西濃運輸にノルマがあるのは本当?セールスドライバーの口コミも公開!
西濃運輸にはノルマがあるから苦労するという話を聞いたことがありませんか?
この記事では、体験談や口コミをもとに実際にどんなノルマがあるのか、セールスドライバーに求められる資質も含めて紹介します。
Contents
西濃運輸にはノルマがあるのは本当?
西濃運輸のセールスドライバーは「荷物を配達する」というメインの仕事の他に「ノルマ」があると言われています。
これは大きく分けると「物販ノルマ」と呼ばれる物を売るノルマと「新規荷主ノルマ」と呼ばれる新たな顧客を探してくるノルマです。
セールスドライバーを苦しめていると言われるノルマですが、まずはこれらについて紹介していきます。
物販ノルマとはどんな内容なの?
物販ノルマとはその名の通り、物を売るノルマです。主なものとしては「いよかんなどの果物」「お中元、お歳暮のギフトカタログ」などがあります。
これらでたいていは年に3回ほどあるとされており、営業所によってその金額が違うと言われています。以前に西濃運輸で勤務していた人からの情報では「基本1回のノルマが7万円、年で20万円ほど」となっています。
こういった物販ノルマは西濃運輸だけにあるものではなく、ヤマト運輸、福山通運、などでも同様にあるとされており、佐川急便は本業をメインで行うために実施されていないと言われています。
カタログギフトは西濃運輸と同じグループ会社のセイノー商事のものとされており、グループ内の売り上げを伸ばす一環として行われていることがわかります。
なかなか高額なカタログギフトでもあるのですが、その商品の評判はあまり良いことはなく、それがさらにこのノルマを苦しめている原因にもなっています。
新規荷主ノルマとはどんな内容なの?
新規荷主ノルマもその名の通り、新しい荷主を探すというものです。一ヶ月に最低一件というような目標が設定され、それが達成できるかどうかが見られるようになっています。
あちこちに知り合いがいて、その知り合いの顧客から新しい顧客を紹介してもらうという方式が多く、取引先とのコミュニケーションがどれだけとれているかが問われるノルマとなっています。
もちろん、仕事に慣れていて顔が広く、高いコミュニケーションを持っているドライバーの中には簡単にノルマを達成していく人もいますが、そういったことが得意ではないドライバーにとってはこちらも苦しいノルマとなっています。
西濃運輸のノルマ達成でメリット・デメリットはあるのか?
ノルマがあるのは間違いないようですが、ではそのノルマが達成できればどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、ノルマが達成できなければどのようなデメリットがあるのでしょうか。ここではそれらについて紹介していきたいと思います。
ノルマを達成できたらメリットはある?
まず目標として定められていた物販ノルマや新規荷主ノルマを達成すると、もちろん個人の評価査定が良くなります。これは給与や昇進にも関わってくるものですので、達成できるものであれば達成した方が良いでしょう。
また、支給されるボーナスにも大きく関係していると言われていますので、年収などにもダイレクトに響いてくると言えます。
ノルマを達成できないデメリットとは?
ノルマを嫌がる人は圧倒的に多いのが当然です。特に「配達が仕事」と考えているドライバーにとって「物を売る」というのが苦手という人が多くいるのも現実です。
過去には「ノルマが達成できるまで説教をされる」「達成できなかった分は自腹をきって購入する」「達成できなかった分は給料から天引きされる」「ボーナスがマイナス査定されて金額が大幅に減少する」といったことがありました。
しかし、「ブラック企業対策」「ハラスメント」という言葉が広く世間に知れ渡った現在にこのようなことをしていてはすぐに裁判沙汰になります。
そういった関係もあって、こういったノルマが達成できなかった場合のペナルティに関しては現在はかなり減少していると言えます。
それでもノルマ自体がなくなったわけではなく、トラックドライバーにこれらのノルマを課している運送会社はまだまだあるのが実態です。
直接的なペナルティが減ってきたとはいえ、ノルマがドライバーを苦しめているのには間違いありません。
西濃運輸の口コミで評判が悪いのはノルマが原因?
西濃運輸で働こうと思っている人がインターネットなどで口コミを検索していると過去のブラック体質なペナルティについて書かれたものが大量に出てくるために、今もそのイメージが強く残っている原因となっています。
もともとトラックドライバーの中には無口であまり人とコミュニケーションを取るのが得意ではないという人も多く居ます。
しかしこれらのノルマを達成するためには、積極的に配達先の人とコミュニケーションを取り、仲良くなった上でその人たちに物を売らなければいけません。これを嫌がるドライバーが圧倒的に多いのです。
実際に過去に書かれた口コミの中からそれらを抜粋すると、
- うちは10万のノルマ、毎回こんなに自腹を切っていられない
- 生ごみ処理機とか買わされたけど実際こんなの使わない
- 仲良くしている配達先の人に買ってくれなんてとても言えない
- 本業だけで忙しいのにこんなことしている暇はない
- 営業所長の説教が多すぎて辞めた
- うまく関係を築いていたのに物販の話をしたら急激に仲が悪くなった
- カタログの中に欲しいものがない
- 親戚や友達にお願いし続けるのにも疲れた
- まったくノルマが達成できないので常に自腹を切っている
というようなノルマに関しては否定的な意見しか出てこない状況です。中には「ノルマなんか無視している。給料を1円でも引いたら訴えると宣言している」という強者もいますが、やはりほとんどのドライバーがノルマに苦しめられていたことがわかります。
実際にこのノルマが嫌でドライバーを辞めたという人も多く、他にもノルマをドライバーに課している運送会社と合わせて「業界全体のドライバーの不足の原因の一つ」とまで言われています。
ではなぜここまで評判が悪いノルマをトラックドライバーにかけ続けるのでしょうか。答えは簡単で「儲かるから」です。西濃運輸のように荷物を運んで運賃を得ている運送会社が同じグループ内の商品を取引先に売れば、それはそのまま売り上げとなります。
極端な話、物を運ぶよりも物を売った方が儲かるということです。取引先に会いに行くのが配達をしているドライバーということになるため、トラックドライバーにノルマが課せられているのです。
まとめ
どういった会社でもノルマは存在しています。これらは高い営業力を持つドライバーであればそれほど苦戦せずに達成できるものかもしれませんが、こういった営業に自信がないというドライバーにとっては心配と不安の種でしかありません。
もし西濃運輸のセールスドライバーとして勤務しようとしているのであれば、自分がそれらの営業をこなせるかどうか、ノルマを達成できるかどうかを考えてから応募するというが良いかもしれません。