすることができます。
ヤマト運輸の研修期間中はお金が不安?
ヤマト運輸の入社試験に受かり、いざ新入社員研修となってもそもそも貯金が少ないと言った人も多いのではないでしょうか。
そこで、研修期間中のお金についてご紹介します。
ヤマト運輸では新人研修期間中の給料はどうなる?
ヤマト運輸の給料についてですが、
- 契約(キャリア)社員・・・時給制
- 正(マネージ)社員・・・固定給(ランク別の基本固定給)
であることがほとんどとなります。
また、新人社員の場合は一旦契約社員からスタートすることが多いため、新人社員研修中は時給で計算されることになります。
ヤマト運輸の研修で交通費がかかる場合はどうなる?
ヤマト運輸の研修場所が家から遠く、現地までの交通費がかかることになれば、その分の費用は会社が負担してくれますのでご安心下を。
その場合は後日に支払われることがほとんどであるため、一旦はたて替えてから後日旅費申請してから金銭支出書で現金で支払ってもらうシステムとなります。
そのため、研修期間中は交通費を一旦たて替える必要があるため、交通機関やホテルの領収書は必ず保管しておきましょう。
ヤマト運輸には入社後もさまざまな研修制度がある!
ヤマト運輸に入社すると入社研修以外にさまざまな研修制度があるため、本人のやる気次第でどんどんスキルアップすることができます。
ヤマト運輸でキャリアアップを目指せる研修制度
ヤマト運輸ではやる気のある社員に対し、さまざまなバックアップ研修制度が用意されています。
まず、めまぐるしく進化する物流ビジネスに柔軟に対応できる人材を育成するために、
- 海外の物流企業や国内の異業の会社との企業間留学
- 独立行政法人国際協力機構への派遣
があります。
そのため、物流業だけではなく、金融機関や各種メーカーなど数社に及び、本人の意欲や適性により1~2年の期間行われ、終了後はヤマトグループを客観的に見ることを目的としています。
そのほかに、グローバルな人材を育てるために以下の研修も実地されています。
- グローバルイングリッシュカレッジ
- 海外トレーニー制度
いずれヤマトグループの海外戦略を担う人材育成が目的とされ、若手社員を英語スキルの習得や海外の現地法人へ赴任させ、積極的に経験を積ませています。
ヤマト運輸の全社員が対象の満足創造研修とは
ヤマト運輸で行われている「満足創造研修」とは、チーム力を高めることを目的としており、毎年社員全員が参加しています。
ヤマト運輸は単に荷物の配送業務だけではなく、
- 決済業務や集荷
- サービスの説明
など、顧客のニーズに合わせてたくさんのサービスを提供することを事業としているため、サービスドライバーは
- 地域に密着
- きめ細かいサービスを提供
- 顧客が求めているニーズをダイレクトに汲み取る
などで新規の業務につなげています。
ということは、現場力が必要となり、この現場力を育てるために「満足創造研修」が実施されています。
この研修は、日々は地道な作業の連続であるサービスドライバーの仕事をマンネリ化を防止するために、「感動体験ムービー」の上映をし、自身の仕事の意義を再認識する機会を設けられています。
これは、社員が思わず涙する業務中の実体験のストーリーが上映され、ムービーを観ながら自分も似たような体験があると思い出してしまうように作られています。
また、この研修は国内だけではなく、中国やマレーシアといった海外でも積極的に行われています。
まとめ
ヤマト運輸の研修は期間も長く、なかなかひとり立ちできないという印象を受けたのではないでしょうか。
その理由は、ヤマト運輸は大手であることだけではないことと、ただ単に配達だけが業務ではありません。そのため、お客さまから求められる質の高いサービスに対応するために研修がしっかり行われているというようにも考えられます。
言い換えると、安心して仕事に従事できる環境が用意されているとういうことでもあるため、入社後はしっかりと新人研修を受けることで安心して働くことができるでしょう。
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