配車業務とはどんな仕事内容?一日の流れや給料/平均年収を解説!
運送会社にとって運転手が重要であるのはもちろんですが、それ以上に円滑に業務を動かすために配車業務が非常に重要です。ちなみに配車業務が優れている企業は業績も上がると言われているくらい重要なポストなのです。
今回は物流に必要不可欠な配車業務にスポットをあてて、どんな業務なのかをわかりやすくお話いたします。
配車業務とは?
運送会社では毎日たくさんの荷物が行き交っていますよね。荷物の行く先は依頼主によって違います。西日本に運ばれるものがあれば東日本や北海道、海外へ輸送される荷物だってあるでしょう。
そんな行先がバラバラな荷物をどのトラックで運ぶかを決めるのが配車業務の仕事です。
簡単に業務の内容を説明すると、お客様からの荷物の配送の依頼があったら荷物をどこに運ぶのかを確認して、運ぶドライバーを決定して荷物を円滑に目的地に輸送するための司令塔の役割を果たすのがメインのお仕事です。
実際に荷物を運ぶ仕事ではありませんが、業務に支障が出ないようにするためには必ず必要になり、トラックなど車両が多ければ多いほど難しくなりますが、とてもやりがいのあるお仕事なのです。
配車業務の仕事内容
配車業務にとって最も重要な仕事はお客様に依頼された荷物が無事に目的地に到着する事です。そのためお客様との交渉をしたりドライバーに荷物の配送を伝えたり、とにかく朝から休む間もないくらい忙しいお仕事です。
企業の規模も関係ありますが、毎日多くの顧客と運転手との橋渡しをしている事によって、スケジュールを調整する能力が高くなります。また、お客様や運転手との交渉も毎日行わなくてはならないので、自然とコミュニケーション能力が身につきます。
荷物の多い時期には配送スケジュールの調整が難しい事もありますが、難しい中でも無事に業務を終える事ができた時には、他の仕事では味わう事ができなかった達成感を味わう事ができるのがメリットかもしれません。
ただし配車業務はお客様の要望に応えるためや、運転手の安全について考えなくてはならないので、かなり神経を使う仕事だという事は心得ておくと良いでしょう。
配車業務の給料
配車業務は運送会社の中でもとても重要かつ特殊なお仕事です。配車がうまくいかなければ会社の業績にも関わりますし、お客様にもご迷惑がかかってしまいます。
本当なら大変な仕事なので35万円以上お給料が欲しいと思う方も多いでしょう。たしかに企業の規模が大きければ30万円以上お給料が出るところもあるかもしれません。ですが平均すると18万円~25万円のところが多いようです。
前の章で説明したように、お給料は会社の規模や配車業務を行う人の経験や技術などにも左右されます。よりお給料の良い環境で仕事をしたいと思うのであれば、大きな企業を選ぶ事や自分の経験や技術をアピールしましょう。
また、配車業務の内容も企業によって違います。きっちり担当が分かれている場合と関連する業務を全て担当する場合では当然報酬も違ってくるからです。
配車業務が向いているのはこんな人!
配車業務はどんな人が就くのに向いているのでしょうか?業務の内容に合っているタイプ、そして配車業務をする事のやりがいについてをご紹介いたします。
配車業務のやりがい
配車業務のやりがいは、なんといっても自分の能力によって1日の業務がスムーズに行われる事でしょう。配車業務にはこれが良いという決まりがありません。
だからこそ、自分なりのやり方でお仕事を進める事ができるというのは良いですよね。毎日試行錯誤しながら業務を行う事でうまく仕事がまわっていけば、会社に貢献できるだけではなく自分自身のレベルアップにもつながります。
また、お客様にも満足いただける事によって、依頼が増えたりするとそこにもやりがいを感じられるようになるでしょう。例えばこれまでやりにくかった事があっても自分のやり方で改善できれば作業がスムーズになります。
それにできることが多くなり実益が増えたなど会社に貢献できたと認められれば、お給料のベースアップも目指せる可能性があるのも良いですね。
配車業務が向いているのはこんな人
とはいっても、配車業務はとても神経を使うお仕事です。業務の中には顧客との交渉を行わなければならない事もあるでしょう。しかもその仕事をドライバーに伝える仕事もしなくてはなりません。
なので、コミュニケーション能力が高い方に向いた仕事でしょう。もちろん卓越したコミュニケーション能力があればいいというのではなく、人と話すのが苦痛ではない人ならどなたでもできるお仕事かもしれません。
でもそれだけではなく仕事がスムーズに進むよう工夫できる方が向いています。その一つが臨機応変に動けるという能力です。突然の仕事が入った時に慌てず対処できると良いですね。
さらに常に改善が好きな人も向いているでしょう。責任感が必要な仕事なのは事実ですが、それ以上にチャレンジ精神がある方の方が向いているでしょう。
まとめ
今回は運送会社にとって重要なポジションの、配車業務についてご紹介いたしました。配車業務がどのくらい企業にとっても重要なのかや、いかに大変な仕事なのかわかっていただければ幸いです。
自分の能力を最大限に活かす事ができるお仕事でもあるので、もしも今現在運送会社で運転手をしている方の中で、自分も配車業務をやってみたいと思っている方は、どんどん恐れずにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。