運送会社でホワイト企業を見分ける方法とは?ブラック企業だけではない!
運送会社はブラックなイメージがありますが、ホワイト企業を見分ける方法を気になりますよね。
運送会社はブラックが多いとされている中、ホワイトな会社も存在しているので全てがブラックだと決め付けるのは得策ではありません。
きちんとブラックかどうか見極める方法があるので、今回はブラックの運送会社かどうか見極める方法をご説明しましょう。
運送会社がブラックと言われる理由
勤務時間が長い
運送会社がブラックと言われる理由の一つとして、勤務時間が長いことが挙げられます。
会社としては利益を出すために社員を働かせているので、自ずと作業の効率化よりも多くの荷物を配達してもらうために勤務時間を長く設定している傾向にあります。
社員にとっては休みもそこそこにかなりの時間を縛られることになりますし、疲れも出やすくなるでしょう。
荷物を配達しても終わらない現状が続くと、会社のために馬車馬のように働かされているような気分になるのではないでしょうか。
運送会社による事故などが目立つ
運送会社による事故が他の運送会社と比べて多いというのは、暗に運送会社がブラックだと暗示しているようなものかもしれません。
運送会社による事故が目立っているのは、荷物をひっきりなしに配達している社員の疲れが溜まっているせいでもあるでしょう。
社員は疲れが溜まっているにもかかわらず、十分な休憩時間も与えられないまま荷物を配達することになるので、それが運転に支障をきたす原因になると言えます。
一定の勤務時間でしっかりと休憩を取っていれば問題ないのに、それをやらないのはブラックだと思わせる原因と言われても仕方がありません。
給料が低い
あれだけ勤務時間が長く、多くの荷物を配達しているのに給料が低いというのはブラックな運送会社によくあるケースです。
会社は利益を少しでも上げるために勤務時間を長くしつつ、労働基準法に違反しない程度までギリギリの給料まで下げていることもあるでしょう。
そこまでされても社員として働かなければならないので、モチベーションがが上がらず、疲れた身体に鞭打ってまで荷物の配達を急かされることになる現状こそがブラックだと言われる理由です。
ブラックな運送会社の特徴
ドライバーやトラックの数が少ない
ブラックな運送会社の特徴の一つとして、ドライバーやトラックの数が少ないことが挙げられます。運送会社の求人情報を探している時にチェックしておきたいのが、ドライバーやトラックの数です。
ドライバーやトラックの数が少ないということは、それだけ一人のドライバーがこなさなければならないノルマが普通よりも多く、
しかも、できる限りトラックに荷物を積み込んで配達しているということでもあります。ドライバーやトラックの数が少ない運送会社に注意しましょう。
求人を常に行っている
運送会社がブラックかどうか見極めるためには、常に求人を行っているかどうかで分かります。
本当にホワイトな運送会社であれば社員にとって居心地が良く、働きやすいので滅多なことで社員が辞めないことから求人がほとんど行われません。
しかし、ブラックな運送会社は仕事のキツさや勤務時間の長さ、あり得ないノルマの量などの理由から社員がひっきりなしに辞める傾向にあります。
求人情報を探していて、しょっちゅう見かける運送会社が見つかったら要注意です。
直接雇用ではなく派遣や請負が多い
ブラックな運送会社の特徴には、社員を直接雇用するのではなく、派遣や請負が多いことも挙げられます。ホワイトな運送会社であれば社員が辞める可能性がほとんどないので、派遣や請負を利用する必要性がありません。
しかし、ブラックな運送会社は利益を出したい時に社員が辞めてしまうケースが多いので、派遣や請負を利用しないと利益を出すことができません。
求人情報を見ていて、派遣社員や請負でも募集している運送会社には十分に注意しましょう。
残業時間について明確に提示してくれない
ブラックな運送会社は勤務時間が通常よりも長くなりやすいだけでなく、残業時間も長い傾向にあります。
そもそも会社としては少しでも利益を出すために残業してもらうことが多く、それもいつまで残業すればいいのか時間が明確に提示されません。
残業代が出るならまだしも、残業代が異様に安く設定されていることもあるので、残業があったとしても残業時間がどれくらいなのか明確に提示されていない運送会社はブラックの可能性があるでしょう。
ホワイトな運送会社の特徴
長く勤めているドライバーが多い
逆にホワイトな運送会社の特徴は、総じて長く勤めているドライバーが多くいます。
ドライバーが辞めずに長く勤めているということは、運送会社の管理が行き届いており、社員やドライバーに配慮した体制が整っているからでしょう。
残業することがあっても残業時間が明確に分かっており、しっかりと残業代も出てきちんと休憩が取れるようになっていたりと、
ドライバーが無理なく気持ち良く働けるようになっているからこそ働きやすさを感じて辞めずに働き続けていると言えます。
トラックの清掃が行き届いている
トラックの清掃が行き届いていることも、ホワイトな運送会社の特徴の一つです。ブラックな運送会社はトラックの清掃を行う暇も与えてくれない傾向にあるので、荷物を積み込むトラックが汚いことがほとんどでしょう。
しかし、お客に届ける大事な荷物が汚いトラックに積み込まれてしまうのは、お客の信用を蔑ろにしていると言えます。
つまり、トラックの清掃が行き届いているホワイトな運送会社は、お客の信用を蔑ろにすることなく活動し続けていると言えます。
勤務時間を明確に提示してくれる
勤務時間を明確に提示してくれるのは、働くドライバーにとって大変ありがたいものです。
勤務時間を明確に提示するのは当たり前のように感じるかもしれませんが、ブラックな運送会社のように勤務時間が長くなりがちで残業時間も明確でないなど、働くドライバーを不安にさせてしまう運送会社も存在します。
そんな当たり前のことができてこそホワイトだと言えるので、職場を探す時は勤務時間が明確に提示されているかどうかをチェックするのが大きなポイントです。
古いトラックを使用していない
ブラックな運送会社は日夜トラックを酷使し続けているので、いずれ事故に繋がりやすくなってしまう危険性があります。
しかし、ホワイトな運送会社はトラックが古くなったまま使用する危険性を熟知しているので、古くなったトラックは使用しません。
すぐに新しいトラックを配備して安全運転をするように心がけているので、万が一にでも事故を起こす可能性を少なくしています。
お客の荷物を安全に配達するのはもちろん、ドライバー自身の安全にためにも古いトラックは使用しないようにしているのです。
ホワイトな運送会社で働くなら
数社で面接を受け比較する
ブラックな運送会社かホワイトな運送会社を見極めるためには、数社で面接を受けて比較する必要性があります。
面接時の対応によってブラックかホワイトか見極めることができるので、面接の際に様々な質問を行うのがおすすめです。
本当にホワイトな運送会社であれば様々な質問をされても丁寧に答えてくれますし、それこそ勤務時間や残業時間などを明確に教えてくれるでしょう。
もしもそこで言葉を濁したり曖昧な答え方をしてはぐらかすようであれば、ブラックの可能性があります。
トラックの車種やグレードを確認する
トラックの車種やグレードを確認する理由は、古いトラックを使っていないか、トラックが綺麗に清掃されているかどうかを見極めるためです。
トラックの車種が新しければ、古いトラックを使用せずに新しいグレードのトラックを使用しているでしょう。
しかし、トラックの車種やグレードを確認しても、まだ最新のグレードではなかったり、清掃が行き届いていない可能性があります。
運送会社にとってトラックは相棒のようなものなので、トラックの扱いがいいかげんな運送会社はブラックの可能性があるでしょう。
ネットで情報を得る
ホワイトな運送会社で働きたいなら、自分が働きたいと思っている運送会社の情報をネットで調べるのがおすすめです。
運送会社で働いている人の口コミや評判などを確認することで、ホワイトなのかブラックなのか見極めることができます。特に口コミや評判はそこで働いている生の声でもあり、今の現状を伝えています。
今の現状は運送会社の現状でもあるので、その人が働いている運送会社がブラックなのかホワイトなのかが判断できるでしょう。
まとめ
自分が働きたいと思った運送会社がブラックなのか見極めるには、その運送会社について調べることが大切です。
ドライバーやトラックの数が少なかったり、勤務時間や残業時間が明確に提示されていないなど、ブラックか見極める方法は多くあります。