エンジンオイルランプ(警告灯)が点灯したときは油圧低下のサイン!原因や対策を解説!
エンジンが突然油圧低下したらびっくりしてどうしたらいいかわからないものですよね。
慌ててしまうと適切な対応ができない可能性があるため、前もってエンジンの油圧低下についての知識をつけておくと安心します。エンジンの油圧低下への正しい対応を見ていきましょう。
Contents
エンジンが油圧低下したらどうなる?
エンジンの回転中にオイルが油圧低下したら一体どうなるのかご紹介します。
警告灯が点滅する
エンジンの回転中にオイルの油圧が低下した場合にエンジンオイルランプ(警告灯)が点灯することがあります。
エンジンオイルランプが点灯するとオイル量の減少、オイルポンプの破損や摩耗など様々な原因が考えられます。
黄色の警告灯
表示灯のマークは国際規格で決められており、黄色のマークが表示されたら「注意」を意味し、緊急停車する必要はないものの、早めの点検が必要になります。
赤色の警告灯
赤の警告灯マークは「危険」を意味し、重大な故障をしている、もしくは重大な故障を引き起こす原因があることを意味しています。そのため、速やかに安全な場所に停車し、すぐに点検、修理が必要になります。
放置するとエンジンが焼けることも
エンジンの油圧低下は放っておくとエンジン内を十分に潤滑できなくなり、エンジン内部の圧力が低下して最終的にエンジンが焼きつく恐れがありますので、油圧低下に気づいたら早急に対応する必要があります。
エンジンが油圧低下する原因
エンジンの油圧が低下する原因は次の3つに分けることができます。
エンジンオイルの量が少なくなっている
エンジンオイルの量が少なくなり、オイルポンプでオイルを吸い上げられなくなると油圧が低下してしまします。
また、エンジンオイルは劣化が進んでもオイルを正常に吸い上げられなくなるため、油圧が下がる傾向があります。
オイルポイプが壊れている
オイルポンプ自体が故障していると、エンジンオイルを吸い上げることができないため、エンジンの油圧が低下してしまいます。
この場合は、エンジン内にオイルが全く循環されないため、運転を続けると最悪の場合エンジンが焼き付いてしまう危険性もあります。
刺激や摩擦によって正しく作動していない
オイルポンプがショックや摩擦で引っかかり正しく作動していないと、オイルを正常に吸い上げることができずに油圧低下を引き起こしてしまうことがあります。
エンジンが油圧低下した場合の対処法
では一体エンジンの油圧が低下した時はどのように対処すればいいのでしょうか?詳しくご紹介します。
安全場所へすぐに車を停止する
エンジンの油圧低下に気づいたらすぐに車を停車させてエンジンを切る必要があります。
しかし、慌てて急に止まったり、狭い場所に停車させると、接触事故などの二次被害を引き起こす場合がありますので、落ち着いて停まれる場所を探しましょう。
エンジンオイルを補給する
エンジンの油圧低下の主な原因は何らかの原因によってエンジンオイル量が減少している可能性がありますので、近くのホームセンターやカー用品店でエンジンオイルを購入し、補充してみましょう。
ロードサービスに連絡をする
もしエンジンオイルを補充してもエンジンオイルランプが消えない場合はこのままエンジンをかけて運転すると故障する可能性があるため、JAFなどのロードサービスに連絡をし、近くの修理工場にレッカーしてもらいましょう。
もしJAFの会員でなければ、有料になるため、その場合は任意保険のレッカーサービスに加入していれば無料でレッカーしてくれる可能性もありますので確認してみましょう。
エンジンを油圧低下させないために
エンジンの油圧低下は普段から定期的にメンテナンスや点検をしていれば防ぐことができますのでご紹介します。
普段からエンジンオイルの量をチェックする
エンジンの油圧低下はエンジンオイルがオイルポンプに届いていないことが考えられるため、普段からオイル量が適正かどうか確認しましょう。
オイル交換を定期的に行う
オイルの劣化で粘度がなくなってくるとオイルポンプが正常に吸い上げないことがありますのでオイル交換は定期的におこないましょう。
通常エンジンオイルは5000キロごとに交換すると言われているため、この数値を基準に管理してもいいでしょう。
メンテナンスや検査を活用する
定期的にオイルポンプのメンテナンスやエンジンからオイル漏れがないかの検査をおこなっていれば事前に不具合を発見できる可能性が高くなります。
その場合はディーラーや近くの整備工場に持って行き、見てもらいましょう。
まとめ
エンジンの油圧低下は放っておくと最悪の場合はエンジンが焼きつく恐れがあるため、早急に対応する必要があります。
また、普段から定期的にメンテナンス、点検を欠かさないことで、走行中にいきなりオイルチェックランプが点灯して慌てるといった心配がなくなるため、日頃からのメンテナンスを欠かさないようにしましょう。